中川 木鈴(なかがわもくれい)

更新日:2024年03月29日

公開日:2024年03月29日

真室川が生んだ世界的な版画家

中川 木鈴(もくれい)

机に向かい作品を作る中川木鈴(もくれい)氏の写真

歴史民俗資料館には、真室川町が生んだ世界的な版画家「中川木鈴」を紹介しているコーナーが設けられています。
彼は日本独特の版画技術を受け継ぎ、広重の「東海道五十三次」を始めとして、国宝の「源氏物語絵巻」などの復刻に活躍しました。
日本伝統版画技術重要無形文化財にも指定され、昭和54年59歳で生涯を終えました。

中川木鈴 作品の一部

浴衣姿でくつろぐ女性を描いた中川木鈴(もくれい)氏の版画作品
夜の金閣寺が水面に映る様子を描いた中川木鈴(もくれい)氏の版画作品
手押し車型の花器と咲き誇る様々な花を描いた中川木鈴(もくれい)氏の版画作品

中川木鈴 略歴

  • 大正8年
    山形県真室川町に生れる。
  • 昭和10年
    東京美術学校版画部講師片岡美登氏に師事。
    田辺至氏に洋画を学ぶ。
  • 昭和30年
    日本伝統版画製作技術(木版彫刻)東京都より無形文化財に指定される。
  • 昭和37年
    日府春季展奨励賞受賞。委員推挙される。
    雅号「木身」を「木鈴」に改名。
  • 昭和39年
    社団法人日本画府(日府展)常任理事に推挙される。
  • 昭和54年
    旧制第五高等学校「赤レンガ」完成。同年他界。
  • 昭和56年
    真室川町立民俗資料館に木鈴作品他陳列保存。
    中川木鈴追想展(ギャラリー・アネックス)
  • 昭和60年
    真室川町・版画展に木鈴賞設定。

真室川町立歴史民俗資料館

第二展示室にて中川木鈴作品等展示

特徴的なひさしが付いた蔵の形を模した建物の写真

開館時間

  • 4月1日から10月末 午前9時から午後4時30分
  • 11月1日から3月末 午前10時から午後4時

休館日

  • 月曜日及び祝祭日の翌日。
  • 毎月末日(その日が日曜日のときは、その前日)。
  • 12月29日から1月3日

電話

0233-62-3511

この記事に関するお問い合わせ先

教育課
〒999-5312 山形県最上郡真室川町大字新町124番4
電話番号:0233-62-2223
ファックス番号:0233-62-2731

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