令和5年第3回真室川町議会定例会(本会議)
            議 事 日 程(第1日目)

1.開会日時    令和5年9月7日(木)午前10時 開 議

2.開会場所    真室川町役場 議会議事堂

3.議事事件
               開 会 宣 告
               開 議 宣 告

日程第1 : 会議録署名議員の指名 (2番・3番)            

日程第2 : 会期の決定                         

日程第3 : 諸般の報告                         

日程第4 : 報告第 7 号 令和4年度健全化判断比率並びに公営企業資金不足
              比率の報告について              

日程第5 : 議案第38号 真室川町教育委員会委員の任命に同意を求めること
              について                   

日程第6 : 議案第39号 令和5年度真室川町一般会計補正予算      

日程第7 : 議案第40号 令和5年度真室川町介護保険特別会計補正予算  

日程第8 : 認定第 1 号 令和4年度真室川町一般会計歳入歳出決算    

日程第9 : 認定第 2 号 令和4年度真室川町国民健康保険特別会計歳入歳出
              決算                     

日程第10 : 認定第 3 号 令和4年度真室川町後期高齢者医療特別会計歳入歳
              出決算                    

日程第11 : 認定第 4 号 令和4年度真室川町介護保険特別会計歳入歳出決算

日程第12 : 認定第 5 号 令和4年度真室川町立真室川病院事業会計収入支出
              決算                     

日程第13 : 認定第 6 号 令和4年度真室川町水道事業特別会計収入支出決算

日程第14 : 認定第 7 号 令和4年度真室川町公共下水道事業特別会計歳入歳
              出決算                    

日程第15 : 認定第 8 号 令和4年度まむろ川温泉梅里苑事業特別会計歳入歳
              出決算                    

日程第16 : 監査委員報告                        

日程第17 : 決算審査特別委員会設置と付託                

日程第18 : 一般質問                          

令和5年第3回真室川町議会定例会会議録
招集年月日 令和5年9月7日(木)        第1日目
招集の場所 真室川町役場 議会議事堂
開会 令和5年9月7日(木) 開議 午前10時00分
出席議員 1番  小松健弥 2番  舟生源氏
3番  姉ア園子 4番  小松正弘
5番  橋秀則 6番  平野勝澄
  8番  五十嵐久芳
9番  菅原道雄 10番  佐藤一廣
欠席議員 7番  佐藤 正
不応招議員  な  し
地方自治法第121
条の規定に基づき
出席した者の職・
氏名
町    長 新田隆治 副町長 石山栄一
教育長 門脇 昭 総務課長 佐藤和弥
企画課長 海藤直明 建設課長 阿部健一
農林課長 斉藤克智 町民課長 柿崎隆志
福祉課長 佐藤洋子 会計管理者 青柳洋児
教育課長 橋雅之 病院事務長 佐藤光宣
農委事務局長 斉藤克智 代表監査委員 鈴木謙一
農業委員会会長 梁瀬 裕  
職務のための出席者 議会事務局  加藤清美   山田千穂
総務課  須田英樹   池添 豊
会議録署名議員 2番  舟生源氏   3番  姉ア園子
散     会 午前11時32分

                                   (午前10時00分)
議長(佐藤一廣) おはようございます。
    ただいまの出席議員は9人であります。佐藤正議員から欠席届が提出されておりますので、報告をいたします。
    定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年第3回真室川町議会定例会を開会いたします。
    直ちに会議を開きます。

議長(佐藤一廣) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
    会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において指名いたします。2番、舟生源氏議員、3番、姉ア園子議員の両名を指名いたします。

議長(佐藤一廣) 日程第2、会期の決定を議題とします。
    会期日程につきましては、議会運営委員会に付託しておりますので、その結果について委員長より報告を求めます。橋秀則議会運営委員長。
議会運営委員長(橋秀則) おはようございます。それでは、議会運営委員会における協議の経過と結果について報告いたします。
    8月31日午前10時から301会議室において、議会運営委員、オブザーバーとして議長、副議長、委任説明員として総務課長の出席の下、議会運営委員会を開催し、本日招集されました令和5年第3回定例会の運営について協議をいたしたところであります。
    初めに、総務課長から提出議案等についての説明を受け、会期につきましては、お手元に配付しております会期日程表のとおり、本日7日から13日までの7日間と決定いたしたところであります。
    なお、このたび提出されます案件は、報告1件、議案3件、令和4年度一般会計をはじめとする8会計決算の認定でありますので、慎重に審議したいと思います。
    案件の取扱いにつきましては、本日報告1件、議案3件、8会計決算の認定につきまして提案理由の説明をいただきます。その後、監査委員から令和4年度8会計の決算審査についての報告を受け、決算の認定における審議のため、本日決算審査特別委員会を設置し、付託をいたします。
    一般質問についてでありますが、今期定例会の一般質問通告者は4人であります。一般質問者につきまして、本日2人、2日目2人といたしました。なお、質問時間は、質問、答弁を含めて1人45分としておりますので、よろしくお願いします。
    以上、議員各位並びに執行部におかれましては、円滑な議会運営がなされますようご協力をお願いし、議会運営委員会における協議の経過と結果についての報告といたします。
議長(佐藤一廣) お諮りいたします。
    本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日より13日までの7日間とすることにご異議ありませんか。
                (「異議なし」の声あり)
議長(佐藤一廣) 異議なしと認めます。
    よって、本定例会の会期は本日より9月13日までの7日間とすることに決定いたしました。

議長(佐藤一廣) 日程第3、諸般の報告をいたします。
    本定例会の説明員として出席通知ありました一覧の写しを、皆さんのお手元に配付しております。また、農業委員会会長につきましては、本日7日、8日、11日、13日の本会議への出席要求をしておりますので、ご報告いたします。
    次に、8月21日からの私と皆様方の日程報告と当面の日程を参考資料としてまとめておきましたので、ご参照ください。
    また、町監査委員より令和5年8月の例月出納検査報告書の提出を受け、議長室に備えておりますので、後ほどご覧をいただきたいと思います。
    それから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、教育委員会から真室川町教育委員会事務・事業の点検評価についての報告書の提出を受け、議長室に備えておりますので、後ほどご覧をいただきたいと思います。
    私のほうからは以上です。
    執行部から何かございませんか。新田町長。
町長(新田隆治) おはようございます。
    まず最初、お許しいただきたいのですけれども、ここ二、三日ほど前から風邪の症状が出ておりまして、検査キットで2回ほどやりましたが、陽性ではないようでありますので、コロナではないというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いします。喉と鼻もちょっとあれでありますので、若干お聞き苦しい点もあろうかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
    あと、議長にお願いがあるのですが、ちょっと自前で飲料水を持ち込んでおりますが、ご許可いただけますでしょうか。
議長(佐藤一廣) 許可いたします。
町長(新田隆治) よろしくお願いいたします。
    それでは、改めまして報告をいたします。1点目は、9月18日に開催する敬老会についてであります。対象となる70歳以上の方は2,448名で、このうち白寿11名、米寿63名、喜寿116名、金婚10組となっております。これまでの長年にわたるご活躍、ご労苦に対しまして、心より敬意と感謝を申し上げます。議員各位のご臨席につきましても、よろしくお願いをいたします。
    2点目は、ワクチン接種についてであります。新型コロナの感染症法上の位置づけについては、5月8日から季節性インフルエンザと同様の5類感染症に変更されましたが、町立真室川病院においてはこれまでどおり感染者の受入れや発熱外来の受診体制を継続をしております。ワクチン接種につきましては、国の指針に基づき、重症化リスクの高い65歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方、医療、介護従事者を対象として、5月中旬から7月末までの日程で実施をしました。今月29日からは12歳以上の全員を対象としたいわゆる秋接種を開始し、順次接種日程の案内をしながらインフルエンザの予防接種と併せて12月中旬まで完了する計画で進め、感染予防と重症化リスクの軽減に努めてまいります。
    3点目は、今後の予定についてであります。今月17日には、既に全議員に案内をいたしました町と県合同での防災訓練、24日は真室川音頭全国大会、10月に入ってからは7日に古河市の関東ド・マンナカ祭り、翌日に東京真室川会総会、11日から13日にかけては県の町村長研修で島根県に出張をいたします。21日は収穫祭、29日は町表彰式典並びに各賞受賞を祝う会、議員各位との中央要望については月末の30日から31日に予定をしておりますので、よろしくお願いいたします。
    以上でございます。
議長(佐藤一廣) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) おはようございます。それでは、私から3点ご報告申し上げます。
    1点目です。今年度の全国学力・学習状況調査の結果について報告申し上げます。今年は4月の18日に、小学6年と中学3年の児童生徒を対象に、小学6年生は国語と算数、中学3年生は国語と数学、そして5年に1回の英語について実施しております。また、今年度より中学3年の英語の「話すこと」は、全国の中学校でオンラインによる実施となりました。本町の結果は県と比較すると、中学校の国語と英語にあってはやや上回る結果となり、小学校の国語は同程度、小学校の算数はやや下回り、中学校の数学は下回る結果となりました。総じて全国や県との差が改善傾向にあり、算数、数学も課題はあるものの、各校の授業改善が進んできたと捉えております。英語につきましては、全国と比較すると課題はありますが、そうした中でも本町の英語が県平均を上回った理由を次の3点と捉えております。1点目は、今年度で5年目を迎える公営塾により、英検3級程度以上の英語力のある生徒の割合が増加したことです。令和4年度の本町の割合は47.8%と県の割合の42.3%を初めて上回りました。2点目は、本町の学校に配置しております外国語指導助手、ALTの存在です。英語教師の授業を補助する立場として、授業中の発音や英語による活動の説明、子供たちとの対話など、生きた英語の提供により、子供たちのコミュニケーションへの関心、意欲の向上に大きく貢献しています。3点目は、やはり日々の授業づくりです。子供たちが英語を使って話したい、英語は楽しいと思える授業を教員が積み重ねてきた成果だと捉えております。また、どの調査問題においても小中ともに無答が少なく、子供たちが諦めずに考え、回答した様子がうかがえました。学力としては、自分の考えを書く力はついてきていますが、今後相手に分かるように工夫して書く、理由や根拠を明確にして書くといった力を伸ばす授業づくりを実践していくこととしています。具体的には、複数の情報を関連づけて考える場面や友達の考えを聞いてから自分の考えを書く場面などをどの教科、どの学年でも設定し、記述の質を向上させていくこととしています。生活や学習に関する調査については、学校が楽しい、ふだんの生活の中で幸せな気持ちになるが小中ともに9割を超え、自分にはよいところがある、将来の夢や目標、自尊感情、地域への参加、貢献の割合も全国や県と比較し大変高く、うれしい結果となりました。反面、読書が好き、平日1時間以上の家庭学習時間につきましては、全国や県と比較し、課題が見られました。今後は、計画的な家庭学習、読書や新聞に親しむ機会を増やしていく必要があると認識しております。教育委員会としましては、各校の指導に改善を加え、課題を提起しながら学校、教育委員会、家庭が連携し、確かな学力の育成に努めてまいります。
    2点目です。7月19日から開催しております歴史民俗資料館企画展「おかえりなさい マムロガワクジラ」展の入場者が、8月30日1,000人の大台を超えました。記録が残るところでは、これまでの企画展過去最高の入場者となっております。1,000人目の入場者には、記念品を贈らせていただきました。また、町広報でも紹介させていただきます。企画展は、好評につき10月1日、日曜日まで延長することとなりましたので、引き続き多くの方のご来場をお待ちしております。
    3点目です。秋の文化行事、スポーツ行事をご紹介いたします。10月1日、各種文化行事を中央公民館等で併せて開催する公民館まつりを予定しております。第39回山形県児童生徒版画作品展表彰式、見て見て私の作品展、第4回古本市、町芸術文化協議会主催の町民芸術祭になります。今年の児童生徒版画作品展への出品は、県内各地から788点ありました。ちなみに昨年は605点でありました。去る9月1日に審査会を開催いたしました。入賞、入選作品の展示は、9月30日から中央公民館にて行います。表彰式には議員の皆様もご来賓としてご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。また、10月9日に町民レクレーション大会、10月21日には第10弾になります大人の社会科見学、真室川スタディツアーの開催を予定しております。多くの町民の方に参加していただきたいと思います。
    私から報告は以上であります。

議長(佐藤一廣) 日程第4、報告第7号 令和4年度健全化判断比率並びに公営企業資金不足比率の報告について

議長(佐藤一廣) 日程第5、議案第38号 真室川町教育委員会委員の任命に同意を求めることについて

議長(佐藤一廣) 日程第6、議案第39号 令和5年度真室川町一般会計補正予算

議長(佐藤一廣) 日程第7、議案第40号 令和5年度真室川町介護保険特別会計補正予算

議長(佐藤一廣) 日程第8、認定第1号 令和4年度真室川町一般会計歳入歳出決算

議長(佐藤一廣) 日程第9、認定第2号 令和4年度真室川町国民健康保険特別会計歳入歳出決算

議長(佐藤一廣) 日程第10、認定第3号 令和4年度真室川町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算

議長(佐藤一廣) 日程第11、認定第4号 令和4年度真室川町介護保険特別会計歳入歳出決算

議長(佐藤一廣) 日程第12、認定第5号 令和4年度真室川町立真室川病院事業会計収入支出決算

議長(佐藤一廣) 日程第13、認定第6号 令和4年度真室川町水道事業特別会計収入支出決算

議長(佐藤一廣) 日程第14、認定第7号 令和4年度真室川町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算

議長(佐藤一廣) 日程第15、認定第8号 令和4年度まむろ川温泉梅里苑事業特別会計歳入歳出決算
    以上、報告1件並びに議案3件、認定8件について一括して提案者より提案理由の説明を求めます。新田町長。
町長(新田隆治) 令和5年第3回真室川町議会定例会に提出をいたしました報告1件、議案3件、認定8件の合計12件につきまして、提案理由を説明いたします。
    報告第7号は、令和4年度健全化判断比率並びに公営企業資金不足比率の報告についてであります。本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条及び第22条の規定に基づきまして、監査委員の審査意見書を付して議会への報告を行うものであります。健全化判断比率は、実質公債費比率、将来負担比率、実質赤字比率、連結実質赤字比率の4指標から成り、令和4年度のそれぞれの指標は、実質公債費比率は5.4%、将来負担比率は14.8%でありました。いずれも早期健全化基準の25%と350%を大きく下回り、また前年度より改善をしております。実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、一般会計及び全会計の連結でも赤字はありませんでしたので、数値の記載はありません。公営企業資金不足比率は、病院事業、水道事業、下水道事業、梅里苑事業の各会計とも資金不足はありませんでしたので、これについても数値の記載はありません。
    議案第38号 真室川町教育委員会委員の任命に同意を求めることにつきましては、令和5年9月30日で任期満了となる教育委員会委員に、現委員の中塚聖子さんを再任することに同意を求めるものであります。
    議案第39号 令和5年度真室川町一般会計補正予算につきましては、第1表において既決の予算総額63億6,330万円に歳入歳出それぞれ1億350万円を追加し、総額を64億6,680万円と定め、第2表、地方債補正では、過疎対策事業において、梅里苑キャンプ場整備工事費350万円、除雪車車庫改修事業840万円を追加し、総額を8億7,920万円とするものであります。主な歳出の補正は、2款総務費では、全町民に1人当たり1万円の商品券を交付する地域経済活性化物価高騰対策商品券交付事業に7,146万7,000円、3款民生費では、灯油購入費等助成事業に135万円、6款農林水産業費では、農業用ポンプの電気料高騰分に補助をする農業水利施設電気料高騰対策補助金に500万円、飼料価格の高騰対策として畜産農家に補助をする飼料価格高騰対策補助金に142万5,000円、子実用トウモロコシ作付支援事業費補助金に425万4,000円、8款土木費では、除雪車車庫改修事業に844万3,000円、町道支障木伐採委託料に300万円、駅前散水消雪用井戸ポンプ点検等委託料に550万円をそれぞれ増額するものであります。
    議案第40号 令和5年度真室川町介護保険特別会計補正予算につきましては、第1表において既決の予算総額11億610万円に歳入歳出それぞれ1,520万円を追加し、総額を11億2,130万円と定めるもので、内容としましては令和4年度に実施した介護保険事業に係る国庫補助金などを翌年度に精算するルールに従って返還するものであります。
    認定第1号から認定第8号までの令和4年度各会計決算につきましては、地方自治法並びに地方公営企業法の規定に基づき、監査委員の審査意見書を付して議会の認定を求めるものであります。決算の概要につきましては、一般会計と公営企業会計以外の特別会計は会計管理者、病院事業会計は病院事務長、水道事業会計は建設課長からそれぞれ決算審査特別委員会の冒頭に説明をさせていただきます。
    以上でございます。ご審議方につきましてよろしくお願いをいたします。

議長(佐藤一廣) 日程第16、監査委員より令和4年度真室川町各種会計審査意見書の報告と令和4年度健全化判断比率並びに公営企業資金不足比率審査意見書の報告を求めます。鈴木代表監査委員。
代表監査委員(鈴木謙一) おはようございます。それでは、私から令和4年度真室川町各会計審査審査の結果についてご報告を申し上げます。
    表紙をめくっていただき、初めに令和4年度真室川町一般会計及び各特別会計について申し上げます。
    4、審査の方法についてでありますけれども、さきに町長から提出された令和4年度各会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書並びに各基金の運用の状況を示す書類について、歳入歳出その他関係帳票、収入支出証書類を照合調査するとともに、関係職員の説明を聴取し、定例監査の結果を参考とするなどの方法により、監査基準に基づいて法令やその他の規定に準拠して調製されているか、予算の執行が適正であるかなどに主眼を置いて審査を行いました。
    なお、現金、預金の残高確認、証書類の検査については、別に法の定める規定に基づいて例月出納検査において実施済みであり、省略しています。
    5、審査の結果については、審査に付された一般会計並びに特別会計7会計、合わせて8会計の歳入歳出決算書、歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書並びに基金運用状況調書の計数は、法令等に定められた規定どおりに作成され、いずれも正確であり、歳入歳出予算の執行は適正に行われていると認められる。また、歳入歳出決算書、基金現在高、証券等について審査照合した結果、適正と認められた。
    次に、決算の概要についてでありますが、2ページから記載してありますので、ご覧いただきたいと存じます。
    次に、19ページをご覧願います。7、審査の意見として、所見を申し述べます。(1)、共通事項として、1、令和4年度一般会計及び5つの特別会計と2つの事業会計について、新型コロナウイルス感染防止対策の中、一部のイベントや行事等が中止や内容の見直しがなされたが、当初に計画した各種事務事業はおおむね執行され、町民の安全と生活を守る対応、そして感染症の防止と社会経済活動の活性化に取り組むとともに、第6次真室川町総合計画の2年目となる「生きがいを感じ 幸せを感じるまち 真室川」の推進に持続可能な財政運営を確保しながらも福祉の向上と産業の振興・生活環境の整備と教育の充実等、積極的な行政施策を展開されたものと認識される。
    2、特別会計及び企業会計の一般会計からの繰入金が、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、公共下水道事業特別会計、まむろ川温泉梅里苑事業特別会計、町立真室川病院事業会計、水道事業特別会計で、総額7億9,707万8,000円、前年度比2,465万2,000円、3.0%の減少となっているが、依然として一般会計からの繰入れは大きい。
    3、積立基金は、年度末残高が16億9,338万1,608円、前年度比3億3,073万5,090円、24.3%の増となっている。今後、圃場整備事業や橋梁・教育施設などの長寿命化改修事業といった大きな投資的事業が進められている中で、資金計画及び運用については計画的、効率的な資金運用が求められる。
    また、土地開発基金・和牛繁殖雌牛導入事業基金・教育振興修学資金貸付基金の定期運用基金については、年度末残高で6億4,279万3,400円、前年度比52万5,783円、0.1%の増となっている。
    貸付金が滞納することのないよう、今後とも安定的な運用が図られるよう取組みを願いたい。
    4、全会計で町債残高は66億3,709万7,000円で、前年度比3億656万2,000円、4.4%の減となっている。
    今後、大きな事業の借入償還が生じてくることから、将来世代に過度の負担を強いることのないよう資金計画の平準化に努められたい。
    (2)、一般会計。1、歳入歳出決算規模は、歳入で前年度比4.1%の増、歳出で前年度比8.7%の増となっているが、予算執行率は96.0%で、不用額は2.6%、実質収支額で1億8,205万8,000円となり、堅実な予算執行によるものと思われるが、今後とも予算管理と効率的な執行に万全を期するよう願いたい。
    2、町内の経済活動は新型コロナウイルスの影響で昨年度に引き続き厳しい状況下にあるが、町税の調定額で前年度比1.2%の増、収入済額で前年度比0.9%の増となっている。収納率は現年課税分と滞納繰越分を合わせ97.4%と前年度比0.2%の減となり、県内で12位、最上管内で4位となっている。コンビニでの振込納付の取組みや町未収金対策委員会の全庁的な取組みが継続されており、滞納の実態に応じた適切な収納対策と新たな滞納者を出さないための対策を講じるとともに、自主財源の根幹である町税収入の確保と税負担の公平性、受益者負担の原則からなお一層の取組みを願いたい。
    3、一般会計の不納欠損額は町税で76万74円、前年度比7万6,481円の減となっており、事由は生活困窮や倒産、死亡、居所不明となっている。
    収入未済額については、町税が1,725万7,840円、町営住宅使用料342万7,537円、合計2,685万915円、前年度比105万5,399円の増となっている。
    4、ふるさと納税寄附金(一般寄附金を除く)については、1億1,169万円と前年度比で1,970万7,000円、21.4%の増、件数は7,431件と前年度比2,925件、65%の増となったが、県内市町村中33位となっている。
    寄附受付のポータルサイトを増設したことで、さらに寄附額の増額と真室川町のブランド力を生かした展開で地域経済に大きな波及効果が得られるよう期待したい。
    5、第6次真室川町総合計画の取組みを検証しつつ、点検・評価を行いながら、社会・経済の構造変化に柔軟に対応した事業の選択を行い、中長期的な展望に立った効率的・効果的な予算執行、財政運営に努められ、引き続き財政基盤の安定化に取り組んでいただきたい。
    (3)、各種特別会計。1、国民健康保険特別会計。主な事業として、すこやか家族支援事業による健康指導や元気な高齢者づくり推進事業による生活習慣改善指導等の保険事業や健康管理センターの維持管理に係る事業経費、最上地区広域連合への保険基盤安定制度負担金となっている。
    また、令和4年度から未就学児に係る均等割保険料を半額とする子育て世帯の負担軽減を行っている。
    事業運営の課題として医療費の増大があるが、特定健康診査の受診率の向上に向けた取り組みを推進し、疾病等の早期発見により医療費の抑制に努めていただきたい。
    2、後期高齢者医療特別会計。事業運営は県内全市町村で構成する山形県後期高齢者医療広域連合において実施しており、連合で賦課や給付を行い、市町村では窓口業務や保険料の徴収を行っている。高齢者の医療の確保に関する法律第160条第1項に基づく欠損理由で不納欠損2万700円が生じている。また、収入未済額が生じないよう収納対策に万全を期し取組みを願いたい。
    3、介護保険特別会計。令和4年度は第8期介護保険事業計画の2年目となり、第8期計画の基本理念である「高齢者が元気で自分らしく、ともに支えあいながら、いきいきと暮らせる地域づくり」の実現のため、地域における生活を支援する仕組みの充実に向けた事業展開を推進するとともに、介護予防対策の一層の充実に努めていただきたい。
    また、介護保険法第200条に基づく欠損理由で不納欠損12万8,060円が生じている。収入未済額についても109万5,109円生じており、財源となる保険料の収納対策に万全を期するよう努めていただきたい。
    4、町立真室川病院事業会計。町立真室川病院では、最上地域北部の拠点医療施設として新型コロナウイルス感染症の発熱外来患者の対応、ワクチン接種事業、感染患者の入院受入れを行う重点医療機関に指定されるなど、通常業務と並行し混乱なく対応されていることは高く評価できるものである。
    経営全般については、新・町立真室川病院改革プラン実施期間の最終年度であることから、評価委員会の評価を受けながら、次期「病院経営強化プラン」を策定し、経営の健全化と経営の効率化・医療のサービスの向上と業務の改善に努めていただきたい。
    一般会計からの繰入金は、2億6,480万円、前年度比6,520万円、19.8%の減となっているが、収支についての課題解決は大変難しいものと思われる。
    また、外来・入院の診療費未収金は790万690円、前年度比99万9,810円、11.2%の減となっている。債権管理簿に基づいて鋭意努力されているが、今後とも特段の取組みを願いたい。
    町民に安心して医療サービスを提供できるよう、医師・看護師・医療従事者の確保などの課題はあるが、今後とも持続的・安定的な経営基盤の確保に努めるとともに、地域の医療機関として役割を果たすよう期待する。
    5、水道事業特別会計。年間を通して安定した水の供給が行われ、中長期的な将来に向けて経年老朽化する水道管や施設整備の更新を計画的に実施している。また、漏水対策の強化などで有収率は前年度比5.4%増の78.0%となっている。
    水道事業を取り巻く状況は、人口減少による給水人口の推移から水需要の伸びは今後期待できず、給水収益は減少傾向が見られ、経営環境は年々厳しくなっている。営業収益と費用の割合を示す営業収支率は53.2%で、前年の52.2%を1.0%上回っているものの、一般会計からの繰入金は1億1,142万4,000円、前年度比3,493万9,000円、45.7%の増となっている。
    このことから、安定した財源の確保や営業費用を縮減するため、経費の削減や平準化、有収率の向上対策の取り組みを強化されたい。また、水道使用料の未収金が784万9,066円となっていることから、収納対策を強化し健全で効率的な事業の推進と安定した財政運営を行うとともに、将来にわたり安全・安心な水道水を安定的に供給できるよう努めていただきたい。
    6、公共下水道事業特別会計。下水道事業特別会計では、下水道区域内洗浄化率が70.3%と前年度比で0.6%の伸びとなっているが、依然低水準にある。維持管理費の優位性など細やかな説明を行いながら、下水道切替え事業補助金及び住宅リフォーム補助金など補助制度の活用を行い、更なる普及対策・加入推進の取組みと、計画的・効率的な事業の推進に努めていただきたい。
    収入未済額20万2,537円が生じており、財源となる使用料の収納対策に万全を期し、取組みを願いたい。
    また、令和6年度より企業会計の適用となることから、一層の事業経営に努められるよう期待する。
    7、まむろ川温泉梅里苑事業特別会計。まむろ川温泉梅里苑と体験交流の森の管理運営について、指定管理者制度移行3年目となり、長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、指定管理者の創意工夫による運営や宿泊支援事業などにより、宿泊利用人数、日帰り入浴者数、コテージ利用人数ともに増加傾向となっている。
    また、体験交流の森にキャンプ場の施設整備が進められており、一層の誘客が期待される。
    引き続き指定管理者と連携しながら施設の活性化を図り、町民の福祉向上と健康増進、交流拠点としての機能強化に向け推進できるよう、交流人口の拡大を後押しできるイベント等の開催など、情報発信の強化に努めていただきたい。
    続きまして、令和4年度真室川町健全化判断比率並びに公営企業資金不足比率審査の結果についてご報告申し上げます。
    表紙をめくっていただき、1ページをご覧願います。2、審査の結果。審査に付された下記、健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められます。
    健全化判断比率については、財政は黒字であり、実質公債費比率及び将来負担比率はいずれも改善されており、早期健全化基準を下回っています。国が示す基準から見ると、健全な財政の範囲にあると認められます。引き続き安定的な財政基盤を維持されますよう努めていただきたい。
    次に、2ページをご覧願います。2、審査の結果。審査に付された下記、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められます。
    資金不足比率については、各特別会計ともに資金不足を生じておらず、経営健全化基準から見て良好な状態にあると認められます。
    以上で報告を終わります。

議長(佐藤一廣) 日程第17、決算審査特別委員会設置と付託に入ります。
    お諮りいたします。本定例会に上程されております認定第1号から認定第8号までの8議案を審査するため、8人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
                (「異議なし」の声あり)
議長(佐藤一廣) 異議なしと認めます。
    よって、本案については8人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、付託することに決定いたしました。
    次に、委員の選任についてお諮りいたします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第3項の規定により、議席番号1番、小松健弥議員、2番、舟生源氏議員、3番、姉ア園子議員、4番、小松正弘議員、5番、橋秀則議員、6番、平野勝澄議員、7番、佐藤正議員、9番、菅原道雄議員、以上8人の方を指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。
                (「異議なし」の声あり)
議長(佐藤一廣) 異議なしと認めます。
    よって、ただいま指名しました8人の方を決算審査特別委員に選任することに決定いたしました。

議長(佐藤一廣) 日程第18、一般質問に入ります。
    一般質問は、配付しております一覧表の順といたします。
    なお、質問は真室川町議会運用例を遵守するとともに、再質問は質問席で行うことを許可いたします。
    順番に質問を許可いたします。3番、姉ア園子議員。
3番(姉ア園子) それでは、通告に従い質問させていただきます。
    町における今後の交通体系整備について伺います。県立新庄病院が10月の開業に向けて整備事業も最終段階に入っています。県立新庄病院は、町立真室川病院で受入れできない治療、手術、検査などを紹介していることに加え、救命救急センターや新たな診療科も設置されることから、最上圏域医療の拠点施設としてますます重要性が高まってくると考えます。
    2年前の9月の定例会で、安心して暮らしやすさを実感できるまちづくりのために県立新庄病院までの交通手段について一般質問を行いました。その際は、仮に乗合デマンドタクシーや路線バスを県立新庄病院まで運行し、JRの利用者がさらに減少してしまった場合、電車の運行本数削減や駅の廃止につながる可能性があるため、路線バス、デマンドタクシーと併せてJRを利用していただくよう周知していく。また、これらを含め将来的な町の交通体系を考えるに当たり、第6次総合計画を実施する上で大きな課題の一つであるとの答弁でありました。
    真室川駅が町にとって必要不可欠な存在ではありますが、現状を見れば高齢者にとって駅の階段の上り下りは健康のためとはいえ大変なことではないでしょうか。誰でも利用しやすい環境整備をしていただくようJRにも働きかけていく必要があると考えます。また、例えば鮭川村役場前から県立新庄病院までのバスがありますので、そのバスに乗り継ぎするなど近隣町村と協力、共同で新庄までのバス運行も検討すべきと考えます。
    以上のことから、第6次総合計画3年目を迎え、駅の利用や通院の利便性向上など、町の今後の交通体系整備についてどのような考えか伺います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 姉ア園子議員のご質問、今後の交通体系整備についてお答えをします。令和3年9月定例会における姉ア議員の一般質問に対する答弁とこれは重複しますが、これまでの経過と状況を再度申し上げます。
    本町の公共交通である路線バスとデマンドタクシーについてでありますが、路線バスは平成14年10月のヘルスケアセンターまむろ川の開設時から、東西循環線を新たな路線として運行を開始し、全路線の起点を町立真室川病院とする運行体系とし、現在は乃位線、高坂線、金山線、東循環及び西循環線の計5路線で1日46便を運行しております。平成30年4月からは、高齢者等がより利用しやすい運行環境を整備するため、バスの停留所以外の場所でも自由に乗降できるフリー乗降を開始し、令和4年4月からは子育て世帯の経済的な負担軽減のため、高校生以下の料金を無料としております。令和4年度の利用者数は3万9,991人で、コロナ禍の影響を大きく受けた前年度に比べ、2,960人の増加となっています。
    デマンドタクシーは、路線バスを運行していなかった町内13地区を対象に平成26年10月から運行を開始し、31年4月からは利用地区を町内全域に拡大し、令和2年度からは往路と復路を1便ずつ増やし、往路2便、復路3便としております。利用料金については、令和3年度までは一律500円でありましたが、令和4年度に運行距離に応じた料金に見直し、運行距離5キロ未満は300円、5キロ以上は500円に改正するなど、随時利用者の利便性向上を図ってまいりました。利用回数は、令和元年度103回、2年度は208回、3年度は232回、4年度は238回と増加傾向にあり、本年度も昨年度並みに推移をしております。これらにつきましては、運転免許証を自主返納された方の移動手段としても重要でありますので、返納手続の際に補助制度の周知徹底を図っております。
    一方、本町にとっては鉄道も非常に重要な公共交通機関であります。真室川駅から県立新庄病院への通院時など、路線バスから上り列車への乗り継ぎ、そして帰りの下り列車から路線バスへのスムーズな乗り継ぎができるよう、JR真室川駅の電車発着時刻に合わせて随時路線バスの時刻表を調整をしております。新庄駅においても、新庄市営バスにより駅と県立新庄病院間の運行が確保されており、10月開業の新県立新庄病院への運行においてもコース変更などのダイヤ改正により対応する予定と聞いております。
    JR東日本が公表している真室川駅の1日平均乗車人員についてはここ数年100人程度で推移をしておりましたが、令和4年度は79人となり、定期券利用者の推移を見ると高校生の利用が減少している状況にありました。この対策として、本年度よりJRを利用する町内の高校生及び町内の高校に通学する高校生を対象に、真室川駅で定期券を購入した際に定期券1か月当たり1,000円相当の電子クーポン券を交付をしており、8月末現在の定期券購入者数は前年同期と比較して約3倍の131人となっております。6月には、甑山を含む加無山県立自然公園周辺の山開きに合わせて記念登山やトレッキングを開催し、その一環として真室川駅から最寄りの大滝駅まで参加者36人の方に電車を利用していただき、JR利用のきっかけづくりとしたところであります。また、同月下旬にも真室川駅周辺において開催したさなぶり手仕事まつりにおいても開催期間中の来場者が約5,000人となりましたが、森の停車場窓口職員からは駅の利用が活発であったとの報告を受けております。
    姉ア議員のご質問にあるとおり、真室川駅で新庄行きなどの上り列車に乗車する際は跨線橋の階段の上り下りが必要となりますが、JR東日本の移動等円滑化取組計画書によりますとエレベーターやスロープ等の段差解消などの整備については、1日当たりの利用人数が原則として3,000人以上の駅が対象となっており、基準を下回る駅については新たな設備投資が困難な状況にあります。高齢者やお体の不自由な方々などには森の停車場の窓口職員から声がけをさせていただきながら、手荷物の運搬や上り下りの補助を行うように対応をしてまいります。
    鮭川村営バスへの乗り継ぎにつきましては、過去にご質問いただいたデマンドタクシーや路線バスを県立新庄病院まで運行することと同様で、その結果、JRの利用者が現在よりさらに減少し、電車の運行本数の削減や駅の廃止につながることが危惧されます。町民の皆様にこれらと併せてJRをご利用いただけるよう、広報や区長文書、ホームページなどにより周知を図っていくとともに、今後も住み慣れた地域の中で暮らしやすさを実感できるよう、山形運輸支局や町民代表者などによる町公共交通会議などで意見を伺いながら、利用される方のニーズに合った運行時間やコースの設定を行うなど、公共機関の利便性向上に努めてまいります。
議長(佐藤一廣) 姉ア園子議員。
3番(姉ア園子) 高齢者、交通弱者、運転免許証を返納した方にとって、やっぱり新庄病院までのバスの運行がなぜ必要なのかを考えてみますと、まず今健康診断の結果が悪かった場合、真室川病院に診察する科がない場合、新庄病院まで診察に行かなければならない。だから、JRを利用しろ。JRはやはり階段が、上り下りが大変だというので、1回、2回だったら家の人に頼める。それ以上になるとやっぱり頼みにくいということ、話も聞いています。あとは、ではタクシー代やるからタクシーで行ってこいとタクシー代渡された家庭もあるという話も聞いています。病院に行くたびタクシー代というふうになると、やっぱり病院行かなくてもいいわというふうな感じになってしまうことを考えると何のための健康診断なのか分からなくなってくると思いませんか。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 交通体系のお話かと思いますが、特に県立病院に限っての質問ということでよろしいのでしょうか。でないと、答えがちょっと変わってくるので、どうですか。いいですか。
                (「いいです」の声あり)
町長(新田隆治) では、今の質問に限って言いますけれども、うちの人に頼むのが気の毒だとか、そういったご家庭がどれだけあるのか私ちょっと承知をしておりませんし、仮にタクシーだとお金がかかるので、これ自分の健康削ってまで、命を削ってまでは言い過ぎかもしれませんが、負担してあげますと言っているのに遠慮するということ、それを第一の声として聞くべきなのかどうかということが、私としてはちょっと今理解できかねている状況にあります。簡単な話言えば、必要経費については、自己の申告及び扶養家族の医療費控除については交通費についても控除がちゃんとされているということもありますので、そういったところについてはちゃんと還元されるべきものであろうというふうに思っております。
    その後、健康診断がそういうことで結果、精密検査ですか、受けづらくなるのではないかということはまだ直接聞いておりませんので、先ほど申し上げたいろいろな交通会議でありますとか、そういった中でもいろいろな方々はいらしておりますので、そこで話が出ればそういったことも検討する値もあるかなと思います。ただ、問題は真室川駅の跨線橋の階段が問題なのかどうか、それをちょっともう一度私のほうからその辺について説明お願いしたいと思います。
議長(佐藤一廣) 姉ア園子議員。
3番(姉ア園子) どうも我が町にとってJRという公共施設というかは、大切なこととは思います。それがなくなれば大変だというのも分かるのですけれども、やっぱり新庄までのバスは必要なのではないかなと、これから。だって、都市部でだって今高齢者、交通弱者に対して路面電車を走らせたりというふうなことをテレビで放送されていました。そういうことを考えると、やっぱり真室川から新庄までのバスは必要だと私は考えますが、その点どうでしょうか。考えは変わらないでしょうか。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 将来において今何とかかんとか、JRの状況見ますと約10人程度が定期以外で1日乗り降りされている状況にあります。その方々が果たして県立新庄病院に行かれている方なのかどうか、これはちょっと分かりませんので、はっきりしたことは申し上げられませんけれども、近い将来においては自分で運転できなくなるといった世界は当然来るわけでありますので、それがどの程度今始まっているのかとか、これはやっぱり個々にお聞きする必要があるのではないかなと思います。従来どおり地区の座談会等でも何でもお伺いをしているわけでありますので、そういった不安の声についてはこれからもしっかり耳を傾けていきたいと思いますし、対策が必要とあればそのような形に取っていきたいと。ただ、そういう将来のいつ始まるか分からないとしか、はっきりいつというような状況が分からない段階において新庄病院までのバスが必要であるという断言の方向については、ちょっと私は今のところ疑問であると。先ほど申し上げたのは、今の現状として新庄駅には、夕方は別にして6本ほどJRからバスが出ています。しかも、それ全てが新庄の循環バスに接続されております。帰りは4時というのありますけれども、それを除きますと5本その日の2時、3時まで帰ってこれる状況にあると。それが果たして今非常に難しい状況にあるのかどうかということです。それを把握されているのかということは、私もちょっとしておりませんけれども。
    あとはもう一つ、もう一度申し上げますが、そういうふうに現状としては可能であろうというふうに思っていますが、それでもというのは今のJR跨線橋が問題なのでしょうかということをお伺いしたいわけであります。
議長(佐藤一廣) 姉ア園子議員。
3番(姉ア園子) どちらも問題だと思います。私は考えます。JRを利用しなかった、やっぱりというよりも、車社会で生活してきた方が、今免許返納した、また乗れなくなったと。新庄まで何か車で行くのが不安になったという方の声だと思います。
    あと、JRでそれだったら豊里駅まで行って、豊里駅から電車乗っていったらいいべやというような感じの手段を取っている方もいらっしゃいます、聞いてみますと。いらっしゃるようですけれども、ではと思って。では、それだったら、もしできるのであればデマンドタクシーを鮭川村の、要するに私高齢者になってできるだけ乗換えしないで行きたいというのが思っていると思うのです。そうすると、鮭川村までデマンドタクシーでももし走らせていただけるのだったらまず1回で済むわけですよ、1回でという遠いところ。例えばデマンドで駅まで来て、電車に乗って、またバスに乗って新庄病院まで行がねんねとかっていうことを考えると県立鮭川まで、自宅からデマンドで鮭川の県立病院バスまで、それから乗ればそういう県立病院まで1回乗換えだけでできるというような感じだと思うのです、私としては。だから、町民のやっぱり健康になりたいから病院に行くわけですので、そういう健康を考えてぜひ新庄までのバスの延線をお願いしたいと思います。もしそれができないのであれば……いや、できないではなくて、できるだけお願いしたいと思いまして、私の質問を終わります。
議長(佐藤一廣) 引き続き質問を許可します。4番、小松正弘議員。
4番(小松正弘) それでは、私のほうから質問させていただきます。質問事項ですが、新庄真室川インターチェンジ開通による当町への効果ということで質問させていただきます。
    昨年11月20日、東北中央自動車道新庄真室川インターチェンジが開通しました。インターチェンジがあるのは新庄市の昭和地区でありますが、ようやく真室川町から日本全国に高速道路がつながったことになります。早いもので、開設から既に10か月になろうとしております。その間、新型コロナが5類に移行されるとともに、マスクの着用も自己判断に緩和されました。これにより、他市町村、県をまたいだ流出、飲み会の再開など、国民の生活もコロナ禍以前に戻りつつあります。最近では、全国の人出もコロナ禍以前より28%増加している旨の新聞記事が見られました。残念ながら山形県は0.7%の増加となっていましたが、仙台駅7.5%、青森駅5.1%、秋田駅3.4%、盛岡駅2.7%など、東北の各地点でも交流人口の増加が見られるようです。
    当町においては、今年2月開催のホワイトアスロン、5月開催の梅まつり、そして8月開催の真室川まつりと全ての行事がほぼ通常開催され、停滞してきたコロナ禍を吹き飛ばすかのように明るく楽しい、地元に定着した事業が再開され、ようやく以前の真室川町に戻りつつあることを実感しているところです。さらに、当町への案内看板も新調されるなど、開通にかけた町民の願いと交流人口の増加への期待は誠に大きいものと思っています。
    さて、新庄真室川インターチェンジの開通によって、10か月ではありますが、町内への交流人口はどのように変化したのか。私が聞いた範囲では、庄内地方を除いてですが、試合や大会等で運動公園を利用する方々は声をそろえて便利になったと答えてくれます。では、先ほど申し上げた町の各事業についてはどうだったのか、宿泊施設の利用状況は、観光による交流人口はどうかなど、インターチェンジ開通の効果はどうなったか、極めて今後の大きな課題と考えています。
    そこで、コロナ禍以前と比較して、1つ、ホワイトアスロン、梅まつり、真室川まつりにおける交流人口はどうだったのか。
    2つ目、イベント時以外の観光等による交流人口はどうだったのか。
    3つ目、宿泊施設の利用状況はどうだったのか。
    4つ目、今後新庄真室川インターチェンジを活用した交流人口促進施策はどうなのか。
    以上、4点について、町長にお伺いいたします。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 小松正弘議員のご質問、新庄真室川インターチェンジ開通による当町への効果についてお答えをします。
    高規格幹線道路である東北中央自動車道は、ご承知のとおり昨年11月20日に開通をしました。開通に向けて、町内の農林業関係者、商工関係者、若手事業者らで構成をする真室川町高速道路の活用等に関する検討会では、国土交通省東北整備局の山形と湯沢の両河川国道事務所長に対し、役場や総合運動公園など、町中心部への往来の際や町内企業が町外へ輸送する際に最も利用するインターチェンジであることから、その名称に本町の名前を入れていただく要望活動を行うことなど、官民挙げての取組みが実を結んだものと認識をしております。この開通により、新庄―湯沢間の未開通期間は20.2キロメートルとなりましたが、国土交通省の発表によりますと令和7年度中に新庄金山道路5.8キロメートル、横堀道路3.7キロメートルの区間が開通予定であり、町内外の様々な交流がさらに促進されるものと期待をしているところであります。
    新庄真室川インターチェンジ開通に当たり、町民をはじめとする道路利用者に広く周知し、利用を呼びかけていくため、町中心部には開通を祝う垂れ幕やインターチェンジへのアクセス道である県道赤坂真室川線沿道には開通を祝うのぼり旗を設置し、ホワイトアスロンや梅まつり、梅の里マラソン大会ではイベントポスターやチラシに「祝・新庄真室川インターチェンジ開通」と表記をし、開通のPRを行いました。梅の里マラソン大会では、これまでの10キロコースを変更し、新庄真室川インターチェンジから町へのアクセス道となる野々村ため池から町内中心部へつながる区間をコースに組み入れ、また町内事業所におけるキャッシュレス決済ポイント還元事業やまむろ川温泉梅里苑の来場者に記念品を贈呈するなどの記念事業を行ってきたところであります。
    ご質問の1点目、ホワイトアスロン、梅まつり、真室川まつりにおける交流人口はどうかについてでありますが、ホワイトアスロンは今年2月18、19日に平成31年2月以来4年ぶりの開催でありましたが、前夜祭となる18日土曜日の冬花火は、コロナ禍で小中学生や家族が一部来場を見合せたものの、令和3年1月に総合運動公園で実施した際と比べ2倍となる約800人が町内外から来場されました。19日の日曜日は、冬期間には珍しく終日雨ということもあり、参加関係者合わせ約200人程度の入り込みとなりました。大会の様子は、ホワイトアスロンで総合司会を務めていただいたイベントプロデューサーで山形を熱くしよう!プロジェクト代表のkiyoさんとその関係者の参加チームがユーチューブのやまあつチャンネルで紹介をしていただき、その後の再生数も徐々に増えるなど、町の認知度向上と交流人口の拡大につながっているところであります。
    梅まつりは4月21日から5月6日までの期間とし、5月3日には観梅会を開催しましたが、今年は真室川公園の大型遊具が完成し、供用開始したことや、本町出身でテレビ番組などでも人気のある真室川ふるさと応援団の木村佳代さんを観梅会の特別ゲストとしてお招きをし、梅の里マラソンのスターターやトークショーに出席いただいたこと、さらに昨年度に引き続き第2弾キャッシュレス決済ポイント還元事業を祭り期間中を含め実施したこともあり、これまで最大となる2万人の来場者となりました。木村さんがSNSで発信した梅まつりの記事の閲覧数が33万回を超え、また観梅会当日は町内でも交通渋滞が発生をするなど、大変なにぎわいとなりました。
    真室川まつりは8月17日に4年ぶりの通常開催となりましたが、神輿渡御、ミュージックフェスティバル、真室川音頭パレード、第70回真室川まつり花火大会など、多くのイベントを開催するとともに、祭り関連の話題をSNSで積極的に情報発信したことにより、子供からお年寄りまで町内外から多くの方に来町していただきました。今年は、姉妹都市古河市からの来町に加え、最上広域市町村圏事務組合と姉妹広域圏である沖縄中部広域の事務組合から、理事長である沖縄市長をはじめ、市町村長、議会議長など総勢22名の方が来町され、本町を存分に楽しんでいかれました。全体の入り込み数は実行委員会において調査中でありますが、町内中心部のコンビニ店の情報では昨年比20%増の客入りだったとのことで、露天の商品も閉店時間前に売り切れる店が出るなど、大変なにぎわいだったようであります。
    2点目のイベント時以外の観光等による交流人口はどうかについてでありますが、小松議員が紹介された総合運動公園の利用に関しましては、新庄真室川インターチェンジから車で5分とアクセスもよく、利用者には大変喜んでいただいているようであります。
    まむろ川温泉梅里苑も同様で、特に昼食時は女性客に人気の梅カフェをはじめ、麺屋うめ助、隣接する重次郎そば、近代化産業遺産である森林トロッコ列車も、町外からのお客様も増えております。
    先ほど述べました真室川公園に新設した遊具は、町内のみならず町外からも大変な人気となっており、町観光物産協会が設置したアイスクリームの自動販売機も好調で、連日子供たちや家族連れでにぎわっている状況であります。
    7月19日から歴史民俗資料館で開催をしております「おかえりなさい マムロガワクジラ」展では、オープニングから8月末日までには1,000人を超える来場者があり、うち県外から100人以上、県内から300人以上の来館となるなど、これまでにない入場者数となっております。クジラ展に合わせて商品化したマムロガワクジラクッキーを森の停車場で販売したところ、県外ナンバーの車の駐車が徐々に増えているとの報告を受けております。
    新庄真室川インターチェンジから町内へのアクセス道路となる県道赤坂真室川線の野々村カントリーエレベーター付近において、8月に交通量調査を町独自で行いましたが、令和3年秋の調査と比べ、33%の増加となっております。
    次に、3点目の宿泊施設の利用状況はどうかについてであります。新庄真室川インターチェンジの開通に合わせ、5,000円を上限に宿泊費を半額助成する宿泊事業者支援事業を昨年12月から今年3月まで実施をいたしました。
    日帰り入浴者については、子供や親子連れの方がまだ戻ってきていないものの、宿泊者についてはコロナ禍前の令和元年度と令和4年度を比べると1,515人の増加で、また昨年度と今年度の4月から7月までの比較でも36%の伸びとなっております。
    2軒の農家民宿につきましては、昨年度は微増、今年度も令和元年度並みに戻って推移をしているとお聞きをしております。
    4点目は、新庄真室川インターチェンジを活用した今後の交流人口促進施策についてであります。本町では、春の梅まつり、梅の里マラソン大会、甑山山開き、夏のアユ釣り大会、真室川まつり、秋の真室川音頭全国大会、冬のホワイトアスロン、冬花火など、四季それぞれに多彩なイベントを開催しておりますが、関係団体の多くは町観光物産協会に所属をしており、さらなる交流人口の拡大を目指し、各団体が連携、調整を図りながら各種事業を展開しているところであります。各事業の所管が複数課にわたる場合には、例えばスタディツアーにさなぶり手仕事まつりや収穫祭イベントを組み入れたり、インターチェンジから町主要施設へアクセスしやすいように案内標識のリニューアルを進めるなど、各課が連携をしながら対応しているところであります。
    交流人口の促進を図る上では、住民、住民団体、ボランティア団体、事業者、関係団体、行政が連携をしながら事業展開をしていくことが重要であります。四季折々の多彩なイベント開催時には、インターチェンジ付近へのおもてなしの意を表すのぼり旗設置やターゲットを絞った本町ならではの企画、SNSを有効に活用した情報発信などを通じ、新庄真室川インターチェンジ開通のストック効果が最大限発揮できるように、幅広い年代層での交流人口や関係人口の拡大促進に努めてまいります。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) 大変前途ある回答をいただきました。今までの質問については、南側からまたは東京方面からの人口交流についてでしたが、令和7年度完成予定の新庄金山道路、インターチェンジが仮称ではありますが、金山インターチェンジと金山南インターチェンジも真室川町へと続く道路になります。昨今、秋田からこの東北中央自動車道を利用する方が大変増加しています。まだ先のことになりますが、北側から来られる方に対し、交流人口増加への対応を何か考えていないか、お伺いしたいというふうに思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) まだ完成までの年度は示されていない、いわゆる乃位インターチェンジのところでありますけれども、あそこにつきましては先ほど申し上げた甑山とか山岳信仰に基づくいろいろな歴史ある史跡もあるところでありますし、また産業においてはご存じでありますので、庄司製材所さんなどの見学者などもいらっしゃるようになると思っているところであります。なかなかあそこは県道とのアクセスが悪くて、ご存じのとおりフル規格に近いぐるっと回るインターチェンジになっておりますので、そこをうまく利用するということは地元の方々からもこれまで言われているところであります。
    はっきりしたことをちょっと今申し上げる段階というか、そこまで至っていないものでありますけれども、要望としては今JRでトイレを撤去したいという話、釜淵と乃位のですね。そういったことを言われていると。そういったところに対して、今のそのインターチェンジとか北部からの来町者もしくは町外から出られる方がそこでちょっと止めていただくために、JRが撤去するのであればトイレを整備したらどうかというような要望もいただいているところでありますので、単にトイレならず何かアイデアがあれば、お金はかかるという、何か大きく造るということではなくて、あそこでちょっと寄っていただいて、町のさらに北部の案内を、それからまた中心部へのご案内ができるような、そういったものができないのかなということは感じているところでもありますので、乃位のインターチェンジができる前にそういったことが可能なのかどうかを少し検討してまいりたいなと思っているところであります。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) いずれにしても、当町の交流人口が増えることが目的でございますので、利用できるものはできるだけ利用するように進めていただきたいというふうに思います。
    真室川駅東側に居住する方々と駅の西側に居住する方々では、利用するインターチェンジに時間的な差が生じております。実際私の自宅から新庄真室川インターチェンジを使用した場合と新庄鮭川インターチェンジを利用した場合、大体約8分ぐらいの時間ロスがあります。新庄鮭川インターチェンジのほうが約8分前後早いのです。これは、地理的な問題でしようがないと思います。
    先ほど4番目の質問で、町外から真室川町においでいただくための政策について伺いました。やはり真室川と名前がついていれば、町民が利用して価値が出るものと考えます。将来新庄真室川インターチェンジを町民がこぞって利用するような手段はないものかと考えるわけですが、町長、考えがあればお伺いしたいと思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 金山の区間もできて乃位もできるとなりますと、前から申し上げているとおり、町内には大きな4つのアクセス道になります。そうしますと、いずれのところからでも来られる町ですよというようなアピールができるのではないかなと考えております。新庄鮭川は従来どおり結構走られている方もいらっしゃいますが、ちょっと私ごとで恐縮ですが、私もどっちが近いのか確かめてみました。どちらかというと新庄真室川インターまでは距離は遠いのですが、時間が早いと。かつ、カーブがほとんどない、昭和から真室川に入るまで。鮭川については、山側の道路が結構カーブが多いというふうなことから、そういったところの夏と冬では違う場合もあろうかと思いますが、冬の際は直線道路もありますので、こちらのほうが便利ですよとか、例えば梅里苑に来るにはこちらのほうが便利でございますとか、そういったいろいろな地形を熟知した上で来られる方へのサービスと申しますか、そういったところを徹底していければなと思っているところでもあります。
    また、金山町通る際は、自分のところだけではなくて、金山の町並みを見る場合にはこちらから入られて、もしくはこちらから帰られますと金山さんにもちょうどよく入れますよとか、そういったお互いを連携したような、鮭川村さんも含めてでありますけれども、そういったPRできる材料をしっかりと調べてまいりたいなと思っているところであります。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) ある人に高速道路の利用について話を聞いたことがあるのですが、その人は長距離乗る場合はできるだけ近いところからといいますか、時間ではなくて距離が近いところから乗るということで新庄真室川インターを利用しているという方がおりました。実は私も長距離を駆けるときはできるだけ早く高速に上がるようにしています。鮭川インターから上ればここから13分ぐらいかかります、自宅から。だけれども、真室川インターに行けば8分ぐらいで行きます。そういうこともあって、長距離を駆けるときは新庄真室川インター利用させてもらっています。
    そういうことも含めて、勤めている人にも話を聞いてみました。そうした場合、横根の工業団地にある会社の方ですが、やっぱり会社の車両を使って行く場合は走行距離の関係があるので、やはり通り越して戻るということはしないというふうな回答でした。これは会社の規定もありますので、仕方ないと思っています。
    せっかくのインターチェンジでありますので、町民の方々のみならず、大勢の方々が利用しやすいよう、これからも検討しながら、併せて交流人口の増加につなげていかなければならないものと考えます。あわせて、交流人口のみならず、移住・定住にもつなげていく必要がないかと思っています。
    これを踏まえて、私の質問を終了したいと思います。ありがとうございました。

議長(佐藤一廣) 以上で本日の会議日程は終了いたしました。
    本日はこれをもって散会といたします。
    ご苦労さまでした。
                                   (午前11時32分)