令和４年第４回真室川町議会定例会（第２号）

令和４年第４回真室川町議会定例会（本会議）　　　　　　　　　　　　議　事　日　程（第２日目）

１．開会日時　　　　令和４年１２月８日（木）午前１０時　開　議

２．開会場所　　　　真室川町役場　議会議事堂

３．議事事件
　　　　　　　　　　　　　　　開　議　宣　告

日程第１　：　一般質問

令和４年第４回真室川町議会定例会会議録
令和４年12月８日（木）　　　　　　　　第２日目
招集の場所	真室川町役場　議会議事堂
開会	令和４年12月８日（木）　開議　午前10時00分
出席議員	１番　　小松健弥	２番　　舟生源氏
	３番　　姉﨑園子	４番　　小松正弘
	５番　　髙橋秀則	６番　　平野勝澄
	７番　　佐藤　正	８番　　五十嵐久芳
	９番　　菅原道雄	10番　　佐　藤　一　廣
欠席議員	な　　し
不応招議員	な　　し
地方自治法第121 条の規定に基づき出席した者の職・氏名	町　　　　長　新田隆治	副町長　石山栄一
	教育長　門脇　昭	総務課長　佐藤和弥
	企画課長　海藤直明	建設課長　青柳洋児
	農林課長　斉藤克智	町民課長　柿崎隆志
	福祉課長　佐藤洋子
	教育課長補佐　山田千穂	病院事務長　佐藤光宣
	農委事務局長　斉藤克智	代表監査委員　鈴木謙一
	農業委員会会長　髙橋清美
職務のための出席者	議会事務局　　加藤清美　　　黒坂祐司
職務のための出席者	総務課　　須田英樹
会議録署名議員	７番　　佐藤　正　　　８番　　五十嵐久芳
散　　　　　会	午前11時02分

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（午前１０時００分）
〇議長（佐藤一廣）　おはようございます。
　　　　ただいまの出席議員は10人であります。
　　　　定足数に達しておりますので、ただいまから第２日目の定例会を開会いたします。
　　　　直ちに会議を開きます。

〇議長（佐藤一廣）　日程第１、一般質問に入ります。
　　　　質問は、配付しております一覧表のとおりの順とし、昨日の引き続きといたします。
　　　　順番に発言を許可いたします。６番、平野勝澄議員。
〇６番（平野勝澄）　それでは、学校給食費の無償化についてお伺いいたします。
　　　　今回お聞きする質問の前置きとしまして、教育に関わる質問ではありますが、予算の配分など一般行政部分に、より大きな関わりがある内容ですので、答弁者として町長を指名させていただいた次第であることを申し上げておきます。
　　　　小中学校の給食費無償化について質問いたします。この間、県内でも全国的にも給食費無償化に取り組む自治体は増えてきました。町としても、そろそろ取り組んでもいいのではないでしょうか。私も前町長の時代、何度か取り上げておりました。前々回の町長選挙、新田町長誕生の選挙の際、前町長が公約に入れていたことも思い出されます。新田町政となってからは、副教材費の無償化などを先行して進めるなど、子育て支援の優先順位のこともあり、私としてはこの間はやや静観しておりました。この件は同僚議員からも何度となく質問されております。比較的最近のものでは、2020年３月議会で佐藤成子議員が一般質問したもので、当時町長の答弁では、その意義は認めつつも、「財源を町が単独で負担することになり、恒常的に大きな費用が生じることになる。将来的な見通しを含めた町の財政状況を十分に見極めながら、さらに検討を進めていく」としていました。役場新庁舎の建設や基盤整備事業などの大型事業も終了したか、または事業計画としてはおおむね内容が出来上がっており、将来的な見通しという点では、その見通しがついてきているのではないでしょうか。
　　　　９月議会の決算委員会で、それぞれ別の項目に関して別の観点からの質問ではありましたけれども、この数年の町財政の収支状況１億円から４億円の余裕があり、翌年度に繰り越されていること、それから小中学校の給食に係る経費は全体でおよそ3,300万円ほどであるというお答えをいただいております。この数字を見る限り、学校給食費無償化は決して不可能な話ではないと思われます。改めて近い将来の学校給食費の無償化を求めたいと考えますが、現時点での町長の考えを伺います。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　平野勝澄議員のご質問、学校給食費の無償化についてお答えをいたします。
　　　　私は就任以来、町民の皆さんが生きがいを感じ、幸せを感じられるまちづくりを基本理念として、町民の皆さんとの対話を重ね、信頼を築き、人と人とのつながりを重視した町政運営を進めてまいりましたが、その柱の一つに子育て支援の充実を掲げ、妊娠、乳幼児期から高校卒業の自立までを子育てと捉え、これまで教育を含む子育て環境の整備に注力し、保育の質や安全性の向上、仕事と家庭の両立を図っていただくため、保育施設、学校施設の改修を行い、安全な受入れ態勢の整備を図ってきたところであります。
　　　　子育て支援施策については、令和２年３月に策定した第二期町子ども・子育て支援事業計画の前年にニーズ調査を町全域の就学前児童及び小学生児童の保護者を対象に実施をしており、半数以上の方々が子供が安心してかかることができる医療体制の整備、乳幼児医療費の助成や児童手当などの充実、保育所、こども園、学校に係る費用負担の軽減の順のご希望でありました。このことから、子育て世代の経済的支援として、高校生までの医療費無償化の拡大、法定予防接種の無料化、インフルエンザ等予防接種の助成、保育所、こども園登園バスの無料化、中学校部活動遠征でのスクールバス利用による負担軽減を実施し、また子育て世代の定住促進を目的とした子育て応援住宅の整備などを総合的に推進をしてまいりました。さらに、小中学校副教材費の無償化、家庭で乳児を保育する保護者を応援する月３万円の家庭保育支援給付金の支給、町独自の保育料の軽減、保育施設副食費の無償化、学校給食費に対する一部補助、今年度からは路線バスの高校生までの無償化などを行ってまいりました。
　　　　学校給食については、地元食材を使った地産地消の推進、食料の生産、流通や地域の食文化、食事の重要性への理解、自然の恵みや生産者への感謝の心の醸成などの学びを進め、おいしいふるさと給食事業として給食の質を高め、喜んでもらえる特別な献立にも取り組んでおります。通常の学校給食に１食当たり25円、年３回の特別な献立時には１食300円を補助しており、保護者負担を増やすことなく、必要な助成を行いながら、給食の質の向上を図ってまいりました。子供たちに地域やふるさとに根差した給食を提供することで、おいしいものが多くある地域に生まれ育ったことに誇りを持ち、郷土愛を醸成し、愛郷心を育むことを優先して施策を講じてきたところであります。
　　　　新型コロナ感染症やロシアによるウクライナ侵攻などによる物価高騰が進み、給食食材費に関しても大きな影響が生じております。本年第２回町議会定例会並びに第４回の臨時会において、食材費高騰分の学校給食会計への補助について一般会計補正予算を可決をいただき、新たな保護者負担を求めることなく、引き続き給食の質の確保に努めております。本町の学校給食に係る関係費用について申し上げますと、令和３年度では人件費を含む施設の維持管理運営費に約5,700万円、給食費補助として約310万円を負担をしており、児童生徒１人当たりの保護者の年間負担額は小学生が約５万4,000円、中学生が約６万円となっております。給食費の完全無償化を行うためには、現在の児童生徒数から算出をしますと、小中学校合わせて教職員分を除き、約2,500万円を超える財源が新たに必要になります。
　　　　議員ご承知のとおり、学校給食の経費負担は学校給食法の規定により、施設、整備、運営費については設置者である町が、それ以外の食材費などの経費は保護者の負担とされておりますが、平成30年７月に文部科学省が取りまとめた平成29年度の学校給食費の無償化等の実施状況によると、全国1,740自治体のうち、76自治体が小学校、中学校とも学校給食費の無償化を実施をしており、424自治体が学校給食費の一部無償化、一部補助を実施しているという調査結果となっており、小規模自治体を中心に保護者の要請に応じて学校給食費無償化を実施する自治体がある一方で、人件費や継続的な大きな財政負担に懸念を持つ自治体も多いようであります。
　　　　県内における学校給食助成状況では、今年度初め、35市町村中、小中学校とも24市町村に全額、半額、一部助成などの制度があり、そのうち小学校で３市町村、中学校で４市町村が全額無償化としております。その後、物価高騰対策として年度途中から全額無償化とした自治体も幾つかあるものの、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に、今年度限りの措置のようであります。
　　　　国会においても学校給食費の無償化について、国の財政措置による実現に関する質疑や要望、申入れなどがなされているようでありますが、新庄、最上８市町村で構成する最上開発協議会においても最上地域の重要事業として、令和３年度から国の財源による学校給食無償化に関する制度改正要望を行っており、山形県町村会でも要望をしているところでもあります。子育て世代の保護者負担の軽減につきましては、これまでも町議会において何度かご質問いただいておりますが、各種施策の評価や優先度、保護者の皆さんのニーズ、国の施策の動向も図りながら、様々な分野における子育て支援につながる施策を計画的に講ずる中で、総合的に推進していくことに変わりはありません。学校給食費の無償化は、恒常的に大きな負担が生じることになりますので、将来的な見通しを含めた給食提供方式の在り方を検討するとともに、引き続き国に対して関係機関と連携をしながら、学校給食費無償化に向けた補助金等の財政措置について、要望活動を強化をしてまいります。
〇議長（佐藤一廣）　平野勝澄議員。
〇６番（平野勝澄）　今答弁いただいた中にもありましたとおり、今年度初めの県内での各自治体の給食費に関する助成状況というのでは、寒河江市が小学校、中学校ともに全額補助、大江町が小学校６年生及び中学生に関して全額補助、鮭川村が小中学生全額補助、それから西川町が半額を助成、尾花沢市が半額を助成、そのほかの真室川町も含めまして、毎食当たり10円、20円、25円などという形で補助を行っている自治体という、これは以前私が質問したときとか、あるいは通告の中で述べましたような以前の同僚議員の質問などの時期に比べても増えてきているということは間違いないところだと思います。そのほかにも第３子以降の児童に対する助成ということで、天童市、寒河江市、村山市、尾花沢市、鶴岡市、この５自治体は18歳未満の小中学生のうち、第３子以降の子について全額助成を実施するというような形を取っております。ほかに米飯代の一部を助成すると、ちょっと様々な形でですけれども、全額とまでとはいかなくても、給食費の補助というのは行われているようです。
　　　　また、全国的に目を向けますと、非常に大きいなと思うのは、最近では中核市である青森市が今年度の補正予算で約５億円計上して、この10月から市立の小学校42校、中学校19校で無償化を行ったということを聞いております。青森市のほうでは、本年度分は新型コロナの臨時交付金で賄い、来年度以降も財源を確保して無償化を続ける方針であるというようなことで、必ずしも中小のところばかりではなく、そういう取組みを進めているところもあるというふうに聞いているわけです。
　　　　子育て全般、様々な支援の仕方はあるわけですけれども、学校給食費というのもひとつ大きな支援の目玉の部分であると思うのです。特に我が町の場合でいいますと、お隣の鮭川村が完全無償化に既に踏み切っているということからしましても、どうしても比較対照にされやすい部分もあろうかと思うのです。町に若い世代に定着、残留していただくためにも、こういった施策というのは今後やはり重視されていくことになるのではないかと思います。
　　　　また、国に対して、国の財源による無償化を要望するということは、これ本当に重要なことだと私も思っています。自治体の単独の負担ということではなくて、これは国が責任を持って取り組むべきである、そのことに間違いはないわけですが、一方で自治体が先行して取り組み、そういう取組みを進める自治体が増えていくことで国や、あるいは県にこの施策の重要性というのを再度認識してもらい、進んでいくということもあると思います。例えば福祉灯油なんかでいえば、先行して実施した自治体があったがために、県のほうでもこの取組みは非常に重要だということで県としても取組みを始めたというような事例もあるわけです。そういう点でいきましても、町のほうで国の財源の措置を待たないでも独自に財源を確保しながら、こうした取組みを進めていくということが非常に重要になってくるのではないかと思うのです。そういう意味では、質問の繰り返しになりますけれども、これは遠くない将来、ぜひ町としてこれを実施することで国や県の取組みも進めていくような、そういうやり方を取ってもいいのではないかというふうに思うのです。ということで、改めて町長にそれも踏まえたお考えをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　私としては、否定的な考えを持っているわけではありませんし、前回までの答弁、そのようにしているところでありますが、ほかのところがしているからという話は、当然これはあるとは思うのですけれども、対応がまず違うのではないかなと思っています。真室川町においては、それぞれが自校給食方式を取っており、かつ正職員及び臨時職員を配置して直接子供の前で目に映ると申しますか、今衛生管理が厳しくて、給食室をのぞくというようなことはなかなかできないかと思うのですけれども、やはり温かい給食をその場で作っていただいたものを食べるという方式は、ほかのところはあまりされていないのではないかなと思っています。やっぱり給食センターとか、あと親子方式とか配膳をするというような形が多いのではないかなと。行革ということが叫ばれて以来、やはり給食センター化に踏み切ったところは数多くあると。その中で、当町においては学校の自校方式を堅持していると。中学校については後で追加された部分でありますので、親子方式を取っているということであります。
　　　　そうなりますと、給食単価、細かい話をして恐縮ではありますけれども、先ほど申し上げましたように、人件費等を含めますと5,700万円でありまして、そこのバランスをどういうふうに考えるかということだと思います。決して2,500万円を追加するということになるのか、また私としては意義として同じ質が将来的にも保たれるのかという懸念があります。いつか財政が困窮していったときに、食材についてとか、いろいろなものについての無駄を省くという声の中で、もっと合理的な方法とかというような考えが生まれてくるということは私としては非常に懸念をするというものであります。今やっている形が私としてはベストであるというふうに思っているところでありますし、やはり給食費、確かに軽減されれば喜んでいただけるのではないかなと思いますけれども、全てを無償化に踏み切って、かじを切っていくというふうな方向が果たして正しいのかどうか、これについてもしっかりと考える必要があろうかと思います。決して公約という中でのものをうたったからということについては、そこを私は最大限の理由としてはならないと思っておりますし、あとはこれまで要求しているのは、国がまず子育てをどういうふうに考えていくのかということを示してもらわなければならないということで、山形県町村会の中での一部の首長の方でありますけれども、国半額、県が４分の１、市町村が４分の１ということを提案をずっとしているけれども、県は全然動いていないという批判の話もあった中でありまして、その後も動いていないというのが現状であります。やはり何かというと、先ほど申し上げた学校給食法の中で、負担は保護者がするのだというふうに明記をされているということからすると、国はなかなかじを切るということはならないと、学校給食法の改正が必要になりますので、難しい問題になろうかというふうに思います。そこは各市町村の子育ての独自性をもってということになろうかと思いますけれども、今申し上げたような形で、将来にわたって給食の質が確保できるのかというめどをつけたいなと思っているところであります。そのためには今の調理員の体制でありますとか、それが今後とも正職員ということでやっていくのか、もしくは合理的にやろうとすれば、真室川小学校で全ての給食の調理が可能であります、現状として。そこで作ったものを配送するということはシミュレーションとしていろいろ考えてはいるところであります。そうなったときに、今までの自校方式と同じような内容のものが子供さんに提供できるのかということも検討を進めてまいりたいなと思っているところであります。決して現状の段階で否定をしているというものではないということもご理解をいただきたいと思います。
〇議長（佐藤一廣）　平野勝澄議員。
〇６番（平野勝澄）　学校給食法の規定についてですけれども、学校給食法の第11条で、保護者負担と明記されているということは確かなのですが、一方で2018年12月６日の参議院文教科学委員会、吉良よし子議員の質問に対して、当時の柴山昌彦文部科学相は、この規定は給食費の一部を補助することを禁止する意図はなく、さらに地方自治体等がその判断によって全額補助することを否定するものではないことを答弁しているということで、必ずしも学校給食法の改正が必要なものではなく、事実、ですから実際に全額の助成まで踏み込んでいる自治体もあるということだというふうに理解はしております。ですから、これについてはそういう明記があるからといって障害にはならないのではないかなというふうに私としては思っています。
　　　　真室川町の現在の給食の提供方法、自校給食方式、中学校は親子方式ということですけれども、確かに特に大きな市などでは給食センター方式というところが大多数だろうというふうに私も思います。そういう中で、自らの学校で職員も配置して、常に温かい給食を提供できるというのは真室川の非常に優れた点であると思います。そうした点を維持しながら、またおいしいふるさと給食というような地域の食材を活用して、地域に愛着を持ってもらうという取組み、これも非常に優れた施策だと思います。こういうことも行いながら、さらに給食費の軽減、無償化に私は踏み込んでいっていただきたいなと思っています。
　　　　その上でも今ちょっとお話ありました国が半分、県が４分の１、市町村が４分の１負担するというような方向での給食費負担の在り方の提言というようなことを一部の首長さんがおっしゃっているという話もありました。こうしたことですとか、町村会でも様々要望されていると答弁のほうにもございましたけれども、これに関して県のほうであまり積極的ではないようなお話ではありました。国のほうでは、これについてはどんなような態度を取っているかというのもお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　その辺についての国の回答はいただいておりませんので、多分要望を伝えているのみになっている状況ではないかなと思っています。
　　　　先ほどの法律の解釈なのですけれども、それは国でやらないがための方便というような気も、では自分のところでやってくれよというような方便に近い答弁なのかなと思っているので、それをもって、いや、では自治体がやっていいのだということではないと私は理解をするところであります。
　　　　あとは本当に子供さんへ何がいいかと、今黙食の状況でありますので、これだけ一生懸命メニューを考えてくれる方、作ってくれる方に対して「おいしいね」と言い合う場が今ないというのが非常に残念だなと私は思っています。うちでも御飯を何にも言わずに食べると、うまいのか、うまくないのかみたいなことは当然皆さんも言われている場合もたまにあるのではないかなと思いますし、そういったところが子供も含めて提供する側と食べる人、あとはおいしいものを食べている子供を見てくれる親の姿とか、その考えをもう少し醸成した中で、検討を進めていきたいなと思っているところです。今地区の座談会もできていないところでもありますし、給食費を無償化してくれというような話は、お母さん方はあまり出ないというか、世帯主の方が出るのが結構多いものですから、子供の給食まで踏み込んだやり取りができているかというと、そうではないところがありますので、無償化するためにアンケートを取るというふうなこともなかなか難しいところでもありますし、もう少し学校の評判とかＰＴＡの一部になろうかと思うのですけれども、いろんな話を聞く機会ももっと増やしながら、お互いに給食費が無償化になってよかったねと思われるようなタイミングというのを図っていきたいなと思っているところでもあります。
〇議長（佐藤一廣）　平野勝澄議員。
〇６番（平野勝澄）　今のご答弁を聞いておりまして、全体としては保護者の様々な要望なども引き続き調べながら、そしてタイミングも図りながら前向きに考えるというような意味合いだというふうに受け止めました。
　　　　私は、最初の質問で申し上げたとおり、近い将来、ぜひ給食費の無償化にも踏み込んで実施をしていただきたいということとともに、本来これは国が責任を持って行うべきことであるという点でも私それは同感でありますので、県を通じて町村会等での要望も引き続き重ねていただきたいという、その２点を申し上げまして、少し時間余りますけれども、私の質問を終わります。
〇議長（佐藤一廣）　引き続き発言を許可いたします。２番、舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　それでは、私から３点質問させていただきます。
　　　　１番目に、町道の維持管理に草刈り機械を導入しては。町道の総延長は約200キロあります。これを両側に換算すれば約400キロになります。この道路を維持管理するには、相当の労力、経費が発生するであろうと思われます。中には道路沿いに雑草の茂らない場所もあるでしょうけれども、まずほとんどの場所で雑草が覆いかぶさると思われます。夏場には除草剤を散布したり、雑草を刈り取ったり対応しているようです。除草剤を散布するときは、風のないときでないといけないですし、風のあるときに散布すると、近隣の農作物に影響を及ぼす場合があります。また、雑草が覆い茂ると、車を運転していてもカーブ等では見通しの利かないこともあります。現代社会は高速化の時代でありますので、作業効率を上げることも必要であると思われます。そこで、町道の維持管理に草刈り機械を導入してはどうか、町長の考えを伺います。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　舟生源氏議員の１問目のご質問、町道の維持管理に草刈り機械を導入してはについてお答えをします。
　　　　現在町が管理する町道は256路線、延長195キロメートルであり、町道の除草につきましては、町道と宅地が隣接している箇所や橋梁など、除草を要しない箇所を除いた集落に近い区域、通行上不可欠な場所、町道パトロールで把握した箇所など優先度の高い箇所を基本に、町会計年度任用職員及びシルバー人材センターの作業員により実施をしております。作業内容は、人家や民地、特に農地や隣地へ飛散をしない範囲内で路肩やのり面の状況を勘案しながら、動力噴霧器をトラックに積載し、走行しながらの除草剤散布による作業、除草剤散布箇所以外での人力草刈り機、いわゆるブッシュでありますが、これによる作業との２つの方法で除草を実施しているところであります。このように町が行うの除草作業のほか、地区においては年２回実施をしている河川清掃時と地域づくり活動支援事業費補助金や環境美化里親制度を活用し、町道の草刈りのみならず、公共施設の美化活動や国、県道も含めた道路愛護の観点からもご協力をいただいております。環境保全委員の皆様には、町民の安全を確保し、快適な生活環境を維持できるように、不法投棄箇所の巡回やのぼり旗の設置など、担当区域の監視指導を行っていただいており、また農地などを管理している方々からは隣接している路肩などの除草を自主的に行っていただいているところも数多くあります。
　　　　ご質問の町道の維持管理に草刈り機械を導入ということにつきましてですが、議員から提案がありました高速化で作業効率を上げるための草刈り機械を調べてみますと、東北森林管理局が管理する林道の除草で使用している軽トラックの荷台に搭載するタイプ、農家の方が農道などの除草用に使用しているトラクターに装着をするタイプ、町内国県道の路肩などで使用している小型ロータリー除雪機に装着するタイプの３つの草刈り機械が考えられますが、町道除草を行おうとした場合には、その機械の性能、費用、適用範囲など実態の把握が必要となります。町道除草につきましては、これまで町民の皆様の協力の基に行ってきたことや、現在でも可能な限り除草剤散布によって省力化、効率化を図っていることを踏まえつつ、今後草刈り機械導入についての検討をしながら、引き続き適時、適切な除草作業に努めてまいります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　11月20日に開通した泉田道路ですけれども、新庄真室川インターを下りると５キロほどで西へ走ると真室川町へ入ります。真室川町の玄関口として、野々村新田平岡線が町道として目立つ場所であると思われます。これは夏場、町道管理、先ほどブッシュという話が出ましたけれども、これ３キロほどある距離をまず両側に換算すれば６キロになります。物すごい労力がかかると思われるのです。それで、年２回ほど除草すれば、まず通行しやすいきれいな道路になるのではないかなと、こういうふうに思います。11月20日の日の開通式のときには、職員とうめ子ちゃんがのぼり旗を持って振っておりました。これからは数多くの観光客の方が真室川町を訪れるであろうと思われます。そこで、この質問に至ったわけですけれども、その辺はどうですか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　町道の除草につきましては、考え方が１つだけではなくて、やっぱり町道の維持管理という、のり面の保護も含めた中での除草と、あとは道路の隣地であるところの田でありますとか、畑でありますとか、そちらに迷惑を及ぼさない、虫がなるべく発生しないようにというようなことの両面からやっているわけでもあります。
　　　　あと今議員おっしゃるように、今度は見た目の問題というのも当然あるわけでありますけれども、やはりいつもゴルフ場のような感じで維持というのは非常に難しいものがあろうと思いますし、また県道なんかでよく私も見ますが、機械でやった場合、ガードレールでありますとか、ポールでありますとか、そこは外してやるものですから、何かちょっと虎刈りではないですけれども、残るところがあると。それをまた刈っているかというと、そうでもなくてそれで終わる場合というのが往々にしてあるのを目にしているところであります。したがいまして、全て機械でやるということに加えて、人力で機械でできなかった部分をやらなければならないという２通りでやらないと、一般の方から管理をされているというふうには目に映らないのではないかなというふうに思うところでもありますので、導入したほうが現状より効率的、かつ今言ったような形で道路の見た目も含めた中で、あとは残った、刈った後の草のやり場、それが機械ではどういうふうになるのか、人力でやった場合はどういうふうになっているのか、その点も調べながら、それが人力でやるよりも優れているというふうなことがあれば、検討のほうに移りたいなと思っているところでありますが、いろいろな方式があるようでありますので、ちょっと刈った後のことも含めて、あとは除草剤を振ったほうがいいのか、この辺もいろいろ考え方があろうと思いますけれども、その辺の維持管理上、全てが同じような方式にならないとは思うのですけれども、除草剤のほうがいい町道もありますし、刈ったほうがいいところもあるということもちょっと状況を把握をしなければならないなと思っているところでもあります。また、その置き換えについてもちょっと調査、勉強させていただきたいなと思うところであります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　トラクターの装着型というのもあって、今まであった機械ですと、トラクターの進行方向に対して右側の作業機だったのです。これ今年何か発売されたということで、進行方向に向かって左側のそういうブームモアというのですか、これが発売されたということで、これだったら車の走行の邪魔にもならないと思いますし、トラクターがないということですけれども、秋山牧場でまず年に３回ほど牧草の梱包をするわけですけれども、多分稼働していないときもあると思います。それを使用させてもらってはどうかなと思うのですけれども、あと先ほど町長も言いましたけれども、県の歩道除雪、これアタッチメントで外して、草刈り機械ができるような仕組みになっていて、それ町の除雪機械で中型の除雪機械があるのですけれども、それに装着できないものかなと思うのですけれども、その辺の考えはいかがですか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　やっぱり県道ですと、ある程度連続性、連担性がある道路構造、のり面構造になっているかと思いますけれども、町道はそれよりカーブも多いでしょうし、あと民家と隣接する割合も高いものというふうに思っています。または水路でありますとか、いろいろな状況の中にありますので、先ほど申し上げたとおり、現状の方式がいいのかということを一応検討はさせていただきたいと思います。
　　　　ただ、今言われた具体的なものについては、見たこともまだないわけでありますので、それが本当に河川の堤防みたいにきれいになればよろしいのでしょうけれども、先ほど申し上げた刈った草の飛散範囲でありますとか、いろいろと隣地の方々に考慮をしなければならない面もありますので、まずは少し勉強させていただきたいなと思うところであります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　先ほど答弁の中に林道の除草で使用している軽トラックの荷台に搭載するタイプとあったのですけれども、これは自分も見たことがなくて、あっ、こういう機械もあるのだなと、それは今日初めて知ったのですけれども、こういう機械もあればいいのではないかなと自分は思います。農家の方々が町道の脇の雑草ですか、それを結構相当の距離をまずボランティアで刈っているだろうと、こういうふうに思われますけれども、その辺はいかがですか、町長。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　林道を刈っているやつは報告書、私も実際刈っている状況を直接見たわけではないですが、草刈り前と後と、あと作業中の写真について見たことがあるわけですが、ちょっとまた林道は、いわゆるさっき言った見た目と申しますか、毎回生い茂って道路にはみ出さないようにという範囲で刈っているところが結構多いと。したがって、丁寧ではないという言い方は悪いのですけれども、その道路を利用する者に支障がない範囲での刈り方というものが当然あるわけでありますので、それを直接利用できるかというと、ちょっと分からないものでもあります。それもできるのかどうかということも含めて調査してみたいなと。
　　　　あとは確かに大変ありがたいというよりほかないのですけれども、丁寧に自分の田んぼの脇だけではなくて、のり面の上まで刈ってくれている方々が数多くいらっしゃるということについては承知もしておりますし、本当にありがたく思っているところでもあります。自己防衛するということも当然ある中だと思いますが、私としては理解をいただいていきながら、やっているなというふうに感謝を申し上げている次第でありますので、機会があればそういうお礼を申し上げるようなことも必要であろうというふうに考えているところでありますので、まずはこの場をもってそういう方々に対しては大変ありがたく思っているところでございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　本来ですと、町内全域を回って除草作業の状態を確認すればよかったのでしょうけれども、何分距離が長いもので、部分的にしか行けなかった、回れなかったというところですけれども、栗谷沢小川内線の鯨の化石の発掘場所であります。ここの路肩の雑草ですけれども、きれいに刈り取られていました。やはりあのくらいきれいにするのであれば、相当の労力がかかったのであろうと思われます。また、除草剤を散布している場所もありました。そのことを踏まえて、トラクター中型の装着型、それを導入すべきと考えますけれども、いかがですか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　私は、ずっとではないですけれども、夏の間なんかは林道、農道を結構走って歩くというふうに見ておるところであります。場所、場所で必要性のあるところとないところでは刈り方もやっぱり違うところも中にはあるなという実感を受けておりますけれども、先ほど申し上げたように、全てが同じ条件でなかなか回れないところもありますので、先ほど申し上げましたように、繰り返しでありますが、機械の除草と人力による除草と、あとは除草剤による除草と、これがどこの場所にどういうふうに適しているのかということをもう一度調査をしたい、それからの検討ということにさせていただければと思っているところであります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　これはやっぱり検討すべき事案だと思いますので、よろしくお願いします。
　　　　続きまして、次の質問に移ります。各地区の看板を新調してはいかがか。真室川町への入り口の各地の道路脇に町内の案内看板が新調されております。このことは、高速道路開通に合わせてのことであろうと思われます。また、避難場所の看板も各地区において見受けられます。この看板の新調は大変よきことと思います。そこでです。各地区において地区の看板がない場所もあれば、看板の文字が薄れて読めない地区もあります。また、新調されている地区もあります。車で通行される方から見れば、この地区はこういう名前の地区なのだと分かるように看板を新調してはいかがかと思われます。できることなら、地区の両側に設置してはと思います。町長の考えを伺います。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　２問目のご質問、各地区の看板を新調してはについてお答えをします。
　　　　町内から、町への玄関口となる幹線道路付近には、主な町有施設への誘導や訪問客の利便性確保のため、白地に青文字で表記をした案内標識看板を設置をしております。看板の設置場所は、高坂、及位、平岡、野々村、内町の５か所となりますが、設置から20年以上経過し、損傷も激しかったことから、令和２年度に修繕を行い、観光誘客にも配慮したところであります。
　　　　また、議員ご指摘のとおり、令和３年度には町内の各避難場所及び避難所について、白地に緑の図柄等で表記をした標識看板の設置を行い、有事の際の的確な避難誘導に資するものといたしました。
　　　　ご質問にあるとおり、先月20日には東北中央自動車道、泉田道路の開通、新庄真室川インターチェンジが完成し、首都圏などからの本町への観光誘客や交流人口の拡大、産業振興などが期待をされるところであります。このインターチェンジを利用する本町への来訪者が迷うことなくスムーズに町内の目的地へお越しいただくためには、町有施設等の目的地を明示した案内標識看板が大変重要であります。現在、町内の17か所にこの案内標識看板を設置をしておりますが、文字が薄れてきて読みにくいものや、付近の樹木により認識しづらいものもあることから、先ほど申し上げた白地に青文字への表記に統一し、リニューアルをするとともに、走行中にきちんと標識を安全に確認できるかの確認作業を今年度中、できるだけ早く完成すべく、取り組んでいるところであります。
　　　　また、町内各地区への入り口となる場所には、白地に青文字で表記しました地区名標識看板を設置しておりますが、文字が薄れて読めないものや、老朽化により支柱が折れた場合などは、その都度新しい看板に更新をしております。今後も修繕が必要な既存の標識看板については計画的に更新を図るとともに、駅前地区など看板のない地区や両側など複数の設置が必要な地区については、地区との協議や設置場所の安全性などを確認をしながら進めてまいります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　やっぱり町内への５か所の看板、これ大変自分はいいことだと、こういうふうに思っております。やっぱり町外から来た人にとってみれば、この看板があるおかげであと何キロで町の中心部、あと何キロでここに行けるのだと、そういうふうに思うところであるであろうと思われますので、あと避難場所もこういうふうに新しいものに変えていただいて、各地区の方も大変満足しているのではないでしょうかと、こういうふうに思うところであります。
　　　　自分が質問した各地区の入り口の白地に青文字の地区名の標識看板の設置をしてはいかがかとありますけれども、やっぱりこの地域に愛着を持っている方からしてみれば、看板の新調はありきではないかなと思われます。自分の話をして申し訳ないですけれども、他市町村に行くと、自分は、ああ、ここがこういう地区の名前なのだと、そういうふうに見て回っておりますので、これはぜひ新調していただきたいと、こういうふうに思うのですけれども、いかがですか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　今はカーナビなどがかなり高性能化していて、目的地に行くにはさほど不便はないというふうに思いますけれども、議員おっしゃられるとおり、目で見て、今どこだというのが、これやっぱり一つの楽しみまではいきませんけれども、道路を走っているなという現実感があるなというふうに私も思います。いろいろな町村の方と話しして、あそこの何々地区とかと言われるのですけれども、やっぱり分からないのです。地図で見ても、見たものと実際道路を走ってみた場合にあった看板を見て、ここがそこなのだというふうに思った場合は、やっぱり受け止め方がちょっと違うなというふうに思っているところであり、やはり地区名表記するような標識についてはあったほうがいいなというふうに思っているところです。
　　　　一方で、なかなか今屋外広告物の規制が随分前に規制をされて、やたら目立つものでありますとか大きなものについては、かえって運転上とか危険であるというふうなことで大きな看板は設置することができなくなってきておりますし、またその設置箇所についても規制がなされているという状況でもありますので、今ある程度の大きさであれば、それはクリアしているわけでありますので、地域の方々が少し人口は減ってはおりますけれども、自分のところの地区名がしっかりと表記されているということで一つの認識を持っていただくということについてということの効果も当然あると思いますので、先ほど申し上げましたように、薄れたものでありますとか、折れつつというか、さびているとか、そういったものについては、都度、全部一斉というわけにはなかなかいかないと思いますので、そういう支障のあるものについては、こちらで取替えさせていただくというようなことをしていきたいと思っているところであります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　やっぱりその地区にしてみれば、これは取り替えてもらえば、ああ、よかったなと、こういうふうに思われると思いますので、これはぜひ実施していただきたいと、こういうふうに思います。
　　　　続きまして、３問目、林道中村川舟沢線を道路舗装してはいかがか。中村集落終わりから約400メートル上ると、真室川町指定天然記念物、中村湿原があります。日本最小と言われるハッチョウトンボが生息する湿原であります。また、トキソウをはじめ希少な昆虫、植物が生息しています。この湿原への行き来をスムーズにするために、舗装工事を行ってはと考えるところです。中村橋に不具合が生じたときには迂回路として使用できます。貴重な観光資源でもあります。また、町内の子供たちの勉強の場でもあると聞いています。これらのために舗装を行ってはどうか伺います。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　３問目のご質問、林道中村川舟沢線を道路舗装してはについてお答えをします。
　　　　林道につきましては、木の幹の役割を担う大規模林道のような基幹道と幹から生える枝の役割を担う管理道や木の葉の毛細血管のような役割を果たす施業道に分類をされます。林道台帳によりますと、中村川舟沢線は枝の役割を果たす管理道の位置づけで、平成17年度から平成22年度にかけて事業が行われ、起点は町道矢の沢中村線との合流点、終点は林道矢の沢川舟沢線との合流点となっており、総延長は1,796メートルで、路肩を含めた全幅員４メートルの砂利を敷設した林道であり、町指定の天然記念物である中村湿原へのアクセス道路としても活用されております。当路線については、森林施業を実施する目的のために整備した道路であり、設計速度は時速15キロ、幅員が狭く、カーブも多いことなどから全体的な舗装はできませんが、排水の不具合による周辺への影響などがあれば改善を図ります。現に起点付近の特に急勾配な箇所については、滑り止め対策や表層の洗掘、浸食対策として約200メートルにわたりコンクリート舗装を行っております。今回の件に限らず、こうした道路関係などの要望につきましては、地区や受益者などの関係者の合意の下に、区長さんを通じて関係課にご要望いただきたいと思うところであります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　総延長1,796メートル、幅員４メートルで砂利を敷設した林道ということでありますけれども、中村の地域から上って200メートルにわたりコンクリート舗装を行っておるということであります。その上、多分大雨の影響だと思いますけれども、敷設した砂利というか、それがえぐられているのですね、今の状態で。やっぱり子供たちが見学に行ったりすると思いますし、そこをできれば舗装してはいかがかなと思うのですけれども、いかがですか。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　林道についてでありますけれども、やはり恒常的に使う道路ではないということからすれば、もし雨水とか災害までいかないまでも、そのような状況が生じている場合は、現況復旧ということでの砂利の敷き直しでありますとか、そういうふうなことで対応してまいりたいと思います。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　これ中村地域の人たち、全員参加で春に草刈りを実施しているということでありました。今年度は、あさひ小学校３年生ですか、あと真室川中学校２年生が中村湿原に見学に来ていると。「宮城県の仙台市から中村湿原に生息するハッチョウトンボを見学に来たんだ」と、そういう人もいたということでした。隣の酒田市から団体で中村湿原を見学に来ていると、こういうこともあります。数多くの来訪者ではないかもしれませんけれども、やはり貴重な中村湿原でありますので、舗装はありきかなと思うのですけれども、いかがですか、町長。
〇議長（佐藤一廣）　新田町長。
〇町長（新田隆治）　中村湿原そのものでありますけれども、あそこは町の記念物ということにもしておりますけれども、一つの観光ということにはなっていますが、あくまでも自然を主体としたところであります、あの一帯も含めて。そういったところであるわけでございますし、そこが舗装でないと困っているというようなお話は中村のほうからもちょっと伺ってはいない状況にありますので、その辺のことがあれば、直接建設課でありますとか、農林課でありますとか、そういったところに区長さんとか、林道を利用する方の代表の方とか、具体的にどこがどういうふうにというふうなことを申し伝えていただければ、現状を見ながらこういう方法はどうですかということの対応させていただきますので、舗装をするとか、しないとかという問題については、ちょっと私からはこの場でのはっきりした回答はしかねますので、まずは現状がどうなっているのか、あとはご要望はどういうことなのか、全線のことを言っているのか、一部のことを言っているのかということも含めた中で対応させていただきたいと思っているところであります。
〇議長（佐藤一廣）　舟生源氏議員。
〇２番（舟生源氏）　できれば全線が一番よろしいのでしょうけれども、坂を上り切るまで、そこが一番ネックだと思いますので、そこまででも舗装してもらえれば、多分よほど違うのではないかと思います。中村湿原、自分もこの質問に当たって、結構あそこを通りましたけれども、まずきれいに管理されています。そのためにもぜひこれは実施していただくべき事案であると思いますので、そこをよろしくお願いします。
　　　　これで質問を終わります。

〇議長（佐藤一廣）　以上で本日の会議日程は終了いたしました。
　　　　本日はこれをもって散会いたします。
　　　　なお、明日の本会議は午前10時より開会いたします。
　　　　本日は大変ご苦労さまでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（午前１１時０２分）