令和5年第4回真室川町議会定例会(本会議)
             議 事 日 程(第1日目)
 
 1.開会日時    令和5年12月6日(水)午前10時 開 議
 
 2.開会場所    真室川町役場 議会議事堂
 
 3.議事事件
                開 会 宣 告
                開 議 宣 告
 
 日程第1 : 会議録署名議員の指名 (9番・1番)            
 
 日程第2 : 会期の決定                         
 
 日程第3 : 諸般の報告                         
 
 日程第4 : 議案第42号 真室川町固定資産評価審査委員会委員の選任に同意
               を求めることについて             
 
 日程第5 : 議案第43号 真室川町犯罪被害者等支援条例の制定について  
 
 日程第6 : 議案第44号 真室川町議会議員の議員報酬等に関する条例の一部
               を改正する条例の制定について         
 
 日程第7 : 議案第45号 真室川町特別職の職員の給与に関する条例の一部を
               改正する条例の制定について          
 
 日程第8 : 議案第46号 真室川町一般職の職員の給与に関する条例の一部を
               改正する条例の制定について          
 
 日程第9 : 議案第47号 真室川町印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改
               正する条例の制定について           
 
 日程第10 : 議案第48号 真室川町水道事業の設置等に関する条例の一部を改
               正する条例の制定について           
 
 日程第11 : 議案第49号 真室川町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事
               業の運営に関する基準を定める条例並びに真室川町
               家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
               める条例の一部を改正する条例の制定について  
 
 日程第12 : 議案第50号 令和5年度真室川中学校給排水管及び浄化槽更新工
               事請負変更契約の締結について         
 
 日程第13 : 議案第51号 令和5年度真室川町一般会計補正予算      
 
 日程第14 : 議案第52号 令和5年度真室川町介護保険特別会計補正予算  
 
 日程第15 : 議案第53号 令和5年度真室川町水道事業特別会計補正予算  
 
 日程第16 : 請願の紹介と委員会付託                   
 
 日程第17 : 一般質問                          
 
令和5年第4回真室川町議会定例会会議録
招集年月日 令和5年12月6日(水)        第1日目
招集の場所 真室川町役場 議会議事堂
開会 令和5年12月6日(水) 開議 午前10時00分
出席議員 1番  小松健弥 2番  舟生源氏
3番  姉ア園子 4番  小松正弘
5番  橋秀則 6番  平野勝澄
7番  佐藤 正 8番  五十嵐久芳
9番  菅原道雄 10番  佐 藤 一 廣
欠席議員  な  し
不応招議員  な  し         
地方自治法第121
条の規定に基づき
出席した者の職・
氏名
町    長 新田隆治 副町長 石山栄一
教育長 門脇 昭 総務課長 佐藤和弥
企画課長 海藤直明 建設課長 阿部健一
農林課長 斉藤克智 町民課長 柿崎隆志
福祉課長 佐藤洋子 会計管理者 青柳洋児
教育課長 橋雅之 病院事務長 佐藤光宣
農委事務局長 斉藤克智 代表監査委員 鈴木謙一
農業委員会会長
       庄司 稔
職務代理 

 
職務のための出席者
 
議会事務局  加藤清美   山田千穂
総務課  須田英樹   池添 豊  
会議録署名議員 9番  菅原道雄   1番  小松健弥
散     会 午前11時56分

                                   (午前10時00分)
議長(佐藤一廣) おはようございます。
     ただいまの出席議員は10人であります。
     定足数に達しておりますので、ただいまから令和5年第4回真室川町議会定例会を開会いたします。
     直ちに会議を開きます。
 
議長(佐藤一廣) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、私が指名いたします。9番、菅原道雄議員、1番、小松健弥議員の両名を指名いたします。
 
議長(佐藤一廣) 日程第2、会期の決定を議題とします。
     会期日程につきましては、議会運営委員会に付託しておりますので、その結果について委員長より報告を求めます。橋秀則議会運営委員長。
議会運営委員長(橋秀則) おはようございます。それでは、議会運営委員会における協議の経過と結果について報告いたします。
     去る11月28日午前9時30分から301会議室において、議会運営委員、オブザーバーとして議長、副議長、委任説明員として総務課長の出席の下、議会運営委員会を開催し、本日招集されました令和5年第4回定例会の運営について協議をしたところであります。
     初めに、総務課長から提出議案等についての説明を受け、会期につきましては、お手元に配付しております会期日程表のとおり、本日から8日までの3日間と決定したところであります。
     なお、このたび提出されます案件は、議案12件であります。
     議案の取扱いにつきましては、本日12件について提案理由の説明をしていただき、12月8日最終日の本会議において審議をお願いいたします。
     一般質問についてでありますが、真室川町議会基本条例第7条第3項の規定により、一問一答方式で行います。
     今期定例会の一般質問の通告者は5人であります。一般質問者については、本日3人、2日目2人といたします。なお、質問時間は、質問、答弁を含めて1人45分としておりますので、よろしくお願いいたします。
     以上、議員各位並びに執行部におかれましては、円滑な議会運営がなされますようご協力をお願いし、議会運営委員会における協議の経過と結果についての報告といたします。
議長(佐藤一廣) お諮りいたします。
     本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日より8日までの3日間とすることにご異議ありませんか。
                 (「異議なし」の声あり)
議長(佐藤一廣) 異議なしと認めます。
     よって、本定例会の会期は本日より8日までの3日間とすることに決定いたしました。
 
議長(佐藤一廣) 日程第3、諸般の報告をいたします。
     本定例会の説明員として出席通知ありました一覧の写しを、皆さんのお手元に配付しております。代表監査委員、農業委員会会長につきましても、本会議全日程の出席要求をしております。
     なお、本日、農業委員会会長代理として庄司稔農業委員会会長職務代理が出席しておりますので、報告をいたします。
     また、10月23日に招集されました第4回真室川町議会臨時会以降における皆様と私の日程報告と当面の日程を別紙にまとめておきましたので、ご参照願います。
     そして、町監査委員より令和5年11月の例月出納検査報告書が提出され、議長室に備えておりますので、後ほどご覧をいただきたいというふうに思います。
     続いて、請願1件と陳情3件を配付しております文書表のとおり受理しておりますが、陳情につきましては、議員に配付のみとしております。
     次に、10月23日に招集されました最上広域市町村圏事務組合議会定例会と10月26日に招集されました最上地区広域連合議会定例会に私と選出議員が出席しておりますが、概要について選出議員から報告をさせます。佐藤正最上広域市町村圏事務組合議会議員。
最上広域市町村圏事務組合議会議員(佐藤 正) おはようございます。私のほうから10月23日、最上広域市町村圏事務組合定例議会の概要報告を行います。
     それでは、私から10月23日月曜日に招集されました最上広域市町村圏事務組合議会10月定例会の概要について報告します。議員のお手元に配付しております別紙の資料をご覧ください。
     なお、資料は抜粋しておりますので、ご了承ください。
     初めに、資料1ページ目には定例会の議事日程が記載されております。一般質問については、新庄市の小嶋富弥議員が沖縄中部広域市町村圏事務組合との合同研修について質問されました。内容については、3ページ、4ページをご参照ください。
     次に、報告第2号ですが、令和5年度一般会計補正予算の専決処分の承認を求める案件で、歳入歳出にそれぞれ38万1,000円を追加し、予算総額それぞれ34億7,737万1,000円とする補正で、消防費の旅費38万1,000円の増額補正であります。
     議案については、令和4年度一般会計並びに最上広域ふるさと市町村圏事業特別会計歳入歳出決算の認定について、また令和5年度の各会計補正予算についての議案でありました。
     一般会計補正予算につきましては、歳入歳出にそれぞれ1,533万3,000円を追加し、予算総額それぞれ34億9,270万4,000円とする補正で、歳出の主な内容は、令和4年度の市町村分担金、還付金などの増額や庁舎建設に関わる用地購入、造成工事費の減額などによるものです。
     特別会計補正予算につきましては、歳入歳出にそれぞれ38万3,000円を追加し、予算総額それぞれ1,139万3,000円とする補正で、歳出の主な内容は、事業に関わる旅費の増額によるものです。
     なお、議案書、決算書、監査委員による決算審査意見書及び主要施策の成果に関する説明書等につきましては、議長室に備えておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。
     慎重審議の結果、全て認定、可決されたことを報告いたします。
     以上であります。
議長(佐藤一廣) 続いて、報告を求めます。平野勝澄最上地区広域連合議会議員。
最上地区広域連合議会議員(平野勝澄) それでは、私から10月26日木曜日に招集されました最上地区広域連合議会定例会の概要について報告いたします。
     議員に配付しています別紙の資料5ページをご覧ください。定例会の議事日程が記載されております。
     日程第6については、令和4年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定、令和5年度一般会計の補正予算でありました。
     補正予算については、歳出の予備費76万4,000円を減額し、総務管理費、職員手当等を同額で増額する案件でありました。
     日程第8では、監査委員の選任について同意を求める案件で、戸沢村、柿崎英矢氏の任期満了に伴う後任者として、私、平野勝澄を選任する案件でありました。
     以上、慎重審議の結果、全ての議案は原案どおり可決、同意されましたことを報告いたします。
議長(佐藤一廣) なお、12月4日に開催されました最上地方町村議会議長会臨時総会におきまして、新たに最上地方町村議会議長会会長として、また県町村議会議長会福会長として私、佐藤一廣が選任されましたので、ご報告いたします。よろしくお願いいたします。
     私のほうからは以上です。
     執行部から報告事項ありませんか。新田町長。
町長(新田隆治) おはようございます。では、3点につきまして報告をいたします。
     1点目は、町道小国西川方面ののり面崩落の件であります。既に建設課から報告をいたしておりましたとおり、11月21日に小国地区と西川地区の中間地点におきまして、幅60メートル、高さ70メートルの範囲でのり面が崩落し、町道を塞ぐ災害が発生したため、周辺の地区にホームページ、ラインなどで周知を図り、立て看板を設置し、通行止めといたしました。その後、専門業者に委託し、現地調査を行った結果、地滑りによるものと判定されたため、国庫補助の採択を受け、融雪後から現地調査を行い、対策工法を決定し、早期着工、完成に向けて進めてまいります。
     2点目は、全国産業用無人ヘリコプター飛行技術競技大会についてであります。本大会は、農林水産省が後援し、無人ヘリの散布飛行の操作技術を競う大会で、今年は11月10日に埼玉県熊谷市で開催をされました。これに出場した本町のひまわり企画のペア2名が対面飛行部門での最高の賞である農林水産省消費・安全局長賞を受賞されました。誠におめでとうございます。
     3点目は、国の補正予算についてであります。11月29日に物価高騰対策や防災、減災、国土強靱化などを盛り込んだ国の令和5年度補正予算が成立し、本町に関連する事業としましては、東北中央自動車道の新庄真室川インターチェンジ以北の道路改築事業に10億円、圃場整備事業に9億1,760万円などの予算が示されました。どちらも現在施工中の進捗を図る上で多大な効果が期待できるものであります。今後も国や県と連携し、また議員各位との中央要望を継続しながら、予算の確保に努めてまいります。
     以上であります。
議長(佐藤一廣) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) おはようございます。私から3点ご報告を申し上げます。
     1点目です。11月24日、町議会を会場に真室川中学校3年生による真室川ふるさと学習発表会を開催いたしました。議長のご臨席を賜りながら、中学3年生のふるさと学習の集大成として、町を売り出す、町から発信するをコンセプトに11グループから発想豊かな提言がありました。中学生にとって、地域と関わり、課題を探り、解決に向けた方策を考える探究型の学習であり、学んだことを発信するよい経験となったと思います。中学生の企画については、庁舎2階に展示コーナーを設けておりますので、ぜひご覧ください。これまでこの提言から実現したものがありますので、今回の提言についても実現化に向けた検討をしてまいります。
     2点目です。11月26日に開催しました第21回ふるさと子ども伝承祭へのご臨席ありがとうございました。町内の子供たち10団体が番楽、はやし、童歌、昔語り、太鼓などを披露いたしました。真室川らしい文化が多くの方の支えの下、子供たちに引き継がれております。今後も発表機会を設け、未来につなぐ真室川の宝として伝承芸能、伝承文化の継承活動を応援してまいります。
     最後3点目になります。現在開催中の歴史民俗資料館企画展「佐藤文吉生誕100周年 文吉こけし展」は12月8日までの開催となっております。資料館では、企画展記念誌を1冊300円で販売しております。及位に工房を構え、こけし工人として内閣総理大臣賞を受賞した佐藤文吉の活躍と、今回展示した文吉こけしの数々を掲載しておりますので、ご紹介させていただきます。資料館企画展は入場無料となっております。
     私からの報告は以上であります。
 
議長(佐藤一廣) 日程第4、議案第42号 真室川町固定資産評価審査委員会委員の選任に同意を求めることについて
 
議長(佐藤一廣) 日程第5、議案第43号 真室川町犯罪被害者等支援条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第6、議案第44号 真室川町議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第7、議案第45号 真室川町特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第8、議案第46号 真室川町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第9、議案第47号 真室川町印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第10、議案第48号 真室川町水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第11、議案第49号 真室川町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例並びに真室川町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 
議長(佐藤一廣) 日程第12、議案第50号 令和5年度真室川中学校給排水管及び浄化槽更新工事請負変更契約の締結について
 
議長(佐藤一廣) 日程第13、議案第51号 令和5年度真室川町一般会計補正予算
 
議長(佐藤一廣) 日程第14、議案第52号 令和5年度真室川町介護保険特別会計補正予算
 
議長(佐藤一廣) 日程第15、議案第53号 令和5年度真室川町水道事業特別会計補正予算
     以上、12議案について一括して町長より提案理由の説明を求めます。新田町長。
町長(新田隆治) 令和5年第4回真室川町議会定例会に提出をいたしました議案12件につきまして、提案理由を説明いたします。
     議案第42号 真室川町固定資産評価審査委員会委員の選任に同意を求めることにつきましては、令和5年12月20日で3年間の任期満了となります固定資産評価審査委員会委員に佐藤重孝氏を再任することにつきまして、同意を求めるものであります。
     議案第43号 真室川町犯罪被害者等支援条例の制定につきましては、犯罪被害者等基本法に基づき、犯罪に遭われた方や、そのご家族などを支える地域社会の形成を図ることを目的に、基本理念や町などの責務を制定するものであります。
     議案第44号から議案第46号までの3議案につきましては、人事院勧告に基づき給与等を改正するもので、議案第44号 真室川町議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方議会議員の期末手当の支給月数を町特別職と同様に改定をするものであります。
     議案第45号 真室川町特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、町特別職の期末手当の支給割合を国家公務員の特別職と同様に改定をするものであります。
     議案第46号 真室川町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告に準拠し、一般職の給料及び期末、勤勉手当の支給割合並びに医師の初任給調整手当を改定するとともに、医師の働き方改革の一環として各種手当を改定するものであります。
     議案第47号 真室川町印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律の改正に伴い、コンビニエンスストアなどでの証明書の交付等を可能とするため、当該条例の一部を改正するものであります。
     議案第48号 真室川町水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、公共下水道事業に地方公営企業法を適用するため、関係条例の改正を行うものであります。
     議案第49号 真室川町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例並びに真室川町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、こども家庭庁設置法等の施行に伴い、関係条例の改正を行うものであります。
     議案第50号 令和5年度真室川中学校給排水管及び浄化槽更新工事請負変更契約の締結につきましては、増額の変更契約を締結するに当たり、地方自治法及び町条例の規定に基づき、議決を求めるものであります。
     議案第51号 令和5年度真室川町一般会計補正予算については、第1表において既決の予算総額64億7,030万円に歳入歳出それぞれ3,510万円を追加し、総額を65億540万円と定め、第2表、地方債補正では、過疎債を6,460万円減額し、総額を8億1,460万円に変更するものであります。主な歳出の内容としましては、職員の人事異動や人事院勧告などに伴い、人件費を全般にわたり調整をするとともに、2款総務費においては、物価高騰対策として非課税世帯に1世帯当たり7万円を交付する非課税世帯物価高騰対策給付金に4,950万円、住民記録・戸籍システム改修費に754万6,000円、3款民生費では、議案第43号との関連で犯罪被害者等見舞金として40万円、6款農林水産業費では、農地集積協力金に768万4,000円、農業経営高度化支援事業費補助金に3,500万円、環境保全型農業直接支払交付金に108万9,000円、鳥獣被害対策事業に35万8,000円、7款商工費では、空き家空き店舗活用支援事業費補助金に150万円をそれぞれ追加し、10款教育費では、中央公民館の給排水設備改修工事6,736万円を減額し、真室川中学校給排水管及び浄化槽更新工事に437万8,000円、中央公民館基本計画作成等技術支援委託料に58万5,000円などをそれぞれ追加するものであります。
     議案第52号 令和5年度真室川町介護保険特別会計補正予算につきましては、既決の予算総額11億2,130万円に歳入歳出それぞれ90万円を追加し、総額を11億2,220万円と定めるもので、内容としては介護保険システム改修費として90万円を追加するものであります。
     議案第53号 令和5年度真室川町水道事業特別会計補正予算につきましては、収益的収支の予算総額3億2,160万円を変更せずに、人件費調整による増額及び動力費の減額を行うものであります。
     以上提案理由でございます。ご審議方につきましてよろしくお願いをいたします。
 
議長(佐藤一廣) 日程第16、請願の紹介と委員会付託に入ります。
     請願第3号 健康保険証を廃止せず存続を求める意見書提出を求める請願書の件に入ります。
     紹介議員より説明を求めます。小松正弘議員。
4番(小松正弘) それでは、請願第3号について、読み上げて説明を申し上げます。
     健康保険証を廃止せず存続を求める意見書提出を求める請願書
    請願の趣旨
     政府は現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと健康保険証を一体化しマイナンバー保険証に一本化するとしています。
     マイナンバー保険証については、他人の情報がひもづけられる誤登録が8441件にのぼったことが明らかになっています。県内の開業医の団体である山形県保険医協会が5月24日から6月1日に実施したアンケート(回答数217件・回答率31.3%)結果によれば、オンライン資格確認システムを運用する医療機関201件のうちトラブルがあったのは132件・65.7%にのぼりました。トラブルの内容では、「保険者情報が正しく登録されていなかった」が44.7%で最も多く、「カードリーダーやパソコンの不具合により読み取りできなかった」が34.7%、「マイナ保険証の不具合」が13.1%と続きました。
     オンライン資格確認だと「資格確認が簡単」とか「すぐに患者の情報がわかる」というメリットが説明されていますが、同アンケート結果では、「資格があるのに該当者なしと表示される」「給付割合に相違がある」などの実態も報告されています。また、資格確認ができなかったため、医療費をいったん10割患者に請求した事例が「1〜2件あった」という医療機関が8件あったなど、「オンライン資格確認の拙速な義務化は、医療機関、患者双方に大きな負担をかけています」としています。
     さらに、災害・停電等によるシステム障害の際には、マイナ保険証では被保険者情報が券面で確認できないため、保険診療そのものができなくなる可能性も否定できません。
     政府はマイナ保険証を登録しない人にも、申請がなくても「資格確認書」を交付することを方針としていますが、資格確認書交付のための健保組合や自治体の事務負担が増大することは必至です。
     現状ではマイナ保険証の利用率は5%程度にすぎません。それでも、これほど多くのトラブルが発生しており、このまま現行の健康保険証を廃止すれば混乱をきたし、誰もが医療をうけられる国民皆保険制度の根幹が揺るぎ、必要な医療にアクセスできなくなる事態につながりかねません。また、個人情報保護の観点からも、情報流出・漏洩などの重大な懸念も生じています。
     以上のことから、国に対して@マイナ保険証のトラブルの原因を究明し、トラブルが起こらない抜本的なシステムを構築すること、Aマイナ保険証と並行して、現行の紙の保険証を廃止せず使用できるようにすることを要望します。
     上記2点を内容とする意見書を国に対して提出されるよう、地方自治法第124条の規定により請願いたします。
     令和5年11月20日
                             請願者
                                 山形県社会保障推進協議会
                                 会長 高木 紘一
                               住所 山形県飯田西1―2―30
                                山形県民主医療機関連合会気付
                               電話 023―631―3327
     真室川町議会議長 佐藤 一廣 殿
     以上でありますが、特段のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、請願の説明とさせていただきます。
議長(佐藤一廣) ただいま紹介されました請願第3号につきましては、会議規則第92条の規定により総務文教常任委員会に付託いたします。
 
議長(佐藤一廣) 日程第17、一般質問に入ります。
     一般質問は、配付しております一覧表の順といたします。
     なお、質問は真室川町議会運用例を遵守するとともに、再質問は一般質問席で行うことを許可いたします。
     順番に質問を許可します。6番、平野勝澄議員。
6番(平野勝澄) では、改めましておはようございます。通告に従いまして質問いたします。
     1問目、町立病院に眼科は開設できないか。現在町立病院では、内科、整形外科が毎日、耳鼻科が週2回外来診療を行っています。新庄市を中心とした最上地区全体として見ても開業医は減少傾向にあり、人口減少という面はあるにせよ、自治体病院の果たすべき役割は大きくなってきています。町民の中には眼科を開設してほしいという要望もあります。新庄市内の眼科開業医も減少し、また通院の足の面でも不自由な高齢者の方にとっては切実な問題かと思います。常時開設でない耳鼻科のスペースを使うなどして、週に1回でも眼科医師を招聘し、診察を行うことはできないか、町長の考えを伺います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 平野勝澄議員の1問目のご質問、町立病院に眼科は開設できないかについてお答えをします。
     町立病院では、ご承知のとおり、診療科は内科、整形外科、耳鼻咽喉科の3科であり、内科、整形外科が月曜日から金曜日まで、耳鼻咽喉科が週2回外来診療を行っており、耳鼻咽喉科の診療がない日には内視鏡検査を週3回行っております。病院の外来部門は、施設の構造上、限られたスペースの中に中央の待合室を取り囲む形で3つの診療科や内視鏡検査室、放射線科、臨床検査科、薬剤科を配置をしています。ご質問の町立病院に眼科は開設できないかについてですが、新しい科を開設するためには人員確保と施設及び設備面の両方の課題があります。人員につきましては、眼科医師と看護師などが必要になり、眼科医師については、眼科を開設している町立最上病院に状況を確認したところ、山形大学医学部より週1回眼科医師の派遣を受けておりますが、回数を増やすことについては長年実現をしていないことであり、また県立新庄病院でも眼科医師1名体制で診療しておりますが、新たな医師確保するのは難しい状況にあるとのことでありました。看護師については、眼科では視力、眼圧、眼底などの検査に対応する業務と医師の補助業務があり、1回の診療に当たり、3名程度の人員が必要となります。施設及び設備面につきましては、暗幕を張り、検眼用の施設を備えた診察室や検査室、視力測定のための場所や目の状態を把握するための検査器具が必要となるため、機器の購入費や保守料、減価償却費などの費用も発生します。
     現在町立真室川病院では、内科と整形外科の医師の確保が最優先課題であり、県や山形大学医学部で県内医療機関の医師の調整をしている蔵王協議会など、関係機関に対して医師確保の働きかけを行うとともに、研修医受入れの協力などを行っているところであります。看護師につきましても、看護学生への働きかけやホームページやハローワーク、区長文書の配布、SNSの活用など、様々な工夫をしながら通年での職員募集を行っておりますが、希望する人員が確保できておらず、限られた人数の中で個々の看護師の状況に合わせた人員配置や、外来と病棟で相互に応援体制を取るなどの工夫をしながら運営をしている状況にあります。こうした状況を踏まえますと、新しい診療科の開設、特に眼科医は医師全体の約4%であり、現実として困難であります。今後も県立新庄病院をはじめとする病院間の役割分担と連携強化を図りながら、住み慣れた地域で安心して生活できるように、今後も地域医療の充実に努めてまいります。
議長(佐藤一廣) 平野勝澄議員。
6番(平野勝澄) 私この質問する上で困難な点というのは4つの側面あるのかなと考えておりました。そのうち2つ、医師、看護師等の人員の問題、それから設備の問題という点では、今お答えいただいたことで現状かなり厳しいことだということは理解したところであります。もう2点考えていた困難さというのは、1つは法律とか、県で考えている地域医療構想などとの関係で、開設そのものが仕組み上難しいということはないかどうかという点、それから経営上、激しく圧迫するようなことが起きるという懸念があるかどうかと、その辺りも困難さだろうと思っています。全体としてお答えとしては了承したというふうに言わざるを得ないかと思うのですけれども、今申し上げました、この回答には含まれない2点についてもう一度確認といいますか、そこをお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 議員おっしゃられる観点は4つ、場合によってはいろいろあるのでしょうと思います。しかしながら、現状、現実的に直視した場合、眼科の開設ということを現実的に考える状況にあるのかということから、今回は2点での説明をいたしました。全てに対して検討はしておりません、正直申し上げまして。というのは、先ほど申し上げたとおり、まずは医師が絶対数がいないということ。仮に最上地域の保険医療協議会等で、うちの病院で眼科の検討したいのだがというような言葉を出すと、どのような影響があるのかお分かりかと思います。真室川病院は余裕があるのだろうと、そのように受け取られます。今内科医は充足しているという見解であります。しかしながら、私どもから見ると、70後半、69歳がほとんどであります。この状況は人数だけでカウントされている状況にあって、一斉に2人や3人、同時に例えば辞めることになるということは、少なくなってから申請をしなさい、相談をしなさいと、こういう状況がずっと続いてきているのです。そのために定年も2回に分けて、医師定年ですね、2回に分けて上げてきた経過もあります。したがいまして、現状としては門前払いというようなことではないのですけれども、そこまで考慮すると申しますか、検討する余力は今町立真室川病院にはないということをご理解いただきたいと思います。
議長(佐藤一廣) 平野勝澄議員。
6番(平野勝澄) そもそもの問題としては医師不足ということは私も承知しているところではあります。今のお答えでもちろん満足というわけにはいきませんが、一つの回答として受け止めたいというふうには思っているところです。医師不足の問題という点では、特に眼科はということはありますけれども、今町長自身お話ありましたとおり、内科、整形外科、これもそうです。ぜひ県や国に対しても医師要請という点で、これまでもやられてきていると承知はしておりますが、引き続き要請をしていっていただきたい。その上で条件が整えば町民の声に応えていただくような工夫をぜひお願いしたいということを申し上げた上で、次の質問に移ります。
     2問目は、検診についての質問であります。町で実施している検診について、地域行事の当日や翌日に当たり、受診が難しいというような声がありました。できるだけ多くの方に検診を受けていただくことが町民の健康維持、医療費抑制の両面から大事であります。検診の日程の決め方について伺います。また、年によって日程と地域をローテーションしていくことはできないでしょうか。できるだけ毎年受診していただくことが望ましいことですが、2年に1度でもゼロよりはいいと。受診率向上のために何らかの対応が必要だと思いますが、町長の考えはいかがでしょうか。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) では、2問目の検診についてのご質問にお答えをします。
     令和5年度の町総合検診では、5月18日から11月18日までの間、ふれあいセンター安楽城で2日、旧平枝小学校で1日、農村環境改善センターで1日、真室川北部小学校で2日、中央公民館で7日間の計13日間の日程とし、田植え、稲刈りなどの農繁期、熱中症の危険性が高い暑い時期、注射場所の減少や受診者の足元が悪くなる降雪期、町で行われる主要な行事などを避けて実施をしております。検診業務を委託している最上検診センターとは前年から協議を重ね、日程を決めておりますが、最上検診センター施設内で行われる検診や人間ドッグ、他市町村の検診や一般企業の検診など多数の機関との日程調整がありますので、全て町の希望どおりとはならない場合もあります。令和6年4月からは、現在建設中の新しい検診センターでの業務開始を予定されていますが、移転新築に合わせた業務見直しの一環として管内を巡回してセンター以外の会場で行う施設外検診を廃止して、原則としてセンター内を会場とする施設検診へ移行されることになりました。本町においては、センター側と協議を重ねた結果、中央公民館で行っていた検診については、センター側がバスでの送迎を行い、最上検診センターで受診をすることになりました。これ以外のふれあいセンター安楽城、旧平枝小学校、農村環境改善センター、真室川北部小学校での検診については、受診者数が多いことや、検診センターまでの移動時間が長いことなどから、これまでと同様に当該施設で実施できることになりました。
     年ごとに日程と地区をローテーションしてはとのご提案でありますが、既に約40年にわたり同様の日程で行っており、現在受診されている方はご自身の検診の時期について大まかに把握をできている状況にあります。また、検診の時期を例えば今年5月に受診した方を翌年は11月等にした場合は、受診の間隔が1年半と長く開いてしまい、逆に今年11月に受診した方を翌年5月に変更した場合は6か月と短くなってしまう状況が生じます。最上検診センターとの日程調整を経て、町では前年の実績などを参考に割り振りを行っておりますが、指定した日に都合が悪い場合は別の日程や場所で受診できることを周知をしながら対応を継続してまいります。
     受診率の向上対策については、年度初めに広報紙による受診案内をするとともに、未受診の方に対しては、年間3回はがきによる受診勧奨を行い、個別連絡をいただきながら日程などの調整を行っているほか、平日受診できない方のために土曜日の検診も行っております。がん検診については、基本検診のみ申込みされている40歳以上の方にも大腸がん検査キットを検診の案内に同封をして受診を勧めるなどの取組みを行うとともに、肺がん検診のみを受診される高齢者の方には、肺がん検診車が町内を巡回し、自宅の近くで受けられる体制を講じております。各検診会場では、受診される方がなるべくストレスなく受診できるように施設内の動線を見直し、大型扇風機や椅子を設置するなどの環境整備にも努めております。検診を委託している最上検診センター職員とともに、受診される方への分かりやすい説明、案内などを心がけながら、引き続き町民が健康で暮らし続けられるように検診体制の充実に努めてまいります。
議長(佐藤一廣) 平野勝澄議員。
6番(平野勝澄) おおむね了解いたしました。令和6年4月から検診の方法が変わるということで、中央公民館で検診を受けていた方々については、センターのほうにバスで送迎ということで、これまでと違う形になると思います。この該当される方々へのしっかりとした周知のほうをしていただきたいということを申し上げまして、時間残っておりますが、私の質問は終わりにいたします。
議長(佐藤一廣) 引き続き一般質問を許可します。4番、小松正弘議員。
4番(小松正弘) おはようございます。それでは、通告に従って質問させていただきます。
     まず初めに、1つ目ですが、少子化に伴う伝承文化保存継承への対応は。先ほど教育長よりの報告ございましたが、先月11月26日に行われた子ども伝承祭、町民にとっては大変人気のある地域文化の発表会であると考えます。平枝、釜渕、八敷代番楽、釜渕、川ノ内はやし、及位、安楽城の童歌、あさひ小、昔語りなど、地域に根差した大切な伝承文化であります。しかしながら、生まれてくる子供たちが年々減少し、近い将来には継承が危ぶまれるのではないかと寂しささえ感じています。町では、「未来に伝える真室川の宝」事業として、このふるさと子ども伝承祭、また10月15日、伝承館で開催された番楽フェスティバルを重要な芸術文化として振興を図るとともに、継承者の育成、支援に力を注いでいます。そして、何よりも地域文化に親しむ環境づくり、町を大切に思う心を育てることに力を入れています。町としては、伝統を引き継ぐ、伝統を守るということは、ふるさとの伝統を後世に伝える大事な仕事であると考えているわけですので、既に始まっている少子化の中で子供たちの伝承活動をどのように進めていくのか、個人的にも心配しているところです。
     そこで、次のことについて教育長に伺います。1つ、今後の伝承活動の在り方、2つ、3つの小学校や中学校との連携、3つ目、保存活動への支援、以上お願いします。
議長(佐藤一廣) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) 小松正弘議員の1問目のご質問、少子化に伴う伝承文化保存継承の対応はについてお答えいたします。
     本町には、現在番楽3団体、はやし2団体、童歌2団体、昔語り1団体、太鼓1団体の計9団体が児童生徒への継承活動を行っております。最上管内や県内を見ても、これほど数多くの種類や団体が伝承活動を行っている市町村はないと認識しているところであります。番楽、はやし、童歌、昔語りは、古くから地域に根差した伝承文化として受け継がれていますが、本来番楽やはやしは地域の祭礼として、童歌や昔語りは生活の中から生まれた文化の一部として長い歴史や風土に育まれ、地域コミュニティーや日常生活と深い関わりの中で受け継がれてきたものであります。しかしながら、本町のみならず全国の多くの地域で、少子化を含む担い手不足の問題に直面し、継続自体が危ぶまれている団体が数多くあることも認識しております。
     ご質問の1点目、今後の伝承文化の在り方についてですが、町では1つに、継承活動を行っている団体が集い、子供たちの発表の場を設けることにより、団体のさらなる継承、育成活動を推進する。2つに、伝承祭の開催を通して子供と大人の関わりを深め、子供たちの社会力の向上を図ることを目的に、第21回を数えるふるさと子ども伝承祭を開催しており、今年度11月26日に9つの団体に釜渕保育所を加えた10団体が日頃の活動の成果を発表いたしました。また、主に大人が主となり、他団体との交流と技術向上を目的に開催している番楽フェスティバルは、今年度で第31回を数え、町内の団体に加え、秋田県由利本荘市や金山町の団体を迎え、開催しておりますが、過去にはこのイベントにも児童生徒が出演したことがあり、これも伝承活動の一つの成果であると思っておりますし、何より地域の大人が真剣に取り組む姿を見て子供たちが何かを感じてくれることが大事であると考えております。これらの取組みは、郷土愛の醸成や小学校統合後も児童と地域をつなぐ大切なものであると感じています。少子化は避けられない状況にありますが、町では可能な限りこの取組みを継承してまいりたいと考えています。
     2点目の3つの小学校や中学校との連携についてですが、それぞれの継承活動は各地域での活動が主であり、小学校でのクラブ活動は、真室川あさひ小学校の童歌と昔語り、真室川小学校のふるさとクラブのみとなっているため、学校との連携というよりは、中学生が各地域の活動に参加するという状況が望ましいと思われます。実際に釜渕番楽、釜渕ばやし、川の内ばやしは地元の祭礼であるため、中学生や高校生も活動に参加しておりますが、中学生になると部活動や学習時間の確保という課題が生じてくるため、活動のたびに調整が必要となっているとお聞きしているところです。
     次に、3点目の保存活動への支援についてであります。さきにも述べましたように、子ども伝承祭のような発表の機会を数多く設けることが日々の練習につながり、ひいては保存活動になるものと考えますので、町が開催するイベントについては、今後も引き続き継続してまいりたいと考えております。あわせて、これまでも継続的に伝承文化アドバイザーとして東北文教大学特認教授の菊地和博先生より各団体への取組みや継承活動に助言をいただきながら、それぞれが自主的に活動できるよう支援を行っております。加えて、子ども伝承祭や番楽フェスティバルを写真や映像を記録する取組みを実施しており、伝承活動の一助となるよう各団体に配布を行っているところであります。また、活動に必要な用具の更新や活動に関する財源確保の点から、宝くじ助成や民間財団の助成について募集案内があった際は、きめ細かに案内を行うとともに、応募の意思がある場合は申請について支援を行っております。
     さきにも述べましたが、伝承文化の継承は郷土愛の醸成、すなわち地域を思う心を育てることが目的であると考えます。少子化を食い止めることは難しいものと思われますが、各団体が少人数でも自発的な活動を継続できるよう、今後も町として各団体がどのような支援を必要としているのか、ご意見を聞きながら可能な限り支援してまいります。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) 当町の伝承文化には、答弁にあるように、地域でしかできない文化や学校で取り組むことができる文化があるわけです。学校で取り組める伝承文化は、生徒数が減少しても比較的長続きできるものと思いますが、地域での伝承文化は子供がある程度いないと伝承できくなるわけです。ましてや地域の伝承文化においては、その地域の子供たちや大人が伝承していくものとし、地域以外の方々が介入できるものではない文化であると考えます。そこで、先ほど答弁の中にありましたが、写真や映像で記録する取組みも実施しておりますというような答弁がございましたけれども、21回ほとんど撮っていると思いますが、いかがですか。
議長(佐藤一廣) 門脇教育長。
教育長(門脇 昭) 伝承文化の保存、継承という意味では、今議員おっしゃられたように、やっぱり記録に撮るということが非常に大事だと私も思っておりまして、代々教育委員会としては映像か写真かというふうなことで、通称言われるアーカイブ化というふうなことで取組みを進めております。そして、撮ったものは、先ほど答弁でも申し上げましたが、各団体に差し上げまして、それを練習等で使っていただく、あるいは地域の文化として継承していただくというふうな取組みをしていただいているところでありますので、今後も継続してまいりたいというふうに思っています。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) 残されているのであれば、映像で伝承祭への参加というのもありかなということで今伺った次第です。地域で了解が得られるならば学区や、それから大字地区まで広げて、子供たちの参加を呼びかけていくというのもありかなというふうな対策も一つかなというふうに考えるところです。地域での伝承文化ですから、簡単なものではないと承知しておりますが、ただいま答弁いただきましたように、近い将来消滅することがないように取り組んでいただくよう期待したいと思います。
     質問を変えます。2つ目、歴史民俗資料館リニューアルの計画は。今、町では、教育施設の改修工事も順調に進み、これからは中央公民館建設検討委員会を設置し、中央公民館新築に向け、取り組んでおります。さて、隣接する歴史民俗資料館では文吉こけし展が開催されております。このように季節や時期により年間様々な資料の展示が行われておりますが、そのほかにも資料館の資料室に収納されている貴重な資料や物品はたくさんあり、収容能力の限界とも伺っております。町のよさを知っていただくためにも、交流人口を増やすためにも、我が町のよいところは大いにPRすべきと考えます。特に「真室川音頭」については、ごく、ごく小さいスペースに由来が明示されております。「真室川音頭」に対する関心度合いは大変少ないものと感じます。できれば町外からの来館者があったときには、「真室川音頭」を館内に流すなどのPRも必要かと考えます。また、現在の公共施設や観光施設はバリアフリー化が常識となっておりますが、当町の資料館は入り口までも階段、中に入っても階段、高齢者や障がい者に対しては優しい造りになっておりません。町の重要な観光スポットでもあることから、これからの貴重な資料や物品を全て展示できるよう、近い将来、または中央公民館新築を検討するに当たり、リニューアル、または新築する中央公民館に併設する考えはないか、町長にお伺いいたします。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 小松正弘議員の2問目のご質問、歴史民俗資料館リニューアルの計画はについてお答えをします。
     歴史民俗資料館は、昭和56年の開館以来40年以上が経過しましたが、山の暮らしとマタギなどの民俗、民具、農具、伝統木版画家、中川木鈴の作品と遺品の保存をテーマとした社会教育施設として、町民の学びの場としてはもとより、来町者に真室川町の姿や歴史、特長を分かりやすく紹介する施設としても多くの人から親しまれております。近年は、コロナ禍の影響もあり、入場者数は減少傾向でしたが、新型コロナの取扱いが変わり、第5類に移行した本年度については、以前の人数を取り戻す見込みとなっています。常設展示に加え、郷土史についての調査研究を蓄積してきた成果を活用し、近年の「真室二郎展」や「陸軍真室川飛行場展」、「鮭延秀綱没後370周年記念展」、「中川木鈴鎮魂忌展」、「どんぺからんこ生き続ける昔話展」、「羽州街道及位宿展」、そして今年度の「おかえりなさい、マムロガワクジラ展」や「佐藤文吉生誕100周 文吉こけし展」など、特別展を積極的に開催し、情報発信に努めてきた結果だと言えます。
     館内での「真室川音頭」のPRについては、町を代表する民謡であり、踊りを含め、文化の一つでありますので、歴史民俗資料館においても、施設玄関にモニターを設置し、町の紹介として真室川音頭全国大会の様子を動画で視聴していただけるようにしております。文化財としての観点から、「真室川町史」に「真室川音頭由来記」としてまとめられ、平成26年に「真室川音頭」の生みの親、近岡ナカエさんの人物評伝が県内新聞紙上に発表されたところであります。また、今年度には日本講談協会会長、神田紅氏による3回目の講談会が開催をされ、町出身の黒坂和弥氏原作の創作講談「真室川音頭の女 近岡ナカエ物語」が発表されたことも記憶に新しいところであります。
     「真室川音頭」の由来や伝承については、既に整理、記録されておりますが、歴史民俗資料館として一定スペースでの常設展示を企画する場合には、例えば「真室川音頭」に関するレコードや、料亭山水や紅屋の写真など、当時の具体的な資料が必要になるものと考えております。しかし、残念ながら現時点では当時の資料についての情報も十分に把握できていないのが実情でありますので、今後情報の収集に努め、可能な部分からの公開を検討してまいります。「真室川音頭」を館内に流すPRについては、他の来館者の関係もあり、現在のモニターで視聴できる形を継続してまいりますので、ご理解をお願いします。
     次に、現在の資料館の収容能力とバリアフリー化を踏まえたリニューアル、あるいは新築する中央公民館へ併設する考えはないかという点についてでありますが、歴史民俗資料館は延べ床面積が516平方メートルで、うち収蔵室が43平方メートル、第1、第2特別展示室が240平方メートル、玄関付近の展示ホールが98平方メートルの広さであります。建設当時は、特別展などの見学はなく、町に関する民俗資料と中川木鈴氏の版画作品を常設展示することを目的に建てられたものでありました。町民各位から寄せられる多くの寄贈品や委託品を想定していなかったと思われ、収蔵品の収容能力は限界に達しており、さらなる収容の受入れは大変難しいようですので、今後は差首鍋地区生涯学習センターなど、ほかの施設の活用を考えております。
     平成18年に施行された高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー法以前の建築物でバリアフリー化ができていないことは、歴史民俗資料館の管理運営上の課題と認識をしております。現在中央公民館の改築については、最初の検討を始めている段階であります。その規模や機能については、今後建設検討委員会の意見を参考にしながら、建設候補地の敷地面積との関連性、想定される総事業費と財源の確保、建設後の職員配置を含めた運営方法などを総合的に判断し、決定をしてまいりますが、現状の延べ床面積を上回る資料館機能や収蔵機能を併設するには、全体計画に大きな影響を及ぼし、また費用が多額になることから、どのような対応が可能かを検討してまいりたいと考えております。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) 現在の歴史民俗資料館は、答弁のとおり昭和56年完成したと記憶しております。当時は、私のおじいさんも木びきをしていたので、展示しているものと同じ仕事の道具が自宅にあったため、とても興味があり、資料館に足を運んだものです。歴史民俗資料館が開館して42年が経過したわけですが、私なりに思うのですが、以前に一般質問した「真室川音頭」は即興的に作られた歌詞を手拭いにしたり、本にしたり、何かお土産品の開発と販売なども資料館でやれれば町のPRにつながるのではないかと思っていますが、町長のお考え伺いたいと思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) ちょっと急に販売のほうまでお話をいただいたところでありますけれども、その辺の例えば「真室川音頭」に関するものの販売となりますと、いろいろと継承、発展させている団体さんとの関係もあろうかと思っております。ただ、町がこれまでの手拭いを作ったり、そういったことは予算をかければ可能なのでありますけれども、それを今手拭いというものがどういうふうに使われているか。はっきり言って今タオルの状況でもあり、各体育大会とか、いろいろな大会などの参加記念品と申しますか、についてはタオルというのはもうほとんど今見かけておりません。夏の夏祭りに使う豆絞りでありますとか、あと神田紅さんもそうでしたが、桂吉弥さんがタオル、落語関係、柳家さんもそうでありますけれども、そのときに公演の後に販売をしているというようなところで、私もいろいろなところ視察とか、何とかもらって、いろいろな名産品という、高いものではないです、記念品になるものをいただくのですが、タオルをもらったというのは、手拭いなどをもらったというのはちょっといまだに記憶がないところでもあります。逆にいいのかなという考えもあろうかと思いますが、どの程度コストと、当然PRだと思ってやるということと、それを本当に広めるような仕掛けと申しますか、その後ですね。それが買ってもらえばその人のうちぐらいにはなると思いますが、それをさらにほかのところというのはなかなか難しいのかなと思っています。
     したがいまして、今はやりではありませんけれども、それらをいろいろなパンフレットにQRコード等をつけた中で、さらに来ていただくという、今の時代に合ったPR方法が現実的ではないかなと思っているところであります。特にこれを売ったらどうかというものがもっとほかにあれば、総合的に考えてみるということがあろうかと思いますけれども、もしそれに限らずアイデアがあれば、否定とか、やらないよということではなくて、考えてみる材料の一つとさせていただければありがたいなと思っているところであります。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) できるだけいろんなお土産品があればいいなということで、ただいま申し上げました。今のところふるさと納税に関する商品が主な町の土産になっているような形になっていますので、ぜひともそういうような昔のものでも特に即興的な歌というのは、前回の質問でも町長から24曲あるのだよと言われたのですが、歌もやはり町民だけでなくて、ほかのところにも広めてもいいのかなと私なりに思っています。そういうことで、ぜひできれば実現してほしいなということでお話をさせていただきました。
     それから、もう一つ先ほどお話ししたようにバリアフリー化の件でありますけれども、例えば武道館側からスロープをつけて玄関まで行けるようにするようなことができないかなというふうに思っているわけですが、これについては今後の検討をお願いしたいと思います。誰もが気軽に、また安心、安全で見学できるような、さらにはせっかく寄附していただいた貴重な資料、日の目を見ることができるよう期待したいと考えておりますので、この質問させていただきました。答弁の成果を期待したいと思います。
     それでは、次の質問に移ります。3つ目、東町宅地分譲地の販売状況は。分譲を始めて約1年になろうとしているわけですが、進捗状況はどうなっていますか。申込み要件としては、3年以内に新築する方と、どちらかが45歳以下の夫婦がいる家族となっており、特別に間口の狭い要件ではないものと考えますが、現在1区画の成約は聞いていますが、1つ目、他の区画についてはどうなっているのか。また、2つ目、売却できない理由は何なのか。3つ目、近い将来売却できるのか。4つ目、売却できないときはどうするのか、町長にお伺いしたいと思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) では、3問目のご質問、東町宅地分譲地の販売状況はについてお答えをします。
     東町の宅地分譲地につきましては、町有地に立地していた公営住宅である旧東町住宅跡地の在り方を検討していく中で、町内全戸を対象とする住宅ニーズアンケートを実施しております。アンケート結果では、希望する住宅の形態については、宅地分譲と建て売り住宅がそれぞれ22%、低所得の方などを優先する公営住宅が20%と拮抗しており、その他子供がいない若い世帯を対象とする町営住宅が10%、一定期間の賃貸後に譲渡を受ける条件の町営住宅が9%、18歳以下の子供がいることを条件とする子育て応援住宅が4%の順となっておりました。こうしたアンケート調査に加え、都市計画審議会や住宅建築を検討されている方などから幅広くご意見をいただきながら検討した結果、既存の公営住宅や子育て応援住宅以外の選択肢として、土地購入者が自分の意向に沿った住宅を新築できるなどのメリットがある宅地分譲地とする計画とし、経済面や環境面からなどの支援策として土地の購入費用を軽減する補助制度を設け、また周辺の道路や流雪溝、上下水道などを整備したものであります。昨年11月に関連工事が完了しましたが、その前月から区長文書などで売却のための周知を始め、これまで区長文書でチラシによる周知を5回、町リフォーム補助事業に係る町内外施工業業者へのチラシの送付を3回、新庄最上建設総合組合真室川支部のご協力の下、町内関係業者への周知を2回、町広報紙への掲載を2回行っております。これと並行して町ホームページやインスタグラム、フェイスブック、Xなどの各種SNS、最上郡内への新聞折り込みチラシ、山形新聞における住宅特集への掲載や10月の東京真室川会総会、11月の東京都内での移住関連フェア、大手住宅関連サイトの活用、電子案内看板の設置など、様々な方法で周知に努めてまいりました。ご質問の4点については、全て関連がありますので、一括してお答えをいたします。
     分譲地については、今年4月に売買契約を1件締結し、7月に引き渡しを完了し、現在のところ5区画が成約に至っておらず、引き続きPRを展開しておりますが、現在のところ売買につながる個人や住宅施工業者などからの具体的な問合せがない状況であります。今年度子育て応援住宅入居世帯を対象としたアンケートを行い、東町分譲地購入の考えがあるか否かをお伺いしました。現時点では、分譲地を購入される計画や意向をお持ちの方はいない状況でありましたが、将来的には当該分譲地が移住施策を含めた定住の一助となる可能性が高いと考えております。購入後3年以内での建築や夫婦いずれかが45歳以下であることなどの条件を付していますが、こうした要件は他団体と同様の内容であり、また価格に関しては鑑定評価額を用いて設定をしております。既に今年成約した方がいらっしゃるので、現段階で補助要件や価格を変更する予定はありませんが、今後も様々な場面でのPR活動を継続し、また不動産を取り扱う民間事業所に広告を依頼するなどの方策を検討しながら、引き続き早期の売却に向けて取り組んでまいります。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) 今の答弁の中で、子育て応援住宅入居者に対するアンケートを実施したというふうに答弁がございました。しかしながら、購入される計画や意向をお持ちの方はいないという状況だという報告がありました。答弁がございました。私も心配しているうちの一人なのでありますので、ぜひとも早急に売れることを願っているわけですが、ただいまの答弁のとおり、特に人口増加につなげられるような、そして町の活性化が図られるような対策を期待して私の質問を終わりたいというふうに思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) ちょっと先ほどの小松議員の歴史民俗資料館でのPR、「真室川音頭」の、について手拭いだけの話をしてしまいましたが、既に町ではポロシャツ4色ありますし、そういったところの販売は可能かと考えておりますので、いろいろなアイデアを募りながらPRに努めてまいりたいと思っております。
議長(佐藤一廣) 小松正弘議員。
4番(小松正弘) 中には宅地の金額が高いという人もいますが、これだけは固定資産の評価額から来ているものなので、仕方ないと私は思っていますけれども、できるだけ販売に積極的に取り組んでいただき、早期完売をお願いしたいというふうに思います。
     以上で質問を終わります。
議長(佐藤一廣) 引き続き一般質問を許可します。7番、佐藤正議員。
7番(佐藤 正) それでは、私から通告に従って一般質問を行います。
     1点目でありますけれども、今のままでよいのか、鳥獣対策ということで、冬眠時期が近づいてきまして、餌を求めて熊の動きが活発になっている中、山間部だけではなく、市街地にも出没し、人身被害につながるケースが相次ぐと。今年の4月から9月の被害人数は過去最多を更新して、10月も死者が出るなど深刻な状況が続いております。今年の秋は、熊の餌となるドングリが凶作となり、国や自治体は、野外の作業の多い農家を含め、最大限の警戒をと報道されております。今年度は、人身被害が多く、特に当町と隣接している秋田県で熊によるけが人が相次ぎ、死者も出ております。先日開催した議会報告会においても、今年は特に民家の周りへの出没が目立っているので、何とかならないのかという声が多く聞かれました。農地に出没した場合や民家周辺に出没した場合など、実情に応じた対応を強化すべきと思います。そこで、農産物被害については農林課でありますけれども、人身被害については危機管理担当の総務課と連携した対応が必要だと思うのですが、町長のお考えを伺います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 佐藤正議員の1問目のご質問、今のままでいいのか、鳥獣対策につきましては、令和4年の第3回の議会の定例会におきまして、正議員から鳥獣対策のご質問があり、今回の答弁は一部重複した内容となりますので、ご了承をお願いいたします。
     町では、県が定める鳥獣保護管理事業計画に基づき、鳥獣被害防止計画を策定し、被害防止の取組み方針や対象鳥獣の捕獲体制の確保及び捕獲計画などを定め、農作物被害への対応に当たっており、令和3年5月に町猟友会員を中心とする鳥獣被害対策実施隊を編成し、有害鳥獣の捕獲、駆除及び人的被害を防止するための花火による追い払いなどを実施してまいりました。また、同年には「地域ぐるみで鳥獣被害対策」事業に矢の沢地区と八敷代地区の2地区から事業に参加をしていただき、地域ぐるみの被害対策の重要性を学び、侵入防止用の電気柵の設置などにより、いかに有害鳥獣を寄せつけない対策が必要であるかを学んだ経過があります。その際に講師の先生からは、行政主導型の鳥獣被害対策には限界があり、地域協働による地元が主体となる対策がとても重要であるとのご指導をいただきました。現在町で把握している鳥獣等の目撃や被害情報等についてでありますが、熊については目撃や被害の報告が130件となっており、農作物被害の内容については、春から夏にかけての養蜂箱への被害や、秋口以降は配合飼料などへの食害と農作業小屋のシャッターが破壊され、保管していた玄米への食害や住宅脇の栗や柿などの果樹への被害などが集中しました。
     本来であれば、鳥獣の有害駆除については県知事許可となりますが、緊急性を特に要する場合には市町村長の許可で早急な対応ができるよう運用が図られており、今年度はこれまで町長許可により29件の熊わなを設置し、イノシシわなで誤って捕獲された2頭を含め、計17頭の熊を捕獲し、駆除を実施をしており、ほか3頭が電車にひかれ死亡という状況となっております。イノシシ被害については、目撃報告が8件あり、被害については、水田や畑作物への食害などの掘り起こしなどが多く、指定鳥獣でもあることから、1年を通した有害駆除の許可を行い、これまでくくりわなにより子供のイノシシ1頭を捕獲したほか、成獣1頭が車にひかれ死亡という状況となっております。同じく指定鳥獣であるニホンジカについては、目撃情報が1件のみで、農作物への被害などは報告はされておりません。
     とりわけ熊については、連日のように北海道や東北各県での人身被害や市街地への出没や食害などが報道されておりますが、本町でも例年ではわなの設置を行わない10月に5頭、11月にも2頭を捕獲、駆除するなど、他道県との状況と同様に冬眠までの熊対応に苦慮をしているところであります。熊の目撃が増加した原因としては、昨年は熊の餌となるブナなどの木の実が大豊作の年だったことから、たくさんの子熊が誕生したと言われ、今年は一転して熊の餌となる木の実が大凶作との報告もあり、本町のように山林が隣接する多くの地区で過去にないほどの目撃があり、特に親子熊の目撃が多く、1つのわなに親子で捕獲されるケースもあり、秋に入り、雌熊の捕獲が11頭を数え、全体の7割近くを占めているのが今年の大きな特徴と言えるようであります。
     町の対応としましては、8月8日には町内でキノコ取りの男性1名が子連れの親熊に襲われ、負傷した事故が発生したことから、町民に対し、熊に対する最大限の注意喚起と熊の誘因物となる果物などの早期収穫と果樹の伐採などを区長文書や防災放送で広報し、熊の餌となるものを放置しない取組みをお願いしたところであります。一般的に有害鳥獣による被害箇所の共通点として、容易に餌を確保できる状態となっていることが挙げられます。熊に安全で餌がある場所だと思わせない環境づくりが重要であり、町でも鳥獣を寄せつけない環境づくりとして、東町1区の町有地の草刈りや樹木の伐採など、鳥獣の隠れ家となる場所をなくするための整備を行いました。11月20日以降の目撃や被害情報はありませんが、今後もこうした取組みを町民に広く周知をしてまいります。
     農作物の被害については農林課、人身被害については総務課危機管理室、連携した対応が必要とのご意見につきましては、農林課で収集した情報は総務課と共有をし、状況に応じて教育課などの関係する課に情報提供を行っておりますが、引き続き各課横断的に連携した対応に努めてまいります。
     現在鳥獣被害対策実施隊員は、猟友会員7名と一般公募隊員4名の計11名体制と少数で編成をされ、県知事から交付される銃猟免許やわな免許を保有する方が8名、銃猟、わなのいずれの免状も有していない隊員が3名で、急を要する案件に即時対応することが難しい体制の中ではありますが、昼夜を問わず大変ご尽力をいただきました。引き続き県や県警など、関係機関との連携をさらに強化するとともに、来年度に向け、管内市町村が足並みをそろえた対策を検討することとしており、今後も人身被害の撲滅と農作物被害の軽減を図るように取り組んでまいります。
議長(佐藤一廣) 7番、佐藤正議員。
7番(佐藤 正) 私の質問の連係プレーということで、農林課と総務課、危機管理を担当する課が連携をしているというふうなことを伺いまして、まずは対応はやっているのだなというふうに確認をいたしました。鳥獣に関してなのですけれども、今被害が出ているというのはイノシシと熊です。しかも、イノシシのほうはなかなかわなにもかからないというような状況でありますし、そして農産物の被害というのは、1回近隣にイノシシが出没して被害を受けますと、その近隣の畑とか、田んぼ、すぐ被害を受けます。そして、その被害が1匹ではなくて何匹かで集団でやるということで、一晩で作物が全て駄目になってしまっているというのが特徴だと思います。そして、うちの農林課の対応というのは、カメラをつけて、そして確認をして、そしてそれからわなを取り付けるというような状況でありますが、田んぼの中、もしくは畑なんかでイノシシが出没すれば足跡で確認ができるのではないのかなというふうに私は思っております。そういうふうにして、目視した状況でわなをかければもっと早く早急にそういう措置ができるのではないかなというふうに思っております。カメラをつけているということなのですが、カメラをつけるということはいわゆる県のほうに許可をいただくための証拠確認なのかなというふうに思っております。ここら辺の部分をちょっとお知らせいただきたいと思います。
     それから、実はイノシシの場合は稲刈りが終わった後も被害が出ております。これは、農道とか、水田の畔等を掘り起こすのです。それは何のためかというと、やはり餌がないためにそういうところを掘り起こすと。あと減反の田んぼもそうです。そういうふうな状況でありますので、年間を通じて雪が降ってくるまでわなを取り付ける必要があるのではないかなというふうに思っておりますが、やはりそれ確認したり何だりするのに大変でありますので、そこら辺も農林課のほうに、課長のほうにお聞きしたいなと。いつ頃までわなをそこに設置する、設置する時期をいつまでするのかという確認をしたいと思います。
     それから、熊に関してなのですが、熊はまたイノシシと違ってモチ米等によく来ます。モチ米を作付している田んぼに来て円形状に座って稲を食べるというふうなところで、出没するというときには田んぼ、見えるところから来ません。減反の田んぼのいわゆる草が伸びて、熊の確認のできないところから来るというのが特徴であります。そして、熊も相当距離を歩くらしいのです。だから、発見したら早急にわなを取り付けないとそれが捕れない。これも同じように農林課では一生懸命頑張って若い職員が対応しているわけでありますけれども、ここの部分もカメラとかという部分だけではなく、目視で早くわなを取り付けることができないかなということであります。
     それから、今町長からもお聞きしましたけれども、栗、柿の集落の近く、うちの近くにあるものを伐採するなり、柿を取ってしまうなりというようなことをやってくださいというふうなことを言いますけれども、非常に危ないと感じた人は柿の木を切ってしまっていると。今はそんな柿を食べる人も少なくなってきたのかもしれませんけれども、なかなか柿の木を大きくするまでも時間かかっているので、切るのも惜しいなという人もいます。だけれども、やはりこういうふうになってきますと、柿の実が欲しいなんて言っている場合ではないなというふうに感じます。だけれども、この部分についても熊の場合は食べ物がなくて来ているわけですから、その近隣に住民がいるということですから、たまたまうちの町は運がよくて、隣の秋田県に山越え、一山越えれば山形県の我が町です。そういうところで対応を早くしていただくということが一番大事ではないかなということで、先ほど町長からも町長枠があってそれで対応していると、捕まえているというふうなことを聞きました。一応対応はしているのでありますけれども、スピード感が必要ではないのかなというふうに思いますので、担当課長である農林課長にこれからの対応の仕方、それから猟友会との連携をどのようにやっていくのかを伺いたいと思います。
議長(佐藤一廣) 斉藤農林課長。
農林課長(斉藤克智) 佐藤正議員からご質問のありました熊及びイノシシ被害の対応ということでございます。
     まず、カメラを設置するという順番ですが、まずは被害を及ぼしている動物は何なのかということを確認させていただきたいという点が1点。あわせて、同一個体が何度も同じ場所に来ているのかという部分の確認。当然イノシシのように、議員おっしゃられたように一晩で集団でという活動もあれば、1匹、1頭で動いている個体もあるという部分の確認をするためのカメラの設置であります。あわせて、イノシシであれば錯誤捕獲、熊の錯誤捕獲をなくすために、箱わなを設置するのですが、脱出口、熊がもし誤って入った際に脱出できる脱出口というものが箱わなに設置されています。これは、イノシシを捕ろうとして誤って熊を捕らないようにということで、法律上定めのあるわなを設置させていただいているという状況をご理解いただきたいと思います。あわせて、対応ですが、猟友会員の皆さんそれぞれお仕事をお持ちです。今年の事例でいえば、早朝に熊がわなにかかったという状況の中で、当然捕獲された熊、成獣ですね、成獣を駆除していただきたいということでお願いを町のほうで猟友会に対してするわけですが、当然皆さんお仕事を持っている方がほとんどです。お仕事に出てしまっているというような方も多く、わなを設置した方の責任で撃ってもらいたいというような事例も今年はございました。ただ、そうした中で仕事を割いて駆除に向かっていただいた猟友会の方も何名かいらっしゃいます。そうした方の努力で今年17頭駆除という形になりました。今年の夏、秋については、山のものが不作という状況の中で、異例とも思えるぐらい市街地に熊が出没したという年でした。原因は、町長が答弁したとおりでございます。目視によってわなの設置すぐできないかという部分についても、先ほど申し上げたとおり、対象鳥獣が何なのかという部分を確認したいということでカメラの設置をさせていただいております。よろしくお願いします。
議長(佐藤一廣) 佐藤正議員に申し上げます。ただいま一般質問で町長に答弁を求めているわけですから、直接担当課長に答弁を求めないで、町長の許可をもらってからお願いしてください。新田町長。
町長(新田隆治) るるありましたけれども、このような状況で、正議員がおっしゃられた状況については、町民も結構今まで理解していない方も理解していると承知をしております。情報交換もかなり盛んなようでありますので、どういったところで気をつけなければならないのかということも話はされているようでありますので、先ほど申し上げたように地域で防止する仕組みが必要であるので、目視したらすぐわなをかけられる現状にあるのかということは、正議員も組織に入っているわけでありますので、状況は十分お分かりのことだと思います。それに加えて、担当課長と担当課長補佐も講習を受けて、わな免許を取りながら対策に乗り出しているわけでありますので、ただ当町はほかの市町村と比べると猟友会員が少ないという現実があります。これについては何が原因なのかということは定かではありませんが、今後こういった協力をしていただくためにも奨励はしていくということでのある程度の予算立てもこれからも考えていく予定でありますので、どうかその辺のいつどういうふうにわなを設置するとかということについては、ぜひ協力隊の中で十分お話をしていただきたいと思います。
議長(佐藤一廣) 佐藤正議員。
7番(佐藤 正) 今町長のほうから予算の計上とか、わなに対する対応の仕方とかというものをお話しいただきました。17頭という結果、やっていないわけではないわけでありますから、十分注意しながらやっているわけなのですけれども、とにかく今年度は普通とは違う状況であります。この原因は、恐らく非常に今年の夏は暑かったということで山のほうに食べ物がなかったという現状だと思いますが、これからも来年度もどうなるかというのは分かりませんけれども、そういうことで予測した対応の仕方をこれから準備していくべきだというふうなことでこの質問をしているわけでありますので、今町長からも十二分対応しているということでありますので、質問を終わりたいと思います。
     2番目の質問は、米の高温障害対策についてであります。春木、平岡地区の圃場整備事業はほぼ完成、北部地区は平枝、沼田、上野地区は工事中、当町全体で圃場整備状況は北部地区と町中央地区はほぼ完了しております。今回春木地区の数か所を産業福祉常任委員会で目視による稲作と野菜栽培の被害調査を行いました。被害の多かったところは未整備地区で、水利状況の悪いところが多かったと認識しております。水利状況の悪さから米の収量の減収と1等米比率の下落は農家の収入に大きく影響しますので、今後の米づくりの酷暑対策について町長に伺いたいと思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) では、2問目のご質問、米の高温障害対策についてお答えをします。
     初めに、圃場整備の進捗状況でありますけれども、春木地区については、計画面積26ヘクタールに対して地下暗渠工を残して100%完了、平岡地区は同じく105.2ヘクタールに対して53.5ヘクタールが完了し、進捗率は50.9%、北部地区は90.2ヘクタールに対して12.7ヘクタールが完了して14.1%、平枝地区は31.8ヘクタールに対して5.3ヘクタールが完了し、16.7%、沼田、中村地区は25.7ヘクタールに対して4ヘクタールが完了し、15.6%、川ノ内地区は水利施設を優先して整備しており、面工事は未着工で、大向上野地区及び共栄地区は今年度から面工事に着工している状況であります。8地区の合計では全体計画368.7ヘクタールに対して101.5ヘクタールが完了し、進捗率は27.5%となっております。
     今年の夏は記録的な猛暑となり、7月下旬から8月下旬にかけてほとんど雨の降らない状況が続きました。町では、最上総合支所農業普及課が発行する「稲作だより」を各地区実行組合長に依頼をして各農家に配布をするなど、専門的な知識、技術を持つ県やJAなどの関係機関と連携をしながら注意喚起を行ってまいりました。しかし、稲作では高温障害が要因となり、でん粉の蓄積が不十分で米粒の一部が乳白色になる白未熟粒が多くの品種で見られ、品質低下を招く結果となりました。もがみ中央農協真室川営農センターが取りまとめた11月12日現在の集荷実績及び等級割合に関する資料によれば、令和4年産米の1等米比率が100%であったつや姫では今年産の1等米比率が41.6%まで大きく低下をし、主力品種全体でも88.6%であったものが63.5%と約25%も低下している状況となっております。園芸作物につきましても、高温少雨が続いた影響でニラの生育不良やトマトやキュウリなどで奇形などの障害が発生をし、出荷基準に満たない作物が増加したことにより集荷量は減少しておりますが、全国の主力産地でも同様に高温障害が発生し、生産量が減少したことにより、市場に出荷された作物によっては通常よりも高値の期間が続いたこともあり、夏、秋全体での販売額は昨年度とほぼ同額の見込みと伺っております。
     議員からありました圃場整備の未整備地区で水利状況の悪いところが多かったとの指摘につきましては、整備地区と未整備地区をトータルで比較すればご指摘のとおりかと思いますが、未整備地区だからといって一概に品質が低下をしているわけではなく、天候に合わせた水利の調整が重要だったとお聞きをしておりますので、こうした対応が難しい箇所につきましては、個々具体的にご相談をいただきたいと思います。近年の地球温暖化による高温基調は今後も続くとされ、県でも作付がうまくいった優良事例をピックアップして高温対策マニュアルを作成する計画がありますので、県の指導に基づき、JAとも連携をしながら、農家に対する周知を図ってまいります。
議長(佐藤一廣) 佐藤正議員。
7番(佐藤 正) 今町長のほうから伺ったわけでありますけれども、水利の調整ということについて、やっぱり個々の動きにもあるのではないかなと。いわゆる水かけの部分も影響はしているのだろうというふうに思います。しかしながら、やっぱり天候は人間の力ではどうしようもないというふうなこともありまして、水かけたからって高温障害を何とかするということはできないかもしれません。今年度は非常に暑かったという部分で、非常にそこの部分は大変だなというふうに思っておりますし、特に私どもの当町でもそうなのですが、つや姫を栽培しているというふうなことで、つや姫の部分の等級が下がるということになりますと、農家の収入に対する打撃が非常に大きいわけです。野菜についてですが、物が少なくなれば当然値段が上がるということでありますから、ほぼ、ほぼ同じぐらいなのかなというふうに思っていますけれども、それでも被害が出ているのではないのかなというふうに思います。量が少なければ収入が減る。だから、どっちにしても収入は減っていくのだろうというふうに思っております。
     そういうことで、国でも対応を、宮下一郎農相が記者会見でやっていましたけれども、耐久性の品質への転換の技術の導入を図る必要があるということで、農林水産省では補正予算を確保していく考えだというふうに報道されておりましたし、県でも1等米比率が47.4%、10月現在だったのですけれども、知事は生産者と一体となって高品質の米づくりができるように技術対策をやって、新品種の開発を加速させたいというふうなことを言っております。当然私どものほうにも、今回、雪若丸という品種が比較的1等米が多かったというふうなことでその結果が出ているわけでありますけれども、値段的に言えばつや姫とは段違いの差がありますので、この品種がどれほどまで高額な値段で取引していただけるのかなというふうなことが、生産者の経済に影響してくるのではないかなというふうに思っております。うちの町の対策としては一体どのような対策をしていただけるのかなというふうに思ってこの質問をしたわけでありますけれども、最近はずっと、農産物だけに補助を頼む、頼むというふうなことがずっと続いてきているものですから、非常に心苦しいところはありますけれども、町全体の米づくりの生産者に対しての町独自の対策というものがあればお聞きしたいというふうに思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 技術的なことについては、先ほど県が示しているとおりでありますし、それとJA、先ほど申し上げたとおり、そういうふうな形を周知していくと、これ以外に技術的なことについては町としてはやりようがないというのが現状であります。議員おっしゃられる対策というのは金銭的なお話なのでしょうか。となりますと、その辺によっては答弁の内容が変わってきますので、具体的に何をお聞きになりたいのか、よろしくお願いします。
議長(佐藤一廣) 佐藤正議員。
7番(佐藤 正) 金額的な支援というものも大事だと思うのですが、例えば種に対する支援とか、そういうふうなもの。先ほど町長も言っておりましたけれども、水利に対しての部分で個々に具体的な相談をしていただければ、例えばポンプに対する支援もするよというように私は解釈しておりますけれども、このようなことがもしできるのであればお答えをいただきたいと思います。
議長(佐藤一廣) 新田町長。
町長(新田隆治) 前からずっと米価とか、いろいろな下落のときにもお話をしておりますけれども、あくまでもそれに対応する補填ということはこれまでもやってきておりません。あくまでも次期作支援という形でやらないと、収入的な補填ということはほかの事業の方と考えて農業であろうと難しいものであるということは、これまでどおりでありますので、ただ圃場に関して前から言っていますけれども、県営圃場整備とか、そういう制度に乗らない、乗れないところで自分たちで区画をちゃんとしたり、もしくは畑作に転換するとか、そういったことがあればどうぞ相談してくださいと、これは言っているところでありますので、水路の水かけの便が悪いというものであれば、ポンプまではかなりの金額になりますので、それはちゃんとした事業でないと難しい面があろうと思います。しかし、その後の個々の水路、簡便なものであるとか、そういったものであれば先ほど申し上げたとおり担当課のほうに、同じような地区、地域の方々でも結構でありますので、個別事情はそれぞれ違いますので、こういうメニューを最初から立てますよというのはこれは今のところはできかねる。どういう実態がその地区、地域にあって、圃場整備から外れても収量高めるためにこのような対策をしていきたいのだというようなことがあれば、ぜひそれはお聞かせを願いたいと思います。全てが補助できるかとなりますとちょっとその点は内容によるということもありますけれども、まずは個々の状況を把握をするのが一番大事なのかなと思っておりますので、ご相談にはぜひ来ていただきたいなと思っているところであります。
議長(佐藤一廣) 佐藤正議員。
7番(佐藤 正) 今の答弁をいただいて、例えば圃場整備事業のできないところでも、ある部分においては可能だよというふうに私は認識しました。今後ともそういう整備のできないところにもそういう応援をしていただいて、生産意欲を当町の農家の皆さんに力づけをしていただきたいということを希望して質問を終わりたいと思います。
 
議長(佐藤一廣) 以上をもって本日の会議日程は終了いたしました。
     本日はこれをもって散会といたします。
     明日10時からの本会議に出席をお願いいたします。
     大変ご苦労さまでした。
 (午前11時56分)