第3回真室川スタディツアー伝承芸能編 八敷代番楽
八敷代番楽とは
八敷代番楽の紹介を八敷代番楽保存会会長の佐藤隆一さんにお願いします。
八敷代番楽は町内最古の番楽といわれ、江戸時代中期に秋田県矢島地方から伝えられたとされる5拍子の番楽です。
八敷代地区では、毎年9月12日の山神社の祭において神社に獅子舞を奉納し、宿となる家まで「路太鼓(みちだいこ)」を響かせながら「小路渡り(こうじわたり)」を行います。その後、宿で「番楽公演」が行われます。かつては宿公演を行った後、集落各戸で門獅子を行なっていました。一晩では舞いきれず、二晩を通して舞われていたそうです。
また、八敷代番楽には数多くの面が残されており、山神社の祭典の際に宿において公開されます。
昭和60年に八敷代番楽保存会を設立し、集落全戸を会員として番楽の継承や保存を行っています。平成18年度から会長宅において、「八敷代番楽幕開き」を行い、保存会員のほかに番楽に取り組んでいる子ども達の演目を披露しています。この取り組みは、民俗芸能を地域内外に紹介し、郷土食を味わいながら保存会員と参加者が交流できる場となっています。
演目紹介
八敷代番楽からは、剣の舞、武士舞をご覧いただきます。はじめに剣の舞です。
次に、武士舞をご覧いただきます。

保存継承活動
八敷代番楽でも子ども達への保存継承活動を積極的に行っています。町で開催している「ふるさと子ども伝承祭」での発表の様子をご覧ください。


更新日:2024年03月29日
公開日:2024年03月29日