第3回真室川スタディツアー伝承芸能編 安楽城の童唄

更新日:2024年03月29日

公開日:2024年03月29日

安楽城の童唄とは

 安楽城の童唄の紹介を安楽城の童唄保存会の指導者である姉崎里美さんにお話を伺いました。

 町内の安楽城地区(旧安楽城村)で昔から歌い継がれてきたのが、安楽城の童唄です。地域内でそれぞれに歌い継がれてきた童唄は、町内大向出身の佐藤陸三氏の手でまとめられました。佐藤氏は明治43年(1910年)生まれで、学生時代は東京で過ごし、雑誌や新聞の記者をしていました。戦時中は出征し、復員後、安楽城郵便局長を勤める傍ら、安楽城の童唄や昔語りの収集、保存、継承に尽力しました。当時は地域の古老などに小学校の先生と生徒が出向き、口承してもらう形で継承活動を行っていました。この時、佐藤氏に直接指導を受けた姉崎里美氏が現在地元小学生に指導しています。
 昭和37年に安楽城童唄合唱団が、昭和60年には安楽城の童唄保存会が発足し、地域ぐるみでの保存継承活動が行われています。学校と地域の連携活動事例として広く紹介され、NHKをはじめとした各放送メディアでも取り上げられました。昭和40年代には日本コロンビアから「山形県・安楽城の童唄」が発売され、平成10年には、地元の佐藤保氏がCD「安楽城のわらべうた」と絵本を制作。時代の流れによって変遷していく口承文化の記録・保存が行われています。

演目紹介

 それでは、安楽城の童唄からは、12曲をご覧いただきます。

 安楽城の童唄は、真室川町在住の佐藤保氏の手により、CD化されるとともに、絵本も制作されました。CD化した経緯や安楽城の童唄への思いについて、佐藤保さんに伺いました。

保存継承活動

安楽城の童唄は、前述の安楽城の童唄保存会を中心に、地元の真室川あさひ小学校の児童への保存継承活動を行っています。

舞台の上で向かい合って体を動かしている子供たちの写真

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