令和2年第4回真室川町議会定例会(本会議)
            議 事 日 程(第1日目)

1.開会日時    令和2年12月9日(水)午前10時 開 議

2.開会場所    真室川町役場 議会議事堂

3.議事事件
               開 会 宣 告
               開 議 宣 告

日程第1 : 会議録署名議員の指名 (5番・6番)            

日程第2 : 会期の決定                         

日程第3 : 諸般の報告                         

日程第4 : 議案第53号 真室川町固定資産評価審査委員会委員の選任に同意
              を求めることについて             

日程第5 : 議案第54号 真室川町新型コロナウイルス感染症対策資金利子補
              給基金条例の設定について           

日程第6 : 議案第55号 真室川町路線バス設置及び管理等に関する条例の一
              部を改正する条例の制定について        

日程第7 : 議案第56号 最上圏域下水道共同管理協議会規約の一部変更につ
              いて                     

日程第8 : 議案第57号 町道西郡小国線新西郡橋補修工事変更請負契約の締
              結について                  

日程第9 : 議案第58号 令和2年度真室川町一般会計補正予算      

日程第10 : 議案第59号 令和2年度真室川町国民健康保険特別会計補正予算

日程第11 : 議案第60号 令和2年度真室川町後期高齢者医療特別会計補正予
              算                      

日程第12 : 議案第61号 令和2年度真室川町介護保険特別会計補正予算  

日程第13 : 議案第62号 令和2年度真室川町立真室川病院事業会計補正予算

日程第14 : 議案第63号 令和2年度まむろ川温泉梅里苑事業特別会計補正予
              算                      

日程第15 : 請願の紹介と委員会付託                   

日程第16 : 一般質問                          

令和2年第4回真室川町議会定例会会議録
招集年月日 令和2年12月9日(水)        第1日目
招集の場所 真室川町役場 議会議事堂
開会 令和2年12月9日(水) 開議 午前10時00分
出席議員 1番  佐藤栄子 2番  橋秀則
3番  佐藤成子 4番  平野勝澄
5番  菅原道雄 6番  外山正利
7番  欠 員 8番  大友又治
9番  佐藤一廣 10番  佐藤 正
11番  五十嵐久芳    
欠席議員  な  し
不応招議員  な  し
地方自治法第121
条の規定に基づき
出席した者の職・
氏名
町    長 新田隆治 副町長 保科孝宏
教育長 門脇 昭 総務課長 佐藤和弥
企画課長 加藤清美 建設課長 海藤直明
農林課長 斉藤克智 町民課長 佐藤洋子
福祉課長 柿崎隆志 会計管理者 永田浩美
教育課長 橋雅之 病院事務長 佐藤光宣
農委事務局長 斉藤克智 代表監査委員 鈴木謙一
農業委員会会長 橋清美  
職務のための出席者 議会事務局  佐藤信和   黒坂祐司
総務課  佐藤亮司   阿部一彦
会議録署名議員 5番  菅原道雄   6番  外山正利
散     会 午後2時10分

                                   (午前10時00分)
議長(五十嵐久芳) おはようございます。
    ただいまの出席議員は10人であります。
    定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第4回真室川町議会定例会を開会いたします。
    直ちに会議を開きます。

議長(五十嵐久芳) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
    会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において指名いたします。5番、菅原道雄議員、6番、外山正利議員の両名を指名いたします。

議長(五十嵐久芳) 日程第2、会期の決定を議題とします。
    会期日程につきましては、あらかじめ議会運営委員会に付託しておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。外山議会運営委員長。
議会運営委員長(外山正利) おはようございます。それでは、議会運営委員会における協議の経過と結果について報告をいたします。
    去る12月2日午前10時から302会議室において議会運営委員5人の出席の下、オブザーバーとして議長、副議長の出席を求め、説明員として総務課長を要求いたしまして議会運営委員会を開催をいたしました。本日招集されました令和2年第4回定例会の運営について協議をいたしたところであります。
    初めに、総務課長から提出議案等について説明を受け、会期につきましてはお手元に配付しております会期日程表のとおり、本日から11日までの3日間と決定いたしたところでございます。
    なお、このたび提出されます案件は、議案11件であります。
    案件の取扱いにつきましては、本日議案11件につきましては提案理由の説明をいただき、12月11日の最終日の本会議において審議をお願いをいたします。
    そのほか請願1件が受理されております。
    一般質問についてでありますが、今期定例会の一般質問通告者は4人であります。一般質問者について本日4人といたします。なお、質問時間は、質問、答弁を含めて1人45分としておりますので、よろしくお願いをいたします。
    以上、議員各位並びに執行部におかれましては、円滑な議会運営がなされるようご協力をお願いし、議会運営委員会における協議の経過と結果について報告といたします。
議長(五十嵐久芳) お諮りいたします。
    本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日より11日までの3日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
                (「異議なし」の声あり)
議長(五十嵐久芳) 異議なしと認めます。
    よって、本定例会の会期は本日より11日までの3日間とすることに決定いたしました。

議長(五十嵐久芳) 日程第3、諸般の報告をいたします。
    本定例会の説明員として、出席通知ありました一覧表の写しを皆さんのお手元に配付しております。また、町代表監査委員並びに農業委員会会長につきましても本会議全日程の出席要求をしておりますので、ご報告いたします。
    また、11月21日の第4回真室川町議会臨時会以降における私の日程報告と皆様方と私の当面の日程を別紙にまとめておきましたので、ご参照いただきたいと思います。
    そして、町監査委員より、令和2年11月の例月出納検査報告書が提出され、議長室にそろえておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。
    私のほうから以上です。
    執行部から報告事項はありませんか。新田町長。
町長(新田隆治) おはようございます。3点について報告をいたします。
    1点目でありますけれども、第22回米・食味分析鑑定コンクールにおきまして、釜渕1区の齋藤賢人さんが水田環境に特に配慮した栽培部門で特別優秀賞を受賞しました。今年は、静岡県小山町を会場にして11月27日から2日間の日程で無観客ということで開催されましたが、出品数4,755点の中から齋藤さんの栽培したコシヒカリが最終選考にノミネートされ、受賞に至ったものであります。誠におめでとうございました。
    2点目は、新型コロナウイルス感染症対策事業の実施状況についてであります。9月下旬に発行した50%のプレミアム付商品券につきましては、換金率が71%、金額で1,065万円となっています。次に、事業収入が30%以上減少した事業者に補助する町単独の事業者支援補助金は、法人28件、個人事業主84件の合計112件、1,382万円の申請があり、予算1,830万円に対して執行率は75.5%であります。感染症対策として店舗の改修や設備等の購入を行う事業者に20万円を上限に全額補助をする新生活様式対応支援補助金につきましては、71件、1,140万円の申請で、予算1,200万円に対して執行率95%となりました。新生活様式対応支援補助金につきましては、これまでの申請状況を踏まえまして、本定例会に補正予算を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。また、インフルエンザの予防接種の状況でありますけれども、65歳以上の方が1,600人、高校生から64歳までが958人、乳児から中学生までが372人の合計2,930人で、予算執行率としてはそれぞれ79.6%、53.2%、61.4%ですけれども、今年度に全年齢まで対象範囲を拡充したことにより、昨年度実績の2,289人を大幅に上回る接種者数となっております。全国的に感染拡大し、県内においても連日感染者が確認されている状況を踏まえ、繰り返し感染予防の周知、啓発を行うとともに、昨日閣議決定された国の経済対策などの情報収集に努めながら、今後も対策を講じてまいります。
    3点目は、役場新庁舎の完成記念式典であります。既にご案内のとおり12月27日の午前9時から役場新庁舎の完成記念式典、ささやかではございますけれども、実施させていただきます。年末の大変お忙しい時期とは存じますけれども、ご出席をいただきますようにお願いをいたします。
    今後でありますが、25日に秋山スキー場の安全祈願祭、仕事納めと仕事始めは12月28日、1月4日と、それぞれ例年どおりということの予定をしているところであります。
    以上であります。
議長(五十嵐久芳) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) おはようございます。私から5点ご報告申し上げます。
    1点目です。去る11月28日、山形県教育委員会主催の令和2年度郷土Yamagataふるさと探求コンテスト最終審査会が山形市内で開催され、真室川あさひ小学校チームが小学校部門で最高賞の大賞を受賞しました。学校や地域活動の中でふるさとについて学んだ成果を発表するこのコンテストには、県内の小学校、中学校、高校から91チームの応募があり、第一次審査を通過した9チームのうち、真室川あさひ小学校は伝統野菜の栽培と商品化に取り組んだ学習の成果を堂々と発表しました。今後広報等でも紹介させていただきます。
    2点目です。12月2日、まむろがわ大使であります落語家桂吉弥師匠をお迎えして、小中学生、児童生徒向けの落語教室を中央公民館にて開催いたしました。午前は小学生の部、午後は中学生の部、それぞれに一般開放も行いましたが、ユーモアがありながら話芸の深みを感じさせる吉弥師匠の落語に、参加者は大いに魅了されておりました。
    3点目です。このたび真室川ライオンズクラブから、教育振興、青少年育成の観点から青少年向け図書142冊の寄贈がありました。中央公民館玄関ホールに真室川ライオンズクラブ文庫コーナーを設置しておりますので、多くの方にご利用いただければと存じます。
    4点目です。今年度第2回目となる大人の社会科見学、真室川スタディツアーをオンラインで開催します。今月公開予定としております。テーマは伝承野菜と手仕事文化としておりますので、ぜひご覧いただきたくご案内いたします。また、今年度1回目の伝承芸能編が最上地区生涯教育推進協議会並びに自作視聴覚コンクール社会教育部門で最優秀賞を受賞しましたので、ご紹介いたします。
    5点目になります。最後になります。当町の昔話、昔語りなど口承文化の研究にご貢献いただいている町出身野村敬子氏らの著書「みんなで育む学びのまち真室川」、副題が「昔話を未来につなぐ」が先般出版されました。昨年度開催しました歴史民俗資料館企画展、生き続ける昔話展及び記念イベントの令和昔話ワールドの様子や町内の語り手との思いなどが紹介され、今後の継承の取組みに示唆を与えてくれる本となっております。図書室や学校等への配本を予定しておりますので、ぜひご覧いただければとご紹介いたしました。
    以上であります。

議長(五十嵐久芳) 日程第4、議案第53号 真室川町固定資産評価審査委員会委員の選任に同意を求めることについて

議長(五十嵐久芳) 日程第5、議案第54号 真室川町新型コロナウイルス感染症対策資金利子補給基金条例の設定について

議長(五十嵐久芳) 日程第6、議案第55号 真室川町路線バス設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議長(五十嵐久芳) 日程第7、議案第56号 最上圏域下水道共同管理協議会規約の一部変更について

議長(五十嵐久芳) 日程第8、議案第57号 町道西郡小国線新西郡橋補修工事変更請負契約の締結について

議長(五十嵐久芳) 日程第9、議案第58号 令和2年度真室川町一般会計補正予算

議長(五十嵐久芳) 日程第10、議案第59号 令和2年度真室川町国民健康保険特別会計補正予算

議長(五十嵐久芳) 日程第11、議案第60号 令和2年度真室川町後期高齢者医療特別会計補正予算

議長(五十嵐久芳) 日程第12、議案第61号 令和2年度真室川町介護保険特別会計補正予算

議長(五十嵐久芳) 日程第13、議案第62号 令和2年度真室川町立真室川病院事業会計補正予算

議長(五十嵐久芳) 日程第14、議案第63号 令和2年度まむろ川温泉梅里苑事業特別会計補正予算
    以上、11議案について町長より提案理由の説明を求めます。新田町長。
町長(新田隆治) 令和2年第4回真室川町議会定例会に提出いたしました議案11件について提案理由を説明いたします。
    議案第53号 真室川町固定資産評価審査委員会委員の選任に同意を求めることについては、本年12月20日で任期満了となります固定資産評価審査委員会委員に佐藤重孝氏を再任することについて同意を求めるものであります。佐藤氏の略歴を参考資料として配付をしておりますので、ご参照をお願いいたします。
    議案第54号 真室川町新型コロナウイルス感染症対策資金利子補給基金条例の設定については、山形県地域経済変動対策資金の融資を受けた町内企業の利子補給に要する経費の財源に充てるため、当該基金を設置するものであります。
    議案第55号 真室川町路線バス設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、役場前停留所を新庁舎に移転することから、路線バスの運行距離を変更するものであります。
    議案第56号 最上圏域下水道共同管理協議会規約の一部変更については、最上圏域下水道共同管理協議会の規約に定める関係市町村の負担割合の一部を変更するに当たり、地方自治法の規定に基づき、議決を求めるものであります。
    議案第57号 町道西郡小国線新西郡橋補修工事変更請負契約の締結については、設計数量の微増に伴う増額の変更契約を締結するに当たり、地方自治法及び町条例の規定に基づき議決を求めるものであります。
    議案第58号 令和2年度真室川町一般会計補正予算につきましては、第1表において既決の予算総額78億1,810万円に歳入歳出それぞれ2,550万円を追加し、総額を78億4,360万円と定め、第2表、債務負担行為では令和3年度から12年度までの地域経済変動対策資金の利子補給3,067万2,000円を設定いたします。
    歳出の内訳は、地方創生臨時交付金対象事業については、新たに3,331万7,000円を追加、既存の事業に681万2,000円を増額するとともに、事業の完了や決算見込みによりまして事業費を精査したところであります。
    お手元に新型コロナウイルス感染症対策の概要を配付いたしました。その中の新規事業について説明をいたしますので、5ページを参照していただきたいと思います。下から4段目の新型コロナウイルス感染症対策資金利子補給については、コロナ感染症の影響を受けた町内企業に対する町、県負担の利子補給として今年度分が298万1,000円、令和3年度から12年度までの債務負担に対応するための基金積立金が3,067万2,000円で合計3,365万3,000円。次に、大学生等までに1人当たり1万円の商品券を交付する子育て世帯・大学生等支援商品券発行事業が1,100万円、地区の会合時などに使用していただくように検温計や消毒液を現物支給する各地区新型コロナウイルス感染症対策経費が100万円、自費で行うPCR検査費用に1回3万円を上限に助成するPCR検査費用補助金が300万円、以上3点は町単独事業であります。その他8月臨時議会後の追加変更点などを赤書きで追記しておりますので、ご参照をお願いいたします。
    これ以外の歳出の内容としましては、5款労働費において産業振興条例奨励補助金1,000万円、6款農林水産業費では多面的機能支払交付金181万1,000円、7款商工費は梅里苑の立木伐採作業委託料415万5,000円、10款教育費では教科書改訂に伴う教師用教科書の購入費204万8,000円などであります。
    次に、議案第59号 令和2年度真室川町国民健康保険特別会計補正予算につきましては、既決の予算総額8,490万円に歳入歳出それぞれ60万円を追加し、総額を8,550万円と定めるもので、歳出の内容は国民健康保険基盤安定制度負担金68万円などであります。
    議案第60号 令和2年度真室川町後期高齢者医療特別会計補正予算については、既決の予算総額9,860万円から歳入歳出それぞれ130万円を減額し、総額を9,730万円と定めるもので、歳出の内容は高齢者医療システム改修委託料38万5,000円の追加と、後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金168万5,000円の減額であります。
    議案第61号 令和2年度真室川町介護保険特別会計補正予算につきましては、既決の予算総額11億4,200万円に歳入歳出それぞれ490万円を追加し、総額を11億4,690万円と定めるもので、歳出の内容としましては、介護保険システム改修委託料110万円と介護保険給付費準備基金積立金380万円であります。
    議案第62号 令和2年度真室川町立真室川病院事業会計補正予算につきましては、資本的支出の既決予定額1億2,720万円に450万円を追加し、補正後の予定額を1億3,170万円と定めるもので、支出の内容は健康保険証機能を付加したマイナンバーカードと支払基金等をオンラインでつなぐことにより、来院者の資格等を確認するシステムの導入費450万円であります。
    議案第63号 令和2年度まむろ川温泉梅里苑事業特別会計補正予算については、既決の予算総額5,610万円に歳入歳出それぞれ50万円を追加し、総額を5,660万円と定めるもので、歳出の内容は新型コロナウイルス感染症の影響による指定管理者の減収補填610万円と、梅里苑トイレ改修の不用額460万円であります。
    以上、ご審議方をよろしくお願いいたします。

議長(五十嵐久芳) 日程第15、請願第3号 「国に対し「消費税5%以下への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願について」の件に入ります。
    紹介議員より説明を求めます。平野勝澄議員。
4番(平野勝澄) それでは、請願第3号について説明を申し上げます。
請 願 書
    国に対し「消費税5%以下への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願について
    紹介議員 平野勝澄
    令和2年11月24日
              請願者
                住  所  〒996―0002 新庄市金沢2484
                氏  名  新庄民主商工会
                        会 長  安 食 輝 敏
                電話番号  0233―23―1800
    真室川町議会議長  五十嵐 久芳  様
    国に対し「消費税5%以下への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願について
   [請願趣旨]
    昨年の消費増税以降、日本経済は低迷しています。さらに、新型コロナウィルス感染症の拡大が追い打ちをかけ、多くの国民に影響が出ています。フリーランスや中小業者は事業の継続が困難になっています。極度に景気が悪化する中で、私たちの地域では廃業に拍車がかかっています。コロナウィルスの終息は見えず、第三波の襲来かと言われる状態が続いています。いま対策を打たなければ、さらなる廃業・倒産を招き、地域の雇用が失われてしまいます。
    緊急経済対策として、直接給付金などとともに、景気低迷の原因ともなった消費税の税率引き下げが大きな効果を発揮すると思います。世界的にもすでに多くの国が引き下げを打ち出しています。
    消費税減税を国が決断することにより、新型コロナの終息後も、生活必需品など、消費税負担を軽減して国民の購買力を高める景気策ともなります。
    日本国憲法は応能負担に則った税制の確立を要請しています。社会保障の財源は逆進性の高い消費税に頼るのではなく、集め方、使い方を広く見直すべきです。
    私たちは、住民のくらし、地域経済、地方自治に深刻な打撃を与えている消費税の税率を、5%以下へ引き下げることを強く求めます。
    以上の理由から、下記の事項が実現されるよう、地方自治法第99条の規定にもとづき国の関係機関への意見書提出を請願いたします。

   1、消費税率を5%以下へ引き下げること。
    以上でありますが、特段のご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、請願の説明とさせていただきます。
議長(五十嵐久芳) ただいま紹介されました請願につきまして、お手元の請願文書表をご覧ください。会議規則第92条の規定により、請願第3号につきましては総務文教常任委員会に付託いたします。

議長(五十嵐久芳) 日程第16、一般質問に入ります。
    一般質問は、配付しております一覧表の順といたします。
    なお、質問は真室川町議会運用例を遵守するとともに、再質問は質問席で行うことを許可いたします。
    順番に質問を許可します。2番、橋秀則議員。
2番(橋秀則) おはようございます。私は、8年間議員をやらせていただいております。今回のこの質問席がこの議場で最後の質問になるのかなというふうに考えると、非常に重い思いでございます。この庁舎は、昭和39年12月16日に祝賀会開催、落成式開催とありました。それから56年間、この町の未来を見据えて、執行部、また議員がここで議論を交わし、今日の真室川町があることに感謝を申し上げながら私の質問に入りたいと思います。よろしくお願いします。
    それでは、通告に従って質問をさせていただきますけれども、通告の時点と現在とコロナ状況について変わっている部分がありますけれども、その点についてはご理解お願いしたいと思います。
    1つ目、川を利用した観光を目指し、川の駅を設置してはどうか。世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、現在国内においては第3波が押し寄せ、国民を恐怖へ陥れています。国内、海外においてワクチンの開発が急がれ、ワクチンの有効性の臨床試験での確認が進められているようですが、時間がかかっています。長期化する新型コロナウイルス感染により、私たちの生活様式は変わり始めています。これまでの集団での行動は避けられ、少人数での活動や人と人との間隔が求められた生活になっています。国内の感染状況を見ますと、人口密度の低い県では感染者数が少ないことが分かります。国内で一番人口密度が低いのは北海道ですが、北海道は札幌市での感染が多く発生していますが、北海道以外では感染の最も少ないのが鳥取県で、人口密度全国37番目、次が秋田県で、これが35番目、次が山形県で、人口密度は42番目となっております。次が岩手県で、人口密度は46番目で、次が高知県、人口密度が44番目となっております。これから見て、これから人が流れてきやすい安全な県は鳥取県、秋田県、山形県が考えられ、中でも山形県は国内で温泉県として知られています。人はこれから入ってくると考えられます。当町はどう関わっていくべきか考えたとき、密にならない観光資源として川を利用すべきと考えます。当町には3本の1級河川があります。真室川、鮭川、金山川です。現在も多くの町内外からの方々が釣り等の川漁を楽しんでいます。町でもこれまで釣り大会を実施していますが、さらに大会を盛り上げ、町の活性化につなげていくべきと考え、次の件について町長に伺います。
    1、現行の釣り大会をバージョンアップする考えは。今、町で直接やっているのが渓流釣り大会があります。あとは、アユ釣り大会については漁協が主催で、町は協賛という形でやっておりますけれども、この辺を少し規模の大きな大会にしてはどうかという質問です。
    2つ目は、安全に釣りを楽しんでもらうために川マップを製作して、川遊びの便利を図る考えはどうかということです。
    3つ目は、防災センター周辺、今非常に整備されているわけです。ここをさらに川の駅と位置づけて整備する考えはどうでしょうかという質問です。
    よろしくお願いします。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) ただいま橋議員からのこの議場に対しての思いを述べていただきましたが、私も昭和54年に奉職以来、長年この庁舎にお世話になってきたところであります。特に総務課時代は議会事務局の併任職員として、この議場には長く勤務をさせていただいたというのがありますので、思いは同じものであろうというふうに思っているところでありますので、最後の一般質問等、やり取りが有意義なものとなりますように答弁をさせていただきたいと思います。
                (「答弁次第だ」の声あり)
町長(新田隆治) 有意義ということで、よろしくお願いいたします。
    では、1問目のご質問、川を利用した観光を目指し、川の駅を設置してはどうかについてお答えをします。1点目の現行の釣り大会をバージョンアップする考えはについてでありますけれども、本町では例年5月下旬から6月上旬に及位地区の河川を会場に、まむろ川温泉梅里苑が企画、実施する梅の里渓流つり大会と、8月の山の日に高沢、安久土地区から新町地区を流れる河川を会場に最上漁業協同組合主体の実行委員会で開催する真室川町アユ釣り大会、アユ釣り教室が実施されています。今年度の梅の里渓流つり大会でありますが、梅里苑の指定管理者が施設利用者拡大を図るための自主運営事業として開催する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったところであります。また、真室川町アユ釣り大会、アユ釣り教室は、感染防止対策を講じながら県内関係者に限定しての実施を予定し、昨年を上回る参加申込みがありましたが、開催直前の大雨による河川の増水のために、残念ながら3年連続の中止となったところであります。両釣り大会とも町内外からのリピーターが多く、参加申込みが年々増えつつある中で、やむを得ず中止になりましたが、さらに多くの方に楽しんでいただけるよう開催時期や方法などを主催団体と協議しながら実施をしてまいります。
    次に、2点目の川マップを作成し、川遊びの安全性や便利を図る考えはについてお答えします。川遊びといえば、老若男女の幅広い層で楽しめる川釣りが連想されますが、多くの方々が不要な外出や県をまたぐ往来を自粛されているとも思われます。新型コロナウイルス感染症の収束後に真室川町に観光に訪れていただけるような、地域資源を生かした情報発信と観光コンテンツの作成に今後も取り組んでまいりたいと思います。
    2点目は、真室川町歴史民俗資料館で開催された及位宿、中川木鈴、鮭延秀綱の事業や……
                (何事か声あり)
町長(新田隆治) すみません。これちょっと順序が間違っている。ちょっと休憩をいただいていいですか。
議長(五十嵐久芳) 暫時休憩します。
(午前10時35分)
                    (休  憩)
(午前10時36分)
議長(五十嵐久芳) 休憩を閉じ、会議を再開します。新田町長。
町長(新田隆治) 2点目の川マップのところからもう一度答弁をさせていただきます。
    2点目の川マップを作成し、川遊びの安全性や便利を図る考えはについてお答えをします。川遊びといえば、老若男女の幅広い層で楽しめる川釣りが連想されますが、最上地域の商工会や商工会議所、観光関連団体、行政機関等で構成される最上地域観光協議会がもがみ・川釣りマップを作成、配布をしており、最上管内3つの漁業協同組合エリアにおける漁場、周辺の宿泊施設の紹介などが掲載され、観光誘客の役目も果たしています。発行から13年が経過し、当時と状況も変わってきていますので、マップの更新について関係機関と調整を進めてまいりたいと思います。
    次に、3点目の防災センター周辺を川の駅として整備する考えはについてお答えをします。川の駅と類似の施設として、国土交通省が登録する道の駅がありますが、道の駅には車の利用者が立ち寄る施設として24時間無料で利用できるトイレや駐車場などの休憩機能、道路情報や観光情報などの情報提供機能が求められています。川の駅が整備されている事例を見ますと、道の駅と同様に、ある程度の交通量がある川沿いの道路脇に整備されることが多く、民間事業者の運営によりレジャー施設や飲食店が併設され、自然や歴史なども学べる憩いの場として利用されているようであります。議員ご提案の場所は、1級河川沿いで堤防付近の用地も含め国直轄で管理をされており、付近に設置されている防災センターは、国と町が共同で管理をしている施設であります。防災センターは、平常時には河川等に関する情報発信、スポーツ、レクリエーションの場、地域の方々のコミュニティー施設、各種イベントの開催など、交流の場として利用されておりますが、有事に備え、土砂やコンクリートブロックなどの水防資材を備蓄しており、洪水などの緊急時には備蓄資材を使って迅速に復旧作業を行ったり、ヘリポートを使って防災ヘリによる水防資材の搬出入や救急患者の搬送を行うなど、その名のとおり防災の拠点施設としての機能を果たしていただかなければなりません。また、病院及び老人福祉施設に近い場所にあることから、誰もが24時間利用できる施設を新設すると、入院患者や入居者の安静や安眠に支障を来すことが想定をされます。加えて、この地域はハザードマップで洪水浸水想定区域に位置しており、春から秋にかけての釣りシーズンにおいては、ゲリラ豪雨など想定外の降雨量により河川が増水し、整備した施設が浸水の被害を受けるおそれがあるほか、釣りのオフシーズンである冬期間は利用者の減少が危惧されます。これらの要因を総合的に考えると、防災センター周辺への新たな観光施設の整備は困難であると考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
議長(五十嵐久芳) 橋秀則議員。
2番(橋秀則) 町名に真室川とついております。この真室川という由来をちょっと調べてみました。いろんな説がありますけれども、ネットで検索して一番最初に出てくるのが真室川町、山形県北部に位置する町で、真室の真はさんずいへんに間と書いて「ま」と読む同じものであると。これは、船の港、船着場を意味するとあります。そして、室については、そこに戯れる人々、また村という意味というふうに書いてあります。町名が真室川町で、その由来が川港、船の船着場ですから川港です。そういう町でありながら、やはり今まで川に対するその取り組み方がちょっと足りなかったのかなというふうに私は感じたもので、今回この質問をさせていただいているわけであります。
    また、この金山川、真室川、また鮭川、これかつては鮭川は大沢川で、真室川はある部分からは塩根川という川名でありました。これが今現在は鮭川、真室川、金山川で、3本とも1級河川ということになっております。ならば、真室川はどのぐらいの長さがあるのかなと。35.6キロメートルとされております。そして、その水源の標高の高さは1,077.7メーター、これは黒森山山頂だと私は判断しますけれども、ここから鮭川と合流するまでの35.6キロメーター、この間にはいろんな歴史もありますし、またそこに根づいている生活もあるわけです。例えば塩根温泉というものが昔ありました。普通に聞くと、これは塩根川にあった温泉なのかなと、やはり町民の方はそう思う方が多いと思われます。しかし、これは川ノ内の荒床地区の川向かいにあったと、昭和12年、13年頃にここに温泉宿ができて、結構繁盛したという記録も残っています。そういう面から、この川名が変わったことを今さらどうということではございませんけれども、せめてこの町名のつく真室川で町の真ん中を走っている川、これを生かして、やはりこの町づくりというものはできないものか。
    塩根川の源流でしたら、黒森山の中腹に水がこんこんと湧き出ている風光明媚なところがあります。下は岩になっておりまして、私写真そこで何枚か撮ったことありますが、私は多分あそこが。山頂に行ったって水は流れていません、常に。雨でも降れば流れるわけで、常に水が出ているのがあの場所かなと。ならば、あそこに真室川源流というようなことも必要ではないかなと考えております。そういうものをやっぱりマップに下ろして、そして各そういう文化財的なものもやはり知ってもらう。ただ、ここにはイワナがいるよと、この辺からはアユがいると、あとトイレの設置も、そういうのも整備していく。今回は川の駅ということで質問しているわけでございますけれども、川の駅というものは、そうしたら真室川のこの船着場はどこにあったのか。昔のコメリと木ノ下橋の中間辺りというふうに私は認識しております。ならば、あそこから新橋通まで、確かに町長の答弁に病院もあるし、国交省の土地でなかなか大変かもしれませんけれども、その旧コメリの辺りから新橋までをやっぱり整備して、ここ桜街道で、たしか55本ぐらいの桜も植えてありますし、非常にきれいなところです。早朝はハクチョウが川に止まり、非常に野々村ため池に匹敵するようなきれいな場所になっております。そういう意味からも、町長答弁ではこの防災センター周辺はまず無理という答弁でありましたけれども、何らか、あのぐらい整備をされているので、もう少し形を変える、トイレを整備する、そしてあそこを拠点に、この今やっている、残念ながら3年連続の中止となっておりますけれども、この大会をもう少し盛り上げて、あそこを会場に、漁協の協力も得ながらできないものか、再度質問します。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 川の由来について随分詳しく調べていただいたようでありまして、私も、今の真室川小学校の校歌の歌い出しは塩根の川ということで、私どもの年代ですと、やはりあの辺は塩根川という認識がいまだに強いというふうに思っているところであります。隣が金山川と。合流してからが真室川かなという当時の思いでありましたけれども、やはり国交省の整理の都合上と申しますか、河川を管理するための区間設定というようなことで、名称が多分変わったのではないかと想像しているわけでありますけれども、やはり昔から2本の川、あとは大沢のほうから流れている川があって、密着した生活は当時からあったというふうに思っています。なかなか今個人でアユとかする方がちょっと減っているという漁協さんのお話もありますけれども、やはり今、川は危険だというようなことばかり、小中も含めて川での遊泳はもう既に行われなくなってから久しいわけでありますけれども、やはりそういった自然に親しむという箇所、それは神室少年自然の家等で泡の滝近辺でありますとか、危険性のあまり少ないところでそういう川に親しんでもらうような事業はやっていただいているところでありますけれども、やはり気軽にちょっと行ってみるかとか、芋煮会的なものというようなことでの親しみというのはまた別にあってもいいのではないかなとは思っています。
    ただ、常設的な施設となりますと、やはり増水等あって、例えば舟形町さんでもあれだけ大丈夫だろうなとはた目から見て思っていたところでも全部流されてしまうというような今般の状況でありますので、あそこはそうならないように全部アスファルト舗装を改修したようであります。あそこまではいかなくとも、形状はなるべく変えることなく、国交省とのお話合いの中で、憩いの場とできるような、散策も含めた、今ちょっと散策路みたいなものはありますが、管理というかなかなか、草刈りが年何回ぐらいですか、2回ぐらいではないのかなというふうに思っています。やはりあそこをたまに通りますと、散歩されている方もいますし、また時期になりますとアユ釣りに来られる方が堤防沿いの道路及びあずまやなどを利用していられるようでありますので、そういった時期、時期に合わせた常設にないものというふうな形で工夫ということは可能であろうかなと思います。ただ、こちらで用意したものをそのまま使っていただけるということはないと思いますので、漁協さんとか、あと梅里苑を利用されている、梅里苑の釣り大会に参加される方について、夜交流会を私も何回か、2回ぐらいだったか参加させていただいて、うっかりすると地元の方より川の状況をよく知っているというような方もいらっしゃいますので、そういった方々の意見を聞くとかして、漁協主体、ある程度は漁協に主体性を持っていただく必要があると思いますけれども、それを含めた中でちょっと交流というか、意見を聞いてみたいなと思っているところであります。
議長(五十嵐久芳) 橋秀則議員。
2番(橋秀則) ぜひ町長の答弁にあるとおり、この町内の利用者というよりも、この訪れる方々もったいないのです。アユ釣りに来た方では河川敷にテントを張って、10日以上も住み込みというか、そこでアユ釣りをして楽しんでいる方もいるという話を伺っております。令和2年度の漁業組合の総会資料を見てみますと、遊漁料というのが大体アユ年券、大体ではないです。この数字、アユ年券80、雑魚券45、雑魚日券223、アユ日券471、これ漁協で年間通してどのぐらいの人数かというのは分からないそうですけれども、やはりこの券というものはかなりの数、600名、700名に販売していると。年券は年に何回来るか分からないということもありますけれども、8割ぐらいは町外の方、町内でこの釣りを楽しむ方は大体漁協の組合員なので、券は購入しない。なので、町内で券を買っている方は2割ぐらい。そうした場合、やはり500人近い方がこの漁業券を買って、当町の川、これ申し上げておきます。鮭川、金山、戸沢、真室川が入っての漁業組合なので、これは全部真室川とは限らないと思いますけれども、そのぐらいの方が訪れている。
    それでは、魚の量はどうなのかということをちょっと調べてみました。ちょうどこの庁舎が開庁された頃、昭和40年の資料がありました。この漁獲量、このとき放流もしていたようです。サケの放流が40キロで、取れ高が737.5キロ、マスは放流なしで170キロ取れましたと。アユについては放流が320キロで、550キロ取れました。オイカワ、放流なしで160キロ、ハヤ、放流なしで1,500キロ、コイ、放流なしで35キロ、フナ、放流なしで35キロ、ウナギ、40キロ放流して90キロ漁獲量で、イワナについては放流なしで400キロ、ヤマメは放流なしで260キロ、カニ、放流なしで70キロ、カジカにつきましては放流なしで3,000キロ、ナマズが450キロで、トータルで7,537.5キロの漁獲高が資料に残っておりました。これは多分町内だけのものだと思いますが、これは真室川町漁協組合調べとなっています、昭和40年。ここに鮭川と金山が入っていたかどうかはちょっと分からない部分がありますけれども。
    令和2年の総会資料の漁獲高を見てみますと、トータルで7,334.6キロ、あまり変わらないのです。私びっくりしました。かなり落ちているのかなと思ったら変わっていない。しかし、魚の種類については大幅に変わっております。カジカなどはゼロです。イワナもかなり、真室川町は30キロ、ヤマメも25キロ、アユが1,825、このトータル、さっきから言っていますけれども、鮭川、金山、戸沢を合わせてですので、こっちが町だけだとすれば、落ちてはいるということになりますけれども、この漁協の資料によりますと、ほぼ変わらない。でもアユが非常に増えている。こういう数字を見た場合、やはり渓流釣りにメインを置いて観光というのも考えられるけれども、アユ釣りを増やしていけば、護岸工事もされていますし、安全な川となっております。ぜひこの小国川のアユ釣りに匹敵するような大会を開催できればなと。そのためには、漁協の関係者の話を聞くと、やはりトイレとか、水屋とか、そういう設備が舟形には一ノ関にあります。やはり町長が答弁してくれましたように設備が必要です。それと併せて、釣りはしないけれども、キャンプ等を楽しんでいる方も河川敷でいるので、ぜひこれはこういう面でできるところから手を入れていくべきと考えますが、町長、もう一度答弁お願いします。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 随分詳しい資料をありがとうございます。後でいただければ大変参考になります。この辺、最上漁協の第3区と言われていて、どの辺からか定かでないのですけれども、ちょっと今年は総会がなかったようでありますので、内容については今お聞きしたところであります。最上小国川というとやはりメジャー、どちらかというと、そういうようなところでありまして、聞くところによるのですけれども、町内には各釣具のメーカーのテスターとかインストラクターという方がいらして、その方を主体につてのほうで真室川に釣りに来ているというのは結構おられるという話を聞いたところです。ちょっと話を聞くと、そういうメジャーなところもいいのだけれども、真室川みたいに穴場スポット的というのですか、というところがよくて来るのだという話も聞いているところでありますので、その辺の川の魅力というのはそれぞれ違うと思います。やはりこの辺は水量が随分変わってきておりまして、今あるごみの捕捉施設、あれもなかなか毎回いろいろなことがあって、我々も国交省の鮭川さんとか新庄さんと合同の会議があるときに、あそこのごみ捕捉施設の改良、改修についてお願いをしているところでありますけれども、なかなか現状を拡張していくというのは非常に難しいようでありまして、若干下の流れをちょっと変えていただきたいとか、そういったような形で、釣りということではないのですけれども、魚の生息域を確保ということにつながるようにお願いをしているところであります。
    ちょっと大きな舟形、最上町瀬見ですか、あそこについてはなかなか難しい状況で、逆に川の駅から道の駅に今しようという最上町の運動もあるようでありますので、ああいった風光明媚プラス水量が豊富というようなところは真室川にはなかなかない箇所もありますけれども、その辺は素人目でありますので、先ほど申し上げましたように漁協さんとして、組合員数も減っているという中で、漁協のこれからの維持についてどのように考えているのかということを素直に聞いて、もし町としてタイアップとか支援とかできるのがあって、その成果がある程度見込めるというものについては協力できるところがあろうと思いますので。あとはキャンプ等についても、なかなか宿泊施設への利用というのはなくて、皆さんワゴン車とかRVで、車で寝泊まりをしてやられているようであります。でも、材料はお店屋さんから買っているのだという話を聞いておりますので、しかしながらトイレ等はどういうふうにされているのかなとちょっと気になるところもあって、そういった少し実態もつぶさにちょっと把握をしながら、漁協さん、町単独というわけにはいきませんので、漁協のほうとこれからの、繰り返しになりますけれども、体制の維持ということについて協議できる場があればお話をしていきたいというふうに思っているところであります。
議長(五十嵐久芳) 橋秀則議員。
2番(橋秀則) 2つ目の質問に入ります。
    まちなか図書館の利用拡大を図るために。町は今まちなか図書館構想委員を配属して取り組んでいますが、どのような計画を練っているか分かりません。コロナ禍の中で今までの図書館とは違った形が求められるのではないでしょうか。やり方によっては読者増加につなげていく可能性もあると考えます。町民が読書することでストレスが解消されたり、創造力が磨かれ、仕事や日常のヒントをもらえる、また視野が広がり知識が増える、心豊かな町民の育成には私は読書がとても効果的であると考えます。そこで、教育長に伺います。
    1つ、図書有効利用のために、移動図書または本の貸出し出前などを行う考えはありませんか。
    2つ目、作家を招いてのトークショーの開催などをやってはどうですか。
    3つ目、読書感想文のコンクールを開催し、読書の町づくりを推進していく考えはどうですか。伺います。
議長(五十嵐久芳) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) 橋秀則議員の2問目のご質問、まちなか図書館の利用拡大を図るためにについてお答えします。
    1点目の図書有効利用のために、移動図書館または本の貸出し出前を行う考えはないかについてお答えします。教育委員会では第1次真室川町教育振興計画に基づき、町民の誰もが気軽に読書に親しめる町の図書環境の在り方について検討するため、昨年度まちなか図書館構想検討委員会を設置し、13名の委員の意見を基に、まちなか図書館構想を取りまとめました。構想では「人を育て 人をつなぐ 真室川らしい学びの環境づくり」を基本理念とし、その中で、議員ご指摘の、誰にでも、どこにいても本に手が届く移動図書館の導入についても位置づけているところであります。また、平成29年5月策定の真室川町子ども読書活動推進計画では、子供一人一人が自主的に読書に親しむことができる環境づくりを総合的に進めていくことを目的に、社会全体での読書活動の推進、子供の読書活動を支える環境の整備、読書活動の意義への理解の促進などの3つの方針の下、子育て支援センターや保育施設、学校、家庭、地域、中央公民館図書室など、関係団体や機関、施設ごとに推進策の方向や具体的な取組を掲げ、取り組んでおります。
    中央公民館図書室を所管する教育委員会では、まちづくり出前講座の中に、要望に応じて図書を選書して出張貸出しを行う出前図書館のメニューを設け、住民団体の方などに利用をいただいており、また遊びの広場など親子が集まる場所に絵本を持って出向き、読み聞かせ講座や本の貸出しを行う取組も行い、移動図書や団体貸出し、利用相談など、町民の皆さんが本に触れやすい、利用しやすい環境に努めてまいりました。また、今年度初めての取組として、10月に真室川古本市を開催し、中央公民館図書室の古くなった本のリサイクルや町民による古本のフリーマーケットなどを行いました。当日は150名ほどの方にご来場いただき、本と人との出会いを楽しむ機会になったとともに、11月には図書室除籍本を町内公民館分館でリサイクルしていただく機会を設けており、本の有効活用につなげていきたいと考えております。今後とも町民が本に触れ合い、親しむ機会を設けるとともに、子供から高齢者まで、誰でも気軽に本を手に取ることができる環境づくりに向けて取り組んでまいります。
    次に、ご質問2点目の作家を招いてのトークショーの開催などの考えはについてお答えします。まちなか図書館構想では、町民の皆さんが本に関心を持つような講演会等の開催についても方策の一つとして位置づけました。作家を招いてのトークショーについても、住民が本に関心を持つきっかけづくりとしては有効な手だてであると考えております。現在まちなか図書館構想の実現に向けて、まずは読書推進活動の中心となる住民グループづくりや、本が好きな人を増やす取組を進めており、これまでも真室川古本市の開催に当たっての実行委員会への協力やボランティアの図書サポーターによる図書整備など、行政だけでなく、町民の方々との協働活動を進めてまいりました。ご質問のありましたトークショーの開催につきましても、どのような方をどのような時期に招くかについて、今後読書推進活動や本が好きな人を増やす取組の一つとして、企画段階から協働の視点で検討していきたいと考えております。
    最後に、3点目の読書感想文コンクールを開催し、読書の町づくりを推進していく考えはについてお答えします。本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図る目的で、全国で多くのコンクールが開催されております。小中学校の児童生徒は、夏休みの宿題の定番として読書感想文に取り組んでおり、中でも国内で最も有名な青少年読書感想文全国コンクールは、全国学校図書館協議会などの主催、内閣府、文部科学省の後援によるもので、町内小中学校でも意欲的に取り組んでいるところであります。このほか出版社や研究機関、自治体主催のコンクールも多くありますが、県内ではYBC読書感想文募集「本の森たんけん」に多くの応募があり、小学生から高校生だけでなく、家族の部なども設けられたものとなっています。今年度は、町内小学生が低学年の部で入選1名、高学年の部で佳作1名の成績を収めています。しかしながら、学校の児童生徒に対しては、読書感想文だけでなく、様々な作品応募案内、要請が各所からあり、負担になっていることが否めない状況でもあります。ご質問の読書感想文コンクールの開催でありますが、県内においては公立図書館主催のコンクールが開催されている例があるものの、当町においてはコンクール応募を支援したいと考えており、中央公民館でも大きなコンクールの課題図書を展示し、紹介しております。児童生徒や一般の方においても、全国的、全県的なものにぜひ挑戦していただき、読書を通して知識や教養を高め、学びの充実を図っていただきたいと考えているところです。
    現在図書の整備を進めており、蔵書検索や事前予約ができる図書貸出システムの導入に向けた準備をしております。引き続きまちなか図書館構想の基本理念、「人を育て 人をつなぐ 真室川らしい学びの環境づくり」を進めてまいります。
議長(五十嵐久芳) 橋秀則議員。
2番(橋秀則) 実施されているという部分が非常に多く答弁にありましたので、よかったのかなと思っているところでありますが、やはり小中学生だけではなくて、大人の感想文とかやって、町では中川木鈴の版画展が非常に大きくなっております。あのような形で感想文の大会をやったら、またこれは面白いのではないかなと考えるところがありますので、ぜひ検討していただきたいと思います。
    私のような者がこの図書にこだわるのは、私は、ご存じのとおり、塩根川の奥の中ノ股の一軒家で生まれ育ち、テレビも小学校4年生ぐらいまで映りませんでした。学校に行って同級生とテレビの話をしたときに、私はその番組の内容の話についていけず、うちに帰ってきて祖母にそのことを言ったら、祖母が本を買ってきてくれました。それは「巨人の星」というものです。私は、その「巨人の星」を読んで、そしてそのテレビより前に進むことができたのです。学校に行って今度は、「次は、あの消える魔球が今度はできたんだぞ」と言うと、「何、秀則、うそだべ」と。ところが、私は本で原作のほうを見ているので、そのとおりになるわけで、私は、あっ、本って面白いな、私の読書の始まりはそこからです。年間に大した本は読んでいませんけれども、ぜひやはり読書のよさを町民に広げていきたいなと思う思いでこの質問をさせていただきました。
    以上で私の質問を終わります。
議長(五十嵐久芳) 引き続き、一般質問を許可します。1番、佐藤栄子議員。
1番(佐藤栄子) 通告に従いまして、次の質問をさせていただきます。
    1番、真室川町のこれからの観光振興と地域経済について伺います。新型コロナウイルスの感染状況は、現在に至っては国によるGo To トラベルやGo To イートなどが一因とされる第3波のコロナ禍が押し寄せ、国内、県内とも新規感染者や重症者が増えております。また、新型コロナウイルスの感染予防対策のための入国規制により、インバウンド関連の観光需要の減少などもあり、旅行業、宿泊業、飲食業などの観光関連産業を中心に、営業の自粛などを続ける事業者が出ております。その中で、移住、定住なども加味しながら自然と歴史、農林水産業などを含めた体験型の国内旅行が見直され、旅行者が求める観光の内容が一層変容していくものと考えて、次の2つの質問をいたします。
    (1)、新型コロナウイルス感染症拡大の最中にあっても、またポストコロナを見据えて当町が持つ地域資源を観光に生かす手だては何か。これを町長にお願いします。
    2つ目、真室川町歴史民俗資料館で開催された及位宿、中川木鈴、鮭延秀綱の事業や、その他各地域に残っている巨木、山などの観光資源の開発などを地域経済の活性化につなげていく考えは。町長と教育長さんにお願いしたいと思います。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 佐藤栄子議員の1問目のご質問、真室川町のこれからの観光振興と地域経済について伺うについてのお答えをします。
    1点目の新型コロナウイルス感染症拡大のさなかにあっても、またポストコロナを見据えて当町が持つ地域資源を観光に生かす手だては何かについてでありますが、山形県ではおもてなし山形県観光条例に基づく観光立県を実現するため、山形ならではの魅力的なツーリズムを提案し、観光客の満足度を向上させ、喜んでお金を使っていただく稼ぐ観光地域づくりを推進することとしています。最上管内においても、行政機関と地域の観光関連団体等で構成する最上地域観光協議会において、ユーチューブチャンネルの創設や新しい観光コンテンツの作成に取り組むこととしています。町独自の観光資源を活用し、管内市町村、関係団体との連携事業により、効果的な情報発信、戦略的な観光売り込みの強化、ウィズコロナにおける受入れ体制の整備を行うことで、観光振興と地域経済活性化に、より相乗効果が現れるものと考えます。
    本町においては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から各イベントが相次いで中止となっていますが、教育委員会が企画したオンラインでも参加できる大人の社会科見学、真室川スタディツアーを始め、開催中止となった真室川音頭全国大会の代替事業として実行委員会が企画した真室川音頭動画を作成し、町の地域ポータルサイトでの配信を行い、インターネットやSNS等を活用した情報発信を強化しているところであります。4月の緊急事態宣言発出以降、また現在の感染拡大の局面においても、多くの方々が不要な外出や県をまたぐ往来を自粛されているものと思われます。新型コロナウイルス感染症の収束後に真室川町に観光に訪れていただけるような、地域資源を生かした情報発信と観光コンテンツの作成に今後も取り組んでまいります。
    2点目は、真室川町歴史民俗資料館で開催された及位宿、中川木鈴、鮭延秀綱の事業や、その他各地域に残っている巨木、山などの観光資源の開発などを地域経済の活性化につなげていく考えはとのご質問であります。教育委員会に関連する部分がありますので、最初に私からお答えし、その後に教育長が答弁をいたします。
    歴史民俗資料館において企画、展示されるものは、どれもが町の誇る先人たちが築き上げてこられた歴史と伝統文化が受け継がれたすばらしい財産であります。中でも郷土の英傑、鮭延秀綱公については、最上義光公の重臣として活躍し、最上家改易後に幕府の老中、土井家預かりとなったご縁で、茨城県古河市と姉妹都市として交流を深めているところであります。このたび激動の戦国時代を生き抜いた鮭延秀綱公の波乱に満ちた生涯を題材として、当町出身の黒坂和弥氏の原作を元に、日本講談協会会長の神田紅氏のご協力を得て、新庁舎落成記念としてまむろ川講談会を開催することとし、町の文化芸術面での観光情報発信に取り組んでおります。また、各地域に残っている巨木、山などの観光資源の開発という点については、林野庁が国有林内に生育する巨木の中から知名度、希少性、樹高、幹の太さなどを基に100本を選ぶ「森の巨人たち百選」に本町の巨木、女甑の大カツラ、滝の沢の一本杉の2本が選定をされております。町の観光名所としての資源活用のため、女甑の大カツラについては、山開き事業として大カツラの前で奉納番楽を鑑賞し、甑山の登山、トレッキングを楽しむといった事業を実施してまいりました。平成30年8月の豪雨災害により前森山林道が崩落したため、車両通行不能となり、事業を中止しておりましたが、国有林及び林道を管理している東北森林管理局へ早期復旧を要望し、今年度中に復旧する見通しとの連絡を受けておりますので、来年は実施をしていきたいと考えております。
    このほか、やまがた百名山に選定されている甑山と加無山、また里の名水やまがた百選に選定された甑山の大清水など、当町には豊富な観光資源が存在しております。この貴重な巨木、山の観光資源をPRするための取組として、2つの観光ボランティアガイド団体が巨木を巡るトレッキングコースの案内、自然体験案内として山の資源を活用し、貴重な材料を使ったつる細工制作体験などの指導、また小学生向けの自然学習体験事業などに取り組んでおります。最上管内の観光関連団体、行政機関などで構成される最上地域観光協議会においても、最上地域の魅力を案内する観光ボランティアガイドの募集を行いながら、最上地域の伝承野菜などの食、巨木、祭りなどの豊富な観光資源で観光客のおもてなしを行うこととしております。特に令和3年度は東北デスティネーションキャンペーン、最上三十三観音のご開帳、東京オリンピック・パラリンピックが予定されていることから、この機を逃さず、ネームバリューを最大限生かし、関係団体と連携をしながら観光誘客を図り、地域経済の活性化に結びつけてまいりたいと考えております。
議長(五十嵐久芳) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) 歴史民俗資料館企画展に関するご質問ですので、私からも答弁いたします。
    教育委員会では、第1次真室川町教育振興計画に、感性豊かに生きる学びの場をつくる、ふるさとを思う心を耕す場をつくるといった基本方針を掲げ、町の魅力を再発見する機会や環境の整備、豊かな自然や伝統ある歴史など、町の学びの資源を活用した郷土愛の醸成などの施策に取り組んでおります。この一環で、真室川町歴史民俗資料館では、町の歴史や伝統、伝承文化を目で見て感じられる場として企画展や展示等の充実を図り、その魅力の積極的な発信に努めております。議員ご指摘の平成28年度「勇猛果敢知略縦横の義将 鮭延秀綱没後370年記念展」、令和元年度「中川木鈴生誕100年、没後40年記念 鎮魂忌展」、今年度の羽州街道「及位宿展」をはじめ、歴史民俗資料館では年4回程度の企画展を開催しており、例年多いもので400から500人の入館者でありますが、今年度の及位宿展は670人と、コロナ禍にありながら多数の入館者を得ることができました。今後も魅力的な企画展について、関係者、関係団体にご協力いただきながら、企画、実施してまいります。
    また、昨年度から大人の社会科見学、真室川スタディツアーを開催しており、昨年度は歴史編、山の暮らしと林業編の2回、今年度はオンライン開催となりましたが、伝承芸能編、そして伝承野菜と手仕事文化編を予定しております。町民の生涯学習に資するものとして、地域の伝統、歴史文化を知ることで地域への愛着、地域への誇りにつなげたいという狙いで開催しております。今後も地域の資源、歴史的、文化的資源の調査、素材の発掘、再発見といった取組を進め、PRにも努めてまいりたいと考えております。こうした取組が町の魅力を高め、観光、地域経済にも寄与するものと考えますので、引き続き企画、観光サイドと連携、協力し、施策を進めてまいります。
議長(五十嵐久芳) 佐藤栄子議員。
1番(佐藤栄子) 今回私は、この質問をしたのには理由があります。今ご答弁いただいた内容を聞きますと、行政サイドで精いっぱいこのコロナ禍の中でこの事業を推進してきていると私は思っております。
    それで、思ってもいなかったコロナ感染症によって地域が疲弊し、今まではたくさんの方が観光地に出向いたものが、まるっきりストップ状態になってきております。でも、それをずっと続けてお客様が来るのを待つわけではないと感じ、こういうときこそ、やはり地域の経済を回さなければいけないし、活性化もしていかなければいけないという中で、やはり当町には真室川音頭という地域資源があります。この地域資源も先ほど教育長の答弁の中にもありましたし、山形新聞によって音頭保存会の皆さんが、いろいろ文化を絶やすまいと思いながら動画配信などをされております。これは、山形新聞、地方新聞でありますけれども、こういう発信をしております。
    また、それ以外にも町の発信といたしましては、中学生に生の真室川音頭の指導をしたりとか、あとは退職されました役場職員の方が真室川の宝物というふうに、これも山新に記事を投稿されております。一番最近のことではございますけれども、これ11月15日に当町の北部小学校の5、6年の生徒が町の観光、ここをPRということで山形新聞に掲載されております。それをよく見てみますと、やはりこちらの学校の生徒たちは森林学習をしており、炭焼き体験、製材所見学など、ふるさとの名物や自然に触れる学習を行っております。その中で、保護者を入れた授業参観のときに、この5、6年生の生徒がお勉強してまいりましたことをプレゼンテーションしております。やはりその中に町の観光について子供たちがよく勉強された内容をしており、その中でもイメージキャラクターのうめ子ちゃんとか、町で伝わっている方言で観光をPRしたりとか、そういう様々なことを5、6年生の生徒が町を思って観光発信をしております。という中で、やはり行政サイドで今まで、今日も答弁にあった内容のことが形となっておりますし、それから企画課のほうでも作っております観光マップもあります。そこまではいいと思うのです。そこまでは行政側で本当にできる手だてであって、その先です。その先を何とかしていかないと、観光によっての交流人口から所得にもつながらないのではなかろうかと思い、質問させてもらったわけであります。
    それから、教育長の答弁の中にいろいろ資料館によって開催されている企画、事業などが紹介されました。皆さんも多分ご存じだと思いますけれども、平成28年度に鮭延秀綱の記念誌が発刊されております。その後平成29年12月に真室川町歴史研究会の方が、こういうふうに当町のいろんな歴史から昔語りから、様々なそこに残っているものを編集されております。あと、先ほど同僚議員も少し関わっておりましたけれども、今年度8月に羽州街道及位宿展というのが歴史資料館のほうで開催されております。こういうところまでいろいろ発行をしていると、この次が必要でなかろうかなと思って質問をさせてもらいました。
    それで、教育長の説明の中に及位宿の資料館にいらっしゃった方が670名ほどいたと。これに関しましては、やっぱりテレビでのPRもございました。あとは、ここに関わる地域、例えば秋田県とか、弘前とか、上山市とか、これに残るような資料を館長がいろいろ入手しながら企画展を開いたと聞いております。そういう関係する県外の土地柄もあります。だから、もう少しここをこういう、こんなにいいものがここまでそろっているのであれば、これをどんな形で持っていって、当町に来てくれる人口を増やすのか、所得でお金を落としてもらえるのか、そういう手だてが必要になってきたのではないかなと思って質問をさせてもらったところなので、そこの辺りについて町長のほうから伺いたいと思います。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 先ほど申し上げたとおりではあります。しかし、観光という観点から申し上げますと、やはり町がということではなくて、観光物産協会が主導的な役割を担っていただかなければ、なかなかこういうのは進んでいかないものというふうに思っています。しかしながら、その事務局が役場にあるというようなこと、そこで雇用されている人間も、予算的には観光物産協会で雇用されておりますけれども、現実的には企画課の内部で仕事をしているということからすると、今の形態ではなかなか脱却するというの非常に難しいのではないかなと前から思っております。しかしながら、観光物産協会さんのほうでもそれぞれの仕事がある中でやられているわけでありますから、その辺の力をどの程度注いでいただけるかということが一番難しいところであろうと思います。口で言うのは簡単でありますけれども、しっかりとした体制を再度構築しない限りは、今のままの状況が多分これからも続くのではないかなという危惧は持っているところでありますので、こういったコロナということであって、なおさら内部からそういうことを築き上げる時期に今あるのだということを理解していただく必要があろうかと思います。決して批判をしているわけでございませんので、今の分析をするとそういう状況であると、これを一歩進めていかなければならないということでありますので、その辺はご理解をお願いいたします。
    あとは、いろいろな町の観光資源、地域資源でありますけれども、本当にいいものがいっぱいあるというふうに思っています。それをどんどん、どんどん掘り出していきつつ、あったのですけれども、日の目を見るというか、成果として出てきたのがこの頃ようやくできたなという気持ちを持っています。あと、山についても、確かに山岳信仰でありますとか、また羽州街道の峠であるとかいうことで、多分及位宿については及位という観点ではなくて、羽州街道の一難所と申しますか、要所ということから興味を持っていただいているものと思いますので、そういったストーリーをしっかりと組み立てた中でやっていく必要があるのだろうと。幸い資料館ではそのような形でやられておりましたので、それで興味を持っていただいた。やはりこれが一番大事なことだと思います。やっぱり何回も議会で言われていますけれども、一点一点いいところはあるのだけれどもというようなことであります。これをいかに線としてつなげるかということをすると、よほど全体の勉強も必要でありますし、知らなかったこと、まだまだ発掘されていないところもあろうと思いますので、そういったところの専門体制もしっかり持って、対外的に説明、発信、資料としてしっかりと後世にも残せるという体制も必要であろうというふうに考えております。この辺をどこが主体になってやるかということでありますけれども、そういった資料的なものについてはやっぱり町がということになろうと思っています。
    また、一方では、それが観光に結びつくということがベストでありますけれども、やはり町民の方々に特に知っていただきたいということからスタディツアーなどを始めているところでもありますし、その点、いいところあるよと、来てみないかというような働きかけというのが、一挙にどおっとツアーとかということではなくて、町民が自分の知り合いとか、親戚であろうとか、離れている人に対して誘っていけるような体制になれば、非常に効果が継続されていくのではないかなと。やっぱり一過性のものであってはなかなか、それで一喜一憂ということに今後なりますので、そこを継続的な形で取り組んでいくための、今の教育委員会を主とした町民へのいろいろな学習をして、学習と言うとあれですけれども、していただいているというふうに思っているところでもあります。
    また、クロスカントリーコースについても、コロナもありまして、ちょっとトレッキングをしていただくと。そこでちょっと足腰など、または歩くのがいいなと思ったときに、羽州街道と言われているところをちょっとバージョンアップして行ってみるとか、甑を歩くとか、そういったことになっていっていただければ大変いいなというふうに思っております。
    あと、残念ながらどうしても山については県境、市町村境というところになっておりまして、真室川単体での名所というのが、山に限って言うと、ちょっとないのかなと思っていますので、ちょっとその辺が掘り起こしできれば、さくらんぼテレビである山を歩くというようなところに応募ができるのではないかなと考えているところでありますが、その辺やっぱり地域に住んでいる方々がよくご存じの箇所とは思いますので、山に限らずいろいろなところの、今まであまり知られていないところについて、これからも収集しながら、どのような形でそこを紹介していくのか、紹介するには今度整備もある程度必要になろうと思っているところでありますので、その辺を計画立ててやっていく必要があると思っておりますので。決して難しいというわけではありません。やっぱりその辺の、観光という面では先ほど申し上げた問題もありますし、その前段としての取組も非常に大事だということで考えております。この辺を少しずつ1歩ずつ進めていく。コロナであるからこそ改めて進めていく必要があると感じているところであります。
議長(五十嵐久芳) 佐藤栄子議員。
1番(佐藤栄子) 今の答弁は、やっぱり行政としての建前的、これ以上は行政としては手は差し伸べられないというようなニュアンスで私受けたのですけれども、そこのところが一番大事なのです。教育委員会のほうで大人の社会科見学ということで、この町を知ってもらいましょうということでこの事業が始まりました。コロナ禍によってそれが事業できなくなったので、ネット配信も始まりました。ですから、ネットで配信するということは、山形県内の人、県外の人、この町に興味のある人はたくさんの人が見ているはずなのです。今この町に訪れたいなと思ったとしても、コロナ禍の状況だから来られないということがあります。そしてまた、このコロナ禍でこれを事業を何とかかんとかということも時間的に無理な話でありますので、令和3年度に向けての観光事業の取組として考えてもらいたいと思うのですが、やはり私は、先ほどもちょっと言いましたが、北部小の子供たちがこの山形新聞の記事にこういう勉強して、観光はこういうことが必要だという様々な提言しているのです。やっぱり子供たちもこの町を何とかしていかなければという思いで授業を受けて、保護者の方に発表していると。であれば、この子供たちの思っていることを形にしていくのが私たちだと思うのです、行政の皆さん、私たち議員の皆さん、町民の皆さん。この中の何件かを形とできるものであれば、令和3年度の事業として持っていってもらいたいなということ。観光というのは、観光によって地域に落としてもらえるお金って相当あるのです。
    及位宿の及位についてちょっとだけ話を触れさせてもらいますけれども、あそこは明治天皇がご巡幸された碑が建てられております。あそこは地域の人が多分草を刈ったりしてきれいにしているのだと思いますし、あそこにあります看板も、きちっとした看板があります。以前教育課の課長さんされていたときに予算を取りまして、100万の予算で看板を2か所に設置したという話をちょっと耳にしておりました。そんなに高価な看板でなくてもいいですから、やはり町の観光資源となるような場所には、手作りでもいいですから、観光名所的な内容のものを設置していく。やっぱりそれには地域の人も巻き込んでやっていかなければいけないし、そこを管理するに当たっても、草を刈ったりいろんなことが必要となると思います。人材確保ということもあると思いますけれども、町内の地域資源を守っていくには、やっぱり地域の人の手も借りていかなければいけないという中で、とにかく来年度に向けて少しでもいいから観光客が来てもらって、お金を落としてもらう。及位の場合は、この明治天皇のご巡幸の碑の脇に飲食店というか、ご商売されている方もあります。例えばそれを見に来た方がそこで食事をするようになってくれば、繁盛してくれば地域の人のパートでも何でも雇用が発生することだろうし、いろんな面で雇用が出てくるかと思うのです。本当にこれは行政サイドで采配するというのは難しいと思います。観光物産協会という話もありましたけれども、物産協会は今年度はネットによる販路拡大とか、そういうふうなことの動きがあって、観光に対しての動きはあまりないようですので、観光物産協会に関わる、私も一員ではありますけれども、やはりそういうところで交流人口を増やしていく。それから、こういう教育委員会でいろいろ企画展やっていることで、県内、県外にいろんな面で発信している人がいるというなれば、やっぱり興味のある人はどんなに遠くても足を運んでくれています。やっぱりそうやって来る方を当町でもおもてなしできるような環境整備も必要となってくると思います。という中で、最上地域の観光協議会というのもあることも知っているし、ボランティア活動もあるのも知っております。こういうところをもう少し町として前面に出ていって、やっぱり形となれるような動きをすべきではないかなと考えています。なので、企画課の課長さんに少し伺いたいのですけれども、町の観光について真室川音頭だけと言っていますけれども、そのほかにつなげるものとして町の観光資源をどのように捉えていらっしゃるのか聞きたいと思うのですけれども。町長ですか。
議長(五十嵐久芳) 佐藤栄子議員にお聞きします。町長に答弁をお願いしていますので、町長が触れなければお答え願いますが。
1番(佐藤栄子) すみません。町長にお願いいたします。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 今、佐藤栄子議員おっしゃられたことは、まさにそのとおりであります。ただし、一般論としてはそのとおりだと思っています。これは先ほど答弁したとおりでありますので、それを現実論としてどうするかということについては、今の議論はむしろ観光物産協会の中でやっていただきたいというのが私の本音であります。私どもとしては、それがためにできない部分について町として支援をすると、例えば金銭的支援でありますとか。人材的な支援というのは、やっぱり事務局体制を今持っている、雇用を1人しているというような状況でもありますので、なかなかこれは、町が主体になって今までずっとやってきてこの状態だということは十分ご存じでありますので、やっぱり先ほど申し上げた、今のタイミングでこれを考え直す、体制をつくり直さないと、これから先については、看板を作るとか発信をする、動画を作るとか、それは簡単だと思います、お金をかければできることでありますので。現実論としてどういうふうにして持っていくのかと。そのおもてなしは誰がするのですかと。誰が説明をして、誰が御飯を提供していただくのですかということの詳細と申しますか、具体的な論まで話し合っていただければ、町としては協力は全面的にしていきたいというふうに考えているところでありますので、ぜひそのような方向をお願いしたいなと思っています。
    あと、ちょっと真室川音頭については、先ほど申し上げたとおり、大会の代わりということでありますけれども、そういった流れで踊りとか、あとは歌についても、優勝された方に歌っていただいて発信をしているというところもあり、またこの間沖縄の中部広域が見えられたときに、これ沖縄の方がまた来てくれるかちょっと分からないのですけれども、そこでチェンソーアート及び真室川音頭の実演をしていただいたところであります。そういったちょっとしたことでお願いすれば対応してくださる団体もいらっしゃいますので、その辺をその都度、その都度利用をするというか、お互いのためになるということであれば、これはやっぱり町の発想ではなくて、例えば梅里苑の発想、指定管理者の発想でありますとか、観光協会の発想であると、やっぱりそういったところが求められるものではないかなと思っておりますので、その辺については今すぐ形にはならないかもしれませんけれども、繰り返しになりますけれども、そういった気持ちで今後の観光の在り方ということをお互い協議していく必要があろうと思っているところであります。
議長(五十嵐久芳) 佐藤栄子議員。
1番(佐藤栄子) ぜひ、今年度は無理かもしれませんけれども、令和3年度の事業内容で観光ということを大きく取り扱っていただき、そして北部小の子供たちが勉強した観光についても、それからあさひ小学校で野菜ソムリエの緒方湊さんを呼んでいろいろ勉強したこと、この野菜ソムリエの湊君もテレビによって全国発信しております。彼は2回ほどテレビに出ておりますけれども、知名度的には真室川音頭以外にも、そういう伝統野菜、それからこういう塾とかで発信できることがたくさんあります。ぜひこれを、子供たちの夢をかなえられるような事業を取り扱っていただきたいなと考えております。
    それでは、2つ目の質問に行きます。健康寿命増進のための活動機会の確保について伺います。はつらつリフレッシュ教室については、全町民を対象にストレッチや筋力アップ運動などを行っているところであり、一方いきいきシニアクラブでは、65歳以上を対象として1回は腰や足の痛みを和らげる体操の講習、もう一回は仲間とできる百歳体操を年2回、町内5つの会場で行われており、理学療法的な指導を分かりやすく実践できる環境の継続を望む声があります。新型コロナウイルス感染防止のためのステイホームという言葉によって外出がはばかられる世の中であるからこそ、健康寿命増進のための活動機会がこれまでにも増して確保されるように、参加人数を制限するなどの感染対策をした上で、実施回数や開催会場を増やすなどの考えがないか伺います。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) では、2問目のご質問、健康寿命増進のための活動機会の確保についてお答えいたします。
    健康であり続けることは全ての町民の願いであり、生きがいを持って充実した日々を過ごすための基盤でもあります。我が国では人生100年時代が現実のものとなりつつある中、健康上の問題で日常生活を制限されることなく過ごせる期間を示す健康寿命と、何歳まで生きられるかを統計により予測した平均寿命には10年前後の開きがあることから、健康寿命を着実に延ばしていくことが求められており、本町においても運動や食、生活習慣の改善など、様々な分野において各種施策を展開しております。中でも運動に関しましては、はつらつリフレッシュ教室やいきいきシニアクラブのほか、まむろ川温泉梅里苑での体操を取り入れた温泉デイサービス事業やいきいきサロンでの百歳体操、健康講座での認知症予防体操、みんなの茶の間・あべあべでの体操などの機会を設けており、特にはつらつリフレッシュ教室やいきいきシニアクラブでは、健康運動指導士やフィットネスクラブ等のトレーナーによる指導を行っております。5月から予定していたはつらつリフレッシュ教室は、新型コロナウイルス感染症の影響で6月まで中断をしておりましたが、7月からは会場を総合保健施設から中央公民館や武道館に変更し、感染予防対策を徹底しながら、当初計画していた予定回数を実施できる見込みであります。
    また、今年度は新たに介護保険地域支援事業の中の地域リハビリテーション活動支援事業として、デイサービス事業所、温泉デイサービス事業及びみんなの茶の間・あべあべにおいて理学療法士が出席する予定としており、専門的な運動や体操の指導にも力を入れてまいります。今後とも感染対策を十分に行い、運動機能の専門家に依頼しながら、多くの町民の方々が定期的に気軽に運動できるよう事業を展開してまいりたいと考えております。
議長(五十嵐久芳) 佐藤栄子議員。
1番(佐藤栄子) 今回新型コロナウイルス感染症によって、なかなか外に出られない時期が続いておりました。その中でも当町で開催しているこの事業に多数の方が参加しております。しかしながら、この事業に対しましては月に2回または1回とか、回数が少なくなっております。やはり今国を挙げてSDGsの持続開発目標ということで、いろんな活動がされている中でありますので、やはりこういうところは町民の健康増進を考えるならば、もう少し回数が多く取れて、取組の内容ももう少し充実したものができないのであろうかと思って質問をしたところでありました。参加されている方の声を聞きますと、月に2回ですと、なかなか1回教わったことが次の回まで続けるというのが、年齢的なこともあって持続できない場面もあります。なので、今年度の事業はこれで終わりでよろしいのですけれども、来年度こういう福祉課のほうで立てる事業につきましては、もう少し回数を多くして、自宅ではできないけれども、こういう場所に来て、もうちょっと持続できるような内容の取組とかをやっていただきたいと考えて質問をさせてもらいました。
    私も参加しているところもありますけれども、全然参加して状況見えない事業もあるのですけれども、町の福祉課のほうで今年度、ちょいトレで自粛太りを解消しよう、ストレッチアンド筋トレメニューというのが、福祉課のほうでこういうふうなものが出されております。この中を開けてみますと、やはり福祉課でやっているリフレッシュ体操とかいきいきの事業に該当するような内容もあるのですけれども、講師の指導の先生の予算的な都合もあるのだと思いますけれども、やはりそのところ、予算で補えないところは、例えば教育委員会のスポーツ指導をされている方々が関われる部門があるのであれば、関われないのかとか、いろんな素人考えがたくさんあるのですけれども、そういうところなどで少しご意見をいただきたいと思います。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 今年の状況を鑑みればということでありますので、これが収束、縮まっていくという傾向が見られた場合については、これは回数を従前どおりにするとかという考えもあろうと思いますが、現時点で来年度予算についてどういうふうに考えるかとなると、やっぱりその中で参加された方の意見を再度聞く必要があると思いますので、本当にこれでは足りないよというようなことであれば、回数を増やすということと、あとは違うものにするという方法もあろうかと思います。あとはDVD、この頃は体操、ストレッチ物というと、そういうふうに市販されているやつは必ずDVDがついてくるような形でありますので、ちょっと集まるということが困難であれば、自宅でDVDプレーヤーぐらいですと操作していただけるのではないかなと思います。その辺もお聞きしながら、そういったものの配付をして各家庭でやっていただくとか、そういったところでしのぐという言い方は変なのですけれども、そういう方法もあろうかと思います。ちょっとネット配信というと、なかなか高齢の方はパソコン等無理と思いますので、そういった形も取り入れる必要があろうと思います。まずは、ちょっと来年度予算の聞き取りなどこれからでありますので、再度現場に参加された方がどういうご意見があるのかちょっと聞いてみて、今後どういうふうにしていくかということだと思います。あまりこれは、今教室については基本的に中で集まっていただくものでありますので、先ほど申し上げたような外に出てやるものとかもあろうかと思いますので、なるべく参加しやすい、密にならないということを前提に、いろんなメニューをちょっと考える必要もあるのかなと思っているところであります。
議長(五十嵐久芳) 佐藤栄子議員。
1番(佐藤栄子) やはりコロナ禍で自分の健康管理をしっかりしていかなければならない時代に入りました。そしてまた、健康寿命を延ばしていかなければならない時期に入りましたということを考えて、ぜひ来年度の事業で参加者が継続して健康維持ができるような事業の推進をお願いしたいなということで、これで私の質問は終わります。
議長(五十嵐久芳) ここで会議を閉じ、休憩いたします。
(午前11時55分)
                    (休  憩)
(午後 1時00分)
議長(五十嵐久芳) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。
    引き続き発言を許可します。4番、平野勝澄議員。
4番(平野勝澄) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。
    1問目は、介護保険料と利用料の軽減をということであります。介護保険は、来年度より第8期となります。これまでお聞きしてきたところでは、第7期計画の運営状況はおおむね順調と言っていいかと思います。第5期から第6期になる際、大幅な負担増があったのと比べ、第7期では全体として若干の負担軽減が行われました。しかしながら、それでもなお負担は大きく、さらなる軽減をと訴える町民は少なくありません。町としてこうした声に応えていく必要があると考えます。以下伺います。
    1つ、現時点での第7期計画の状況は。
    2つ、第8期計画での負担軽減の考えは。
    1問目、以上になります。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 平野勝澄議員の1問目のご質問、介護保険料、利用料の軽減をについてお答えをします。
    1点目の現時点での第7期計画の状況はについてでありますが、本年度は第7期介護保険事業計画期間の最終年度に当たり、高齢者になっても生き生きと、お互いが支え合い、住み慣れた地域で暮らし続けられる地域づくりを基本理念とし、健康づくりと介護予防等による自立支援や支え合いの体制づくりなどの重点的取組を進めながら、着実な事業運営に努めております。
    第7期の計画期間である平成30年度からの3年間の介護サービスの状況等について説明いたします。平成30年度の地域支援事業費を含む保険給付費総額は11億785万円で、計画値の11億2,576万円より1,791万円、1.6%の減となりました。また、保険者が介護保険事業計画により定めることとなっている65歳以上の保険料の収入実績は2億2,683万円で、計画値の2億1,967万円より716万円、3.3%の増収となりました。同じく令和元年度の保険給付費総額は10億8,249万円で、計画値の11億5,826万円より7,577万円、6.5%の減となりました。65歳以上の保険料収入実績は2億2,197万円で、計画値の2億1,967万円より230万円、1.0%の増収となりました。令和2年度決算見込みについては、具体的に申し上げる段階にありませんが、計画値と比較して、過去2年間と同様に給付費総額の減が見込まれます。また、住民税非課税世帯への国の負担軽減対策などにより、第1号保険料収入の減が見込まれますが、軽減した保険料については国2分の1、県4分の1、町4分の1の負担割合により補填されるため、財源不足等はない見込みであり、運営状況はおおむね順調に推移しております。
    次に2点目、第8期計画での負担軽減の考えはについてお答えをします。今年度の介護保険料につきましては、昨年10月からの消費税引上げに対する国の負担軽減対策として、第1号被保険者のうち生活保護世帯をはじめとした住民税非課税世帯である875人を対象に、1,290万円を軽減しているところであります。令和3年度からの第8期計画期間においても、同じ所得段階の被保険者に対し、同様の負担軽減対策を予定をしております。第7期において保険給付費が計画を下回ることにより、介護保険給付費準備基金への積み増しが可能となり、当該基金の残高や現段階での介護サービス利用状況等の推移、新たな介護予防や要介護状態の重度化防止の事業計画などを勘案しながら第8期保険料の試算を行っているところであります。先般11月末に開催した地域福祉計画策定委員会、介護・老人福祉部会において、委員の皆様からご意見をいただきました。町といたしましては、来年1月または2月に開催する当該部会において最終の計画案を決定し、パブリックコメントを実施する予定であり、来年度以降、この第8期事業計画において地域包括ケアの推進や地域共生社会の実現に向けた地域づくりに努めてまいります。
議長(五十嵐久芳) 平野勝澄議員。
4番(平野勝澄) 2問目のところにちょっと書きましたけれども、先般私の所属政党のほうの真室川支部で住民の皆さんにアンケートというのをお願いをしておりました。その中で、介護に関わる部分での回答をちょっとご紹介したいと思うのです。望んでいることを3つ選んでくださいという選択肢、幾つかある中で上位のほうに入ってきたものが、1番が介護保険料の引下げでありました。2番目には年金で入れる特養ホームをと、こういったことを望んでいる方々が、回答数が必ずしもそうたくさんあるわけではなくて、56人ほどの方からの回答ですので、必ずしも町全体を代表する声ではないとは思うのですけれども、少なくともこのアンケートにおいてはそういった方々が、もう少し保険料を引き下げてほしいと、それからやっぱり年金で何とか回せるようにしてもらいたいのだという思いが強いようだというふうに受け止めております。
    そういう中で、実際にこういったものを配ったりするものですから、保険料が高いと思うのだがどうかというので、あるお宅に呼ばれて、実際に保険料が幾ら引かれているというのを見せられたことがあります。それは不当に高いものではなくて、もちろん制度の決まったとおりの額ではあるのですけれども、やはり年金がそうそう上がるものでもない中で、後期高齢者医療保険もあり、介護保険料もありと、引かれるものが多いと、暮らしなかなか大変なのだという切実な声を聞いてくることもありました。そういった方々の声に応えていくという意味では、まだちょっと今結論は出せないのだろうとは思いますけれども、次期計画で何とかもう少し保険料が引き下がらないものかというふうなことを考えている次第です。
    以前にやはり保険料のことで、議会報においても保険料の仕組みのことを町民の皆さんにお知らせしたなんてこともありました。しかし、そういうことを重ねましても、特にこれは比較的健康でいらして、介護保険のサービスをあまり使わないような方などの目から見ると、保険料が取られるだけ取られると、自分は全然使うようなあれにはならないと。介護認定というハードルが一方であり、それからあと当然利用料というハードルもあるという中で、使わないけれども、どんどん取られているという印象を持たれている方なんかも多いのではないかと思うのです。これは、ちょっとその点はまた別の問題であろうとは思うのですけれども、こうした様々な、方向性は違いますけれども、やはり保険料の負担、もうちょっと何とかならないかというのが町民の方の切実な声だろうというふうなことを改めて感じているところです。そういうことも踏まえまして、現状順調に進んでいるということであれば、何とか負担軽減の方向にならないかなというふうに考えるわけですが、この点もう一度伺いますが、いかがでしょうか。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 介護保険となりますと、どうしても介護保険を使われているかどうかというのは一般の方々ではご家庭の様子とかあまりよく分からないものと、入所している場合はこれは分かりますし、あと定期的に在宅サービス受けているという方であれば分かると思います。またこれ、そういうものは医療と違いまして国民健康保険、本質的にはそういう保険制度というものは同じ考えから発生をしているというふうに考えますけれども、要するに治療なのか、療養なのか、介護サービスなのかということで大きく受け止め方が違っているから、やっぱり高い安いという言葉に置き換わってしまうのではないかなと思っています。
    確かにいろいろ年金とか、源泉徴収をされるということが、自分の所得に応じて一旦年金とかいろいろな収入があって、それから決まった率によって支払うというものとはまた違って、既にもう引かれてしまって、明確にその額が支給のほうに出てくるというのを目の当たりにするとやはり、何もしていないのになというお気持ちになるのは、これは理解はできるところであります。しかしながら、保険と同じ制度でございますので、かかっている、かかっていない、サービスを使う、使わないという論になりますと、なかなかこの制度そのものが成り立っていかないということになるのは基本的なお話でありますけれども、なるべくそういった、前は在宅支援サービスとか、今は包括介護支援センターというようなことで、いろいろその方の状況によって効果的なサービスの受け方ということを相談に乗らせていただいているところであります。できれば在宅の方向に戻すというのが全体的なこれからの流れになろうかと思うのですが、やはりその点ではサービスをしている家族の方が、その分、家族を見るのに値するようなものの支援というのは本当にあるのかとなれば、なかなか目に見えるものがないということからすると、やはりできれば施設介護というふうなところに行かれる方も多いと聞きます。あとは、ご自身の生活の状況でありますとかお仕事の状況というのは当然あろうかと思いますけれども、できればその点になってからあちらだこちらだということではなくて、今やっている介護予防というようなことで、保険事業全体の中で介護の保険を適用にならないようにというようなことでやっているわけでありますので、今年度、少し前よりは、県下一番高いと言われたところから、少しではありますけれども、その中に入っていないという状況。またこれが県で一番高いというような情報が流されますと、その割高感というのは今にも増して大きな負担というふうに受け取られる可能性も当然ありますので、意図的に国民健康保険のように急激に上がらないために補填をするという、意図的なものの使い方というのはなかなか介護保険はできないという仕組みでありますので、この辺については、介護の中であっても支出のほうでいろいろなものを省くところがないのかとか、そういったところを8期の計画の中でしっかりと中に組み込む必要があるのではないかなと思っているところです。大変歯切れが悪いのですが、今の段階で現状より高くしない方向で検討したいということは、なかなかこれは言えない状況でありますので、ちょっとこの苦しい状況も察していただければ大変ありがたいなと思っているところであります。
議長(五十嵐久芳) 平野勝澄議員。
4番(平野勝澄) 今の段階で明確な下げる方向だという答弁できないというのは、それは分かりますので、私から申し上げましたようなそういう町民の声があるということを再度、これはごご承知おきいただきたいということにしまして、2問目のほうに移ります。
    2問目は、空き家の活用と福祉の連携についてでございます。町内の空き家対策に関して、これまで議会でも様々な考え方が示されてまいりました。この間先ほど申し上げたアンケートを行った回答の中に、空き家の活用と福祉との連携のアイデアというのが2点ほど出されておりまして、私も興味深いと感じましたので、この2種類を紹介したいと思うのです。パートナーが亡くなり1人になった場合、皆で住めるシェアハウスが欲しいと。冬期1人で一軒家住んでいると除雪が大変だということもありというようなことも書かれておりました。この方は旧学校の校舎を活用するというのを想定されていましたが、そこまで大きな規模ではなく、町内あちこちであるという空き家の活用という形も考えられるのではないかと思うのです。お二人目の方は、空き家を使って障がい者をグループホームという形で住んで、就労支援ができればいいねと、新庄市に出ていかないと仕事ができないなんておかしいと、こういう声がありました。行政として取り組める部分、そしてNPO等、民間の力を借りなければならない部分があって、需要がどの程度あるのか、事業の将来的な展望はどうなのかと、検討すべき課題は多いですが、こうした意見をきっかけにして、この際考え始めてもいいのではないかと思わされるものでした。これ踏まえて以下伺います。
    1つ、空き家、空き施設を活用し、単身高齢者向けシェアハウスをつくっては。
    2つ、空き家を活用し、障がい者向けグループホームを開設しては。
    以上、お答え願います。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) では、2問目の空き家活用と福祉の連携についてのご質問にお答えをいたします。
    1点目の空き家、空き施設を活用して単身高齢者向けシェアハウスをつくってはについてであります。シェアハウスは、一軒家やアパート等に複数の同居人が暮らし、トイレ、キッチン、風呂等を共同で利用するもので、高齢者向けとなりますと階段など必要な部分に手すりを取り付けたり、床との段差のない住環境が必要となります。共同で生活できる安心感がある反面、介護施設などと違って、見守りする方が常駐をしていないため、少しでも介助が必要な方にとっては危険が伴うものであります。県内では、高齢者向けシェアハウスが普及しておらず、介助員等が配置されている有料老人ホーム等の利用が多くなっています。住まいの場を提供するサービスではありませんが、みんなの茶の間・あべあべでは、平成30年度に県の福祉型拠点づくり事業の補助と町の補助により空き家を賃借し、どなたでも利用できる居場所を提供されています。高齢者の日中の憩いの場となっており、大変好評をいただいているところであります。また、元気な高齢者が入居する施設として社会福祉法人まむろ川福祉会に委託をしている生活支援ハウス梅の里がありますので、利用拡大を図っていきたいと思っているところであります。
    次に、ご質問の2点目、空き家を活用し、障がい者向けグループホームを開設してはについてであります。障がい者向けグループホームは、地域のアパートや戸建て住宅等を共同生活の拠点とし、相談、助言、入浴、排せつ、食事の介護、その他の日常生活上の援助を行う住まいの場になります。障がいのある方が住み慣れた地域で暮らし続けるためには、日中活動や就労などを行う通いの場と、夜間や休日を過ごす住まいの場を合わせて24時間を通した支援が必要となります。身体、知的、精神の3つの障がいによって区別されることなく利用できる通いの場、住まいの場が住み慣れた地域にあることは、障がいのある方やその家族にとっても理想であります。本町では、障がい者の買物支援や移動支援の提供体制、障がいの種類や程度に応じた医療提供体制の整備など、検討すべき課題は数多くありますが、現在のドリームハウスの機能と利用者拡充に向け、就労継続支援B型と生活支援を取り入れた新たな施設の設置を進めているところであります。
    現在のところ、グループホームの開設を希望する相談等はお受けしておりませんが、開設予定の事業者などがあれば、県と協力をしながら、必要な手続や補助制度の紹介などの情報提供を行ってまいりたいと考えております。
議長(五十嵐久芳) 平野勝澄議員。
4番(平野勝澄) これについては、山形県西置賜郡の小国町になりますけれども、特定非営利活動法人まんまるという事業所がございまして、ここの施設の施設長になっているのかな、私の知人でもあるので、私が議員に立候補しようかという前に一度見学をさせていただいたことがありました。そこの31年度事業報告というのをちょっと今持ってきてみたのですけれども、ここでは障がい者支援ということと高齢者福祉サービス事業というのを統合した事業、統合というか、両方やっている事業所ということになります。そういう中で、グループホームを幾つか小規模なもの、これは実際に見せてもらったのですけれども、これも町内の空き家を活用して改修をして、そこに住んでもらっているというような格好で、現在17名ほどの障がい者の方が入っているようです。全部で5か所、最大6名が入れるような施設があるようです。高齢者のほうにつきましては、これは2つのホームに12名ほど、高齢者の生活支援共生ホームというのをやっております。それと併せて就労継続支援B型事業と共同作業所というのもやっていまして、この中では農福連携ということなども近年取り組んでいるというようなことを聞いているのです。
    今、町のほうで就労継続支援B型と生活支援を取り入れた施設の設置をということで、社会福祉協議会のほうとこれ進めているという状況ありますけれども、こういうことと並行しながらこういったグループホームとか、高齢者の共生ホーム的な、こうしたものをそうした事業所にやっていただく。あるいは、今答弁にありましたけれども、あべあべ、こういった事業をされている方々などと一度、今例として小国町挙げましたけれども、県内で多分ほかにもこういった事業をされているところあるのではないかなと思うので、そういったところの見学なども含めて、すぐにこういったのをつくるというのは無理だろうと私も思いますので、将来的な町の障がい者福祉、高齢者福祉の在り方を考えるためにも見学と、それから検討と、そういったようなことを始めてもいいのではないかなというふうなことを考えていたわけです。そういった点で、県内とか、場合によっては、ここだと隣接している秋田の湯沢地域などもありますし、宮城県の大崎も、最上地域と隣接している県外も含めて、そうした施設あるいはサービス提供の事業者の情報の収集などはやられているかどうかということではいかがでしょうか。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 研修、見学についてはちょっと福祉課長のほうから答弁をさせます。
    今話がちょっと一緒になっているようなので、高齢者向けの部分と障がい者の向けの部分と一応切り分けて考えたいとは思っています。高齢者支援については平岡に高齢者専用の集合住宅があるわけでありますけれども、やはりいっときということではないようでありまして、どうしても公的資金が、経営についてそれがないので、入居料と申しますか、月にかかる金額も結構な金額であると聞いていますし、また一歩町というか入りますと、生活支援ハウスについても結構なお金がかかると。これ普通の国民年金だけで生活されている方ではちょっと入所できないというのが現状であって、これ何とかならないのかなという思いはありますが、制度上どうしてもそこはないということでありますので、健康なうちにというような思いは推量できるのでありますけれども、なかなか生活支援ハウスのほうも冬期間だけというようなことであれば、ある程度費用についても、年間通した中であれば分割という考え方もあろうと思いますし、その際の残してきたうちの雪下ろしでありますとか、その辺についても対処させていただきたいというような気持ちもありますので、そういったところ、今空いている、稼働率がよくないという話は前からされていますので、またそういう実態を、相談して初めてその金額が提示されるというような多分今の状況であろうと思います。入るとしたらこのぐらいですよということをあらかじめお示しをして、年間でトータルで考えていただくというようなやり方も必要なのではないかなと思っているところであります。
    あと、障がいをお持ちの方については、これまでこういうドリームハウスと、あとは途中でおととしから日中支援一時事業ということも取り入れ、送迎を含めた中で利用拡大ということをしているわけでありますけれども、なかなかそこまで一歩踏み込んでいただけないというのが今の状況であります。やっぱり最後どうなるのだろうなという、ちょっと言い方は悪いのですけれども、面倒を見られているご家族、保護者の方が高齢で面倒を見ることができなくなった場合に、町から施設に転出していって、そこでずっと暮らさなければならないという状況を何とかしたいという思いで、ドリームハウスの拡張をしたいということを今取り組んでいるところであります。そういったどこまでできるかという目標をびしっと定めるということではなくて、まずは少しでもいいから、どういう状況なのか、毎日でなくてもいいから、気分と申しませんけれども、そういう気持ちになったときに来てもらうとか、あと保護者の方と半日なり過ごして、少し続けて状況を見てもらうというようなことも考えているところであります。
    NPOにしろ、あれにしろ、町内にあるそういった施設については町外の方が運営されているところでありまして、やっぱり舟形の光生園とか戸沢の清流園みたいに大きく地元でやろうということはなかなか真室川というのはこれまでもありませんですし、その点では平野議員が今おっしゃったとおりに、例えばやるとしたらどういうような状況でやられているかという、そういう研修、視察を、町がということではなくて、そういった事業を考えていられる方を募ってやるということもいいのかなと今思った次第であります。今でありますけれども。または、町内の方でなくとも、真室川町でやってもらえないかというような募集をするということも、これから必要な手段であろうというふうに思っているところであります。とにかく将来大きな不安を残さないような形でやっていきたいなと思っているところでありますけれども、今は行政が直接そこを運営し、開設するというようなことが難しい状況でありますので、まず皆さんの町民の方々のいろいろな認識を、条例をつくらせてもらったり、障がいのある人もない人も共に生き生きと暮らす町づくりというようなことを身近に感じてもらうようなこれからの施策の展開を頑張っていきたいなと思っているところであります。ちょっと具体的な話がならなくて大変申し訳ないのですが、以上でございます。
議長(五十嵐久芳) 柿崎福祉課長。
福祉課長(柿崎隆志) 先ほど施設への研修、視察等についてのお問合せでしたけれども、現在、特に県外、秋田とかそういったところへの見学等は行ってはおりません。ただ、現在、今町長答弁にもありましたとおり、障がい者施設を建設するという方向で進めておりますので、社会福祉協議会のほうで進めております組織づくり、この組織がはっきりしてきましたら、その中に入る職員等々については当然ながら見学及び研修等が必要になってこようと思いますので、できれば近場の県内から、具体的に申し上げますと、先ほどグループホームなどという話もございましたけれども、管内にも三十数か所、39か所ぐらいグループホームもございますし、B型作業所も管内では14か所、生活介護の事業所も7か所とございますので、まずはこの近場に顔を出して、どういった運営をしているのかといった研修をしてみたいというふうに思っております。
議長(五十嵐久芳) 平野勝澄議員。
4番(平野勝澄) 質問そのものでも申し上げましたとおり、これはすぐ何かができるということではなくて、議論の出発をここで始めてもらいたいというのが私の考えでしたので、そういう点では、これは考えていただける方向だなということを今の答弁から分かりました。ぜひこうした声に応えまして、町長と福祉課長にはさっき申し上げたアンケートの結果について資料もお渡しをしておりますので、そうしたものも含めてご覧いただいて、ぜひ進めていただきたいということを申し上げまして、時間余りますが、私の一般質問は以上で終わりにいたします。
議長(五十嵐久芳) 引き続き、発言を許可します。3番、佐藤成子議員。
3番(佐藤成子) 通告に従いまして、私からの質問をしたいと思います。
    まず私も、同僚議員がおっしゃったように、この場での一般質問は最後になります。そして、トリということで一生懸命質問させていただきますので、速やかな質問をするつもりですが、至らない部分もあると思います。そしてまた、それに沿ったような答弁が来たら、速やかに終了しまして、新しい庁舎のほうに飛び込んでいきたいなという所存でございます。
    それでは、質問のほうに入らせていただきます。子育て応援からの住みたい町づくりの強化。子育てするなら山形県、このフレーズ、きっと皆さんも一度は耳にしていることと思います。我が町も、子育て支援については、親子の広場やわんぱく広場、子育て応援団事業として様々な事業を行っているようです。中でも子育て支援センターたいようは、入所、入園前のお子さんの遊び場の提供や、子育てばかりでなく孫育てに関する相談、援助を行っているそうです。中央公民館のほうに移転した当初は、慣れない場所という点から利用が少なかったと聞いていました。利用しているママは、場所的には奥まってはいるが、環境、内容もとても充実していて利用しやすいと高評価でありました。私も時折訪問していますが、そこだけは別格でメルヘンチックで大人でも本当に幸せな気分になれる不思議な部屋です。最近では利用者が増加傾向にあり、他町村などからも見えているということで、職員も驚いていると伺いました。現在コロナ禍の中での支援、援助のために計画したとしても変更や中止となったり、思うように進められない状況下にあると思いますが、引き続き支援の輪を広げていってほしいと思います。
    話は替わりますが、知人からですが、若夫婦が住めるいい物件はないかと尋ねられたことがあり、公営住宅、民営アパートなど探しましたが、老朽化であったり、満室であったり、見つかりませんでした。その後のお話を聞くと、取りあえず他町村のアパートで暮らしていると聞きました。町が好きで住みたい、けれども住む家がない。とても残念なことです。町には子育てにも向いているしっかりとした公営住宅があるのだよと言ってみたいものです。前段での子育て支援センターの利用者の方が他町村から来ているということで、若い人向けの住宅があると聞けば町のPRにもつながるし、他町村からの移住もあるかもしれません。若者の人口流出を防ぐためにも、このような対策が必要なのではないでしょうか。次代を担う子供たち、ぜひとも町で育ててあげたいと思いませんか。以上のことから、「子育てするなら住環境の整備された真室川町で」に近づけるためにお伺いいたします。
    1、子育て支援事業の現状と課題、コロナ禍に対応していくための計画について。
    2、公営住宅の現状と今後の方向性は。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 佐藤成子議員のご質問、子育て応援からの住みたい町づくりの強化についてお答えします。
    1点目の子育て支援事業の現状と課題、コロナ禍に対応していくための計画についてでありますが、全国的に少子高齢化、核家族化、地域での人間関係の希薄化などが進行する中、町では今年3月に第二期真室川町子ども・子育て支援事業計画を策定し、家庭や地域での子育て力の維持向上のため、「安心して子どもを産み、子育てに夢をもてるまちづくり」を基本理念に、様々な施策と事業を総合的に展開をしております。
    主なものを申し上げますと、経済的支援においては、1歳未満の乳児をご家庭で保育している保護者への家庭保育支援給付金の給付、ゼロ歳児から2歳児までの児童が保育所、認定こども園等に入所をしている場合の保育料の半額化、第3子以降の無償化、3歳児以上の副食費の無償化、小中学校では副教材の無償化、給食費の一部補助やスクールバス運行、通学費用の支援をしており、医療費については高校生までを無償化としております。
    就学前の幼児教育、保育では、平成30年度にゼロ歳児から2歳児の入所希望増加に対応するため、認定こども園の改修費用を補助し、受入れ枠の拡大に努めたほか、令和元年度には年齢に応じた保育の充実と安全確保を目的に、トイレや冷暖房といった設備を含め、安楽城、釜渕、両保育所の大規模改修を行ったところであります。また、保育施設では、小学校への円滑な就学につながるよう、発育や成長の状態に応じた質の高い幼児教育、保育の提供を目指すとともに、延長保育や一時預かり、学童クラブの社会福祉協議会への運営委託といった、家庭の多様なニーズに応えられるよう事業を展開しております。また、乳児健診や母性の健康を守るための支援、特別な配慮が必要な児童への支援など、関係各課、関係機関との連携によるネットワークを構築し、施策を推進しております。
    コロナ禍の対応では、4月下旬から約1か月、緊急事態宣言や外出自粛要請を受け、新型コロナウイルスの感染防止のため、町内の保育施設において、家庭で保育できる場合の家庭保育の協力をお願いしましたが、原則開所の方針の下、体調管理や検温、手洗い、消毒、マスクの着用を徹底してまいりました。また、密閉、密集、密接といった3密の回避のため、空気清浄機や紫外線殺菌庫、AI検温モニターを設置するなど、衛生物品、対策備品の整備を含め、感染防止対策に努めてきたところであり、今後もインフルエンザやノロウイルスへの対策も含め、継続して感染症対策に万全を期してまいります。
    議員ご指摘の子育て支援センターたいようでは、入所前、入園前のお子さんが親子の触れ合いを持ちながら、ゆったり遊べる親子の広場を平日及び第2土曜日に開催しているほか、ベビーマッサージや育児、産後ケアの相談もできる小さな赤ちゃん向けの赤ちゃん広場、毎日の慌ただしさをリフレッシュするわくわくワークショップ、お子さんと保護者のコミュニケーションを大切に、歌、体操、触れ合い遊びなどを企画するわんぱく広場や外遊びの青空わんぱく広場など、多種多様な事業を展開しており、遊び場の提供だけでなく、子育て段階の保護者の孤立防止や不安解消、保護者同士の交流や情報交換、祖父母の方々の交流や相談などを行う拠点となっております。また、町内保育施設では、未就園児の保育施設の体験事業として開放保育を月1回開催しているほか、町内子育てサークル、子育て応援団あんよの会が子供の遊びを見守るあそびの広場は、町内3地区を巡回して開催しており、祖父母とお子さんを対象にした孫育てサロンを祖父母世代の交流や情報交換の場として提供しております。
    子育てにつきましては、地域全体、町全体で育てようとする観点から、若者世代だけではない3世代の交流をはじめ、地域にとらわれない多くの方と交流できる事業を進めております。今年は、コロナ禍による外出自粛の影響から、事業を一時的に休止したり、来場者が少ないこともありましたが、現在は利用者も増え、親子の広場では平日は三、四組、第2土曜日の午前中に実施しております土曜開放では多数の親子からご利用いただいております。
    こうした現状のほか、課題について申し上げますと、保育施設を維持するための安定的なスタッフの確保であると考えております。少子化の進行により子供の数が減少しているものの、ゼロ歳児から2歳児の入所児童は各施設とも増加傾向にありますので、受入れの前提条件となる保育士等のスタッフの確保に努めてまいります。
    最後に、コロナ禍に対応していくための計画についてですが、コロナ禍であっても感染症対策に万全を期し、第二期真室川町子ども・子育て支援事業計画に掲げる施策、事業を着実に進めてまいることには変わりありません。今後も計画の基本理念である「安心して子どもを産み、子育てに夢をもてるまちづくり」を総合的に推進してまいります。
    次に、2点目の公営住宅の現状と今後の方向性はについてお答えします。町が建設し管理運営している町営住宅としましては、公営住宅法に基づき、住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸することを目的としたセーフティーネットの役割を担っているものが、緑町住宅、東町住宅、錦町住宅、宮沢住宅、梅の里団地、駅西住宅の計6つあり、これらには現在63世帯152人が入居をしております。また、子育て世代の定住を促進する目的で、旧真室川保育所跡地を活用して建設した、公営住宅法に基づかない、町単独の子育て応援住宅が1団地12戸あります。町内外の子育て世代を入居の対象にしながら、本町への移住定住の推進を図ってきたところであり、現在12世帯48人が入居しており、町営住宅全体では75世帯200人が入居している状況であります。
    公営住宅のうち、錦町、宮沢、梅の里の各住宅については、国からの補助を受けながら、年次計画に基づき改修を順次進めており、これまで屋根のふき替えや外壁の改修、公共下水道への切替えや配水管の更新など、入居者が共用する部分の整備を行ってきたところです。また、宅内の給排水設備の改修を、平成29年度は錦町住宅、30年度は梅の里住宅1号棟、令和元年度は梅の里住宅2号棟において行っており、来年度は宮沢住宅の改修を予定するなど、快適な住環境の整備に努めているところであります。
    一方で、昭和34年から40年の期間に建設し、築55年以上が経過している緑町住宅と東町住宅については老朽化が進み、耐震基準も満たしていないことから、必要最低限の修繕を行いながら、退去者が生じた際は入居者の再公募を行わず、解体を行うこととしております。緑町住宅については、今年度中に全戸の解体工事を終了する見込みとなっており、住宅用地は借地であることから、更地にして返還することで土地所有者と協議を進めております。町有地に建設した東町住宅については、今年度1戸の解体を進めており、残る4戸についても入居者と協議を進めながら、来年度には全て解体する方向で計画をしているところであります。
    本町は少子化を伴う人口減少が続いており、若者の定住を促進することは、自然減対策と社会減対策の両面で大変重要な課題であると考えております。定住人口の増加に向け、住宅の整備をさらに進めていくべきであると認識をしておりますが、建設場所の選定や一戸建て、もしくは集合住宅等の住居の形式、駐車場や広場などの共有スペースと十分な除雪スペースの確保、さらには町の財政状況などの課題を精査する必要があります。このため、子育て家庭への経済的支援の充実など、子育てしやすい環境づくりの推進を図りながら、町政座談会や町民アンケートなどにおける町民の声を基に、住宅に関するニーズを十分に把握した上で、今後の町営住宅の整備を含め、本町への定住につながる効果的な施策について、総合的に検討をしてまいりたいと考えております。
議長(五十嵐久芳) 佐藤成子議員。
3番(佐藤成子) 子育て支援事業の現状と課題については、このコロナ禍の中でいろんな努力をなされて、細かい感染防止のために努めながらのいろんな活動がなされているということに改めて感動したところでございます。やはり就学前のいろんなお子さんの子育ての中での子育ての大変さのこの中で、こういう場があるということは本当に子育てする側にとっては強みでありまして、本当にいい施設だなとつくづく思います。そして、最近また様子をうかがいにお邪魔したところ、今度、本物教室ではありませんけれども、メダカを育てていまして、そういうふうなゼロ歳児や3歳未満の子供について、生き物を育てるという精神的な心の栄養というのか、そういうのをまた付け加えながらの、そういうような子育ての支援の中で行っているというのもまた感動してきたところでございます。今後ともまずこのような形で、コロナ禍で大変かとは思いますが、ぜひ引き続き支援を期待したいところでございます。
    そして、公営住宅の件につきましては、やはり老朽化が進んでいるというところで解体の方向性の住宅や、そしてまた今後近々解体していくというふうな家もありましたが、最終的にはいろんな子育て世帯に定住の促進するような形の住宅については、まだ今後の整備を含めながら効果的な施策については検討していくというお答えではございましたが、空き地にしてもまず返却する土地は返却しなくてはいけないし、町のものでもまだ更地というふうな形で、敷地があるというわけではないというところがまず建設のほうには向かないのかなと思うのですけれども、ほかに町の土地としてそういうふうな建設予定地の候補というのを把握できていないのか聞きます。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 町有地で公営住宅もしくは公営住宅によらないものを建てようとした場合に、やはり飛び飛びという状況では効率もよくございませんし、まずは下水道をちゃんと整備されるということも前提条件になろうかと思いますので、まずは現状これまで住宅用地として使ってきた土地を再利用したいという気持ちはあります。今まだ入居されている方がいますので、これまで政策空き家という形でやってきましたので、その辺のところを拡張して、そういったところの特例とかをできればやりながら、簡単に言えば東町のところが第1候補と、従前住宅でありましたので、考えているところであります。そこについては、できれば定住向けの住宅。ということは、そこに住宅に定住していただくということではなくて、例えば今の子育て応援住宅については、小学校ということから高校卒業までということに延ばしております。しかしながら、高校までとなりますと、今後の例えば新しいうちを建てるための貯蓄ができる状況なのかといえば、そういった状況ではないと思われます、その状況においては。ということからすると、次のステップに向けてさらに定住を目的とした住宅が必要ではないのかなと。そこで、ある程度将来に向けた計画、蓄えをしていただきながら、ご自分で戸建て住宅を建てて定住していただければ、これは最高であるというふうに思っておりますので、まずはそこに向けたところの定住住宅ということを考えていきたいなと思っています。これは、具体的に来年度予算とかそういうわけではありませんので、ちょっと今のこれからの定住対策をしていく上での一つの考え方ということでご理解をいただければと思っております。
    全て子育て支援については、今子育てが大変な保護者の方へということも当然あるのですけれども、その流れをくんでいただいて、あくまでも定住に最終的には向けていくという目標もその中の重要な一つでありますので、それらを総合的に将来に向けて推進していく政策を今後も続けていきたいと思っているところであります。
議長(五十嵐久芳) 佐藤成子議員。
3番(佐藤成子) 大変頼もしい意見をいただきました。やはり来年度ではと今否定の言葉が入ったのが、そこら辺は少しちょっと質問していきたいなと思います。町長が本当に大切なことを言っていただいたのですが、今子育て支援住宅についてはやはり高校卒業まで、卒業したらそこを出なくてはいけないというのが基本の形ですけれども、なぜそこのラインをしたかというのは、そこまでにある程度貯蓄があって、新居へ向けるような資金をできるのではないかという想像の下にできたことなので、実際住んでしまうと皆さんの生活の状況は個々には分かりませんが、想像ではありますが、やはり子育てというは何かにつけお金がかかることで、本当に基本の住み方が、例えば頂いた給料の中で回しながらの貯蓄しながらのとなると、なかなか貯蓄が見えてこないような現状が今はあるし、コロナ禍というのがまたかぶさってきて、なおさらのことゆとりというのがなくて、逆に本当どんどん、どんどん目減りしていくというか、貯金を崩してまで生活していかなくてはいけない現状の中で、そこら辺が今子育て支援住宅については大変な、そういうふうな住宅ではなくて、それに代わったような新しい試みの住宅を若い世代のために、これから次代を担う子供たちを育てる中で早急に必要なことではないのかなと思います。
    他町村の例を申し上げるのですけれども、新庄市のほうでは若者向けの住宅取得助成金制度がもう始まっています。あとそれから、寒河江市のほうでも結婚や新生活を応援していくというふうな補助金制度や、住まいを建てるまで寒河江のほうでは手厚くしているようでございます。このようないろんな情報が町のほうにも入ってくると思いますし、こういうふうな情報を見ながらでもいいですので、なるべく急いでしておかないと、子供たちはどんどん、どんどん成長していきます。そして、こう言ってはなんですが、人口も高齢者人口が多くなっている中で、やはり子育てしている方にそういうふうな生活状況や基盤ができやすいような方向性に持っていかないと、本当に人口がどんどん流出していくと思うし、そこで町には本当にこうやって子育てしやすいような住宅がもうすぐできるよというふうな夢を持たせる、そんな町の考えをPRしていくような、例えばこういうパンフレットでもいいですので、そのような計画性のものを、パンフレットでもいいので、していく方向はないでしょうか。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) 今言われたところは、やはり例えば大きな工業団地があったりとか、そういった生活基盤がある程度、余力があるとは言いませんが、逆に今の高校生、高校を出た方々が流出されて困っているというところと、それは相まっている関係ではないのかなと想像されるところであります。当町とはちょっと状況は違うのであろうというふうに思いますので、私どもの町においてはどうしても3世代同居ということがこれまでも多かったわけでありますし、保護者がお仕事をされている間は祖父母の方が面倒を見ていただくという、やはり家族の在り方の一つとしては3世代同居というのは私はいいものだというふうに思っておりますし、住宅改修、いわゆるリフォーム改修についても、3世代同居という条件については上乗せ分と申しますか、そういった形で行っているわけであります。子育てのための住宅という観点からすると、かえって核家族化を招いたり、日中預かるところもないというような状況が生まれてくる、これが果たしてお子さんにとっていいことであろうかということは、悪くはないと思いますけれども、そういったところを総合的に考えていく必要があるのだろうと思っています。子育て応援住宅を高校までにしたのは、一番手のかかる小学生、これから中学校に入れてどうしようかなと思っているところに次の住居を探さなくてはならないと、これは金銭的な負担ではなくて精神的な負担が相当伴うということで、高校生までとしたものでありまして、その間にお金をためてもらうというのが第一目的で高校までということをしたわけではありません。効果としてそれがあればいいのですけれども、それはやっぱり別にちょっと考えたものでありますので、そういう価値もあるのだなといえばよろしいとは思います。
    ということで、早急に考えだけ述べて物がないというのは、これは私どもとしてはできないことでありますので、子育て論のいわゆる方向性でありますとか、そういう方向性を示すものであればいいのでしょうけれども、やっぱり住環境という現実的なものについてのパンフレットをして、将来こうしていくというようなことは、絵に描いた餅というわけではございません。これ、やるほうがそういうこと言ってはまずいのですけれども、そのような批判、なかなか遅々として進まないという状況もこれからあろうと思いますので、そういった期待だけを持たせるというようなことではちょっと難しいと思いますので、こちらのほうのある程度のハード物については方向性が定まった段階でPRをしていくと、周知をしていくというのが一つの、消極的かもしれませんが、確実なやり方というふうに思っているところであります。それを先延ばしにするということではありませんので、先ほど申し上げたようないろいろな財政の状況、問題等がありますけれども、その他を含めた中で公営という考え方と、よらないものの考え方をしっかりと分けながら、これから前向きに検討していくということは先ほど申し上げたとおりでありますので、ご理解をいただければと思います。
議長(五十嵐久芳) 佐藤成子議員。
3番(佐藤成子) 町長のお話大変納得できましたし、なかなか町としては本当に慎重な答弁だなと思っていました。ただ、やはりないものに対して募集をかけるというのは、それは本当に、例えば会社がないのに募集をかけるというのではおかしい話なので、それは納得できますが、もう少し今だからこそ積極的に動かなければならないと思う点があるのですが、今さっきの前段のほうの子育て支援センターのほうの中で、他町村からも町に見えている、そこはやっぱり町を見られているということで、町はこういうふうな子育て支援についても一生懸命なのだ、子育てにしてはこのようないい教育をしているのだというふうな捉え方をしてもらえるというチャンスでありますし、そのチャンスを逃さないためにも、PRするためにも、確実性のある早めの若者向けの支援住宅というか、若者にとって魅力ある町づくりにつなげるような政策を今後とも取っていただければなと思いますし、前にもお話ししたのですけれども、コンパクトシティーというお話ししたのですけれども、やはりこの面積、そんなに規模はないのですけれども、コンパクトに公営関係が、いろんなインフラとか、施設や学校から、駅とか病院、郵便局、生活に困らない程度のその中での活動ができる、本当にコンパクトシティーが、まさに町がそういうふうな形に見えるので、できればそういうふうなうたい文句でもいいですので、この町に住めばこのような特典があるし、こういうふうな、今本当に少子化の中で子育てを安心してできるというふうなPR効果をもう少し自信を持ってほかに声を発するような政策を今後考えていただきたいなと思います。
議長(五十嵐久芳) 答弁は必要ですか。
3番(佐藤成子) お願いします。
議長(五十嵐久芳) 新田町長。
町長(新田隆治) コンパクトシティーの考えは十分理解はしているつもりでありますけれども、やはり当町においては、これまでまさに真室川町内はコンパクトシティー化をしてきて、途中でいろんな状況で最終的な段階まで至っていないというのが今の状況であろうと思います。やはりそういったのも大変必要ではあろうかと思います。しかしながら、当町の状況を見ていただきたいのでありますけれども、やはり安楽城地区、及位地区についてもインフラとか、そういったハード的なものの整備はなされていないのですけれども、住みやすいところだなと思っていただいて、住み続けていただけるということが町づくりの重要なポイントであろうと思います。多少過疎になろうと、そこで生活してよかったなというようなことを思っていただきたいという施策も当然重要なものの一つでありますので、そこの釣合いと申しますか、これは非常に難しいところがありますし、現状では出張所の廃止はしておりませんし、診療所も赤字だから廃止するという考えは今のところ持ち合わせておりません。やはり安楽城地区、及位地区、真室川地区があっての真室川町だというふうに考えていますので、その辺の地域性に合ったような、生活様式に合った、例えば住環境の整備であるとかいうところを新たな視点で再度見詰め直すということも必要であろうと思っているところであります。
    あと、子育て支援センターにほかのところから来ているというの、私よく分からなくて、ちょっと自分のところで相談しづらいことがあって来ているのかということもあろうかと思いますけれども、その辺はちょっと教育長が分かれば答弁させますので、お願いします。
議長(五十嵐久芳) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) 議員ご指摘のように子育て支援センターたいよう、大変利用率が高まっております。大変ありがたいなと思っています。昨年度から比べても25%程度上がっています。特にコロナ禍で4月から6月くらいまでやっぱり動きが悪かったのですけれども、ここ9月以降、昨年度比にしますと48%ぐらい増加しているというふうなことで、大変うれしく思っております。やはり環境整備等、職員非常に頑張っているなと、私自身毎日すぐ近くにあるものですから見させてもらっているのですけれども、いい雰囲気づくりをしていただいておりますし、コロナ対応を十分しながらの対応をさせていただいているわけであります。そういうふうに利用者が多くなっておりますけれども、それが他市町村から何名というふうなところは、今現在私も持ち合わせておりませんけれども、確かに他市町村からも来ているというふうな話は聞いていますが、ほとんどは町内の子供と保護者であるというふうに私は認識しているところであります。
議長(五十嵐久芳) 佐藤成子議員。
3番(佐藤成子) 答弁いただきました。それでは、このまま維持ということで続けていただければなと思います。そしてまた、新庁舎がいよいよ27日落成ということでお伺いいたしますが、次は町の中枢が完成したことによって、今度は町民のための本当に住みかというか、住宅のほうに、特に子育て世代のほうの住宅について今度はいろんな試行錯誤で強化していただければなと考えております。
    以上で私の質問を終わります。
議長(五十嵐久芳) 以上をもって本日の会議日程は終了いたしました。
    本日はこれをもって散会といたします。
    ご苦労さまでした。
                                   (午後 2時10分)