第3回真室川スタディツアー伝承芸能編 釜渕囃子
釜淵囃子とは
釜渕囃子の紹介を釜渕囃子保存会代表の姉崎進さんにお願いします。
釜渕囃子は、戦後復興のさなか釜渕祭に更なる彩りを添えるために、昭和29年に始まった比較的新しい囃子です。釜渕祭は釜渕一区にある虚空蔵神社の祭典として行われ、地域内の5集落の他、日正鉱山の労働者からも山車(やたい)が出されました。当時は、現在のような人形ではなく、各集落から選出された演者が、山車に乗って手踊りなどを演じていたそうです。その山車に華を添える祭囃子として、釜渕駐在所勤務であった新庄市山屋出身の五島千代松氏より「宿渡(すくわたり)」を、町内川ノ内出身の庄司理三郎氏より「羯鼓(かっこ)」を習い、この2曲が演目となっています。
伝統を継承しながら新しい試みにも挑戦しており、「宿渡(すくわたり)」は演奏途中から徐々にテンポアップし、演奏終了時には最初の2倍ほどのテンポになっています。
保存継承活動にも力を入れており、小学生を対象に隔週で2回の練習を行っています。

演目紹介
釜渕囃子からは、羯鼓(かっこ)、宿渡(すくわたり)をご覧いただきます。はじめに羯鼓(かっこ)です。
次に、宿渡(すくわたり)をご覧いただきます。
保存継承活動
釜渕囃子は、釜渕囃子保存会を中心に保存継承活動に取り組んでいます。ふるさと子ども伝承祭での発表の様子をご覧ください。
更新日:2024年03月29日
公開日:2024年03月29日