第3回真室川スタディツアー伝承芸能編 昔語り
昔語りについて
昔語りについての説明を『真室川の昔話を絵本にする会』会長の遠田且子さんにお願いしました。お聞きください。
真室川町の昔話が全国的に紹介されたのは、昭和11年に刊行された「昔話研究」誌上で、正源寺住職 故鮭延瑞鳳師が5話紹介しています。また、昭和40年代頃から、民話を研究していた故野村純一氏や野村氏の妻で真室川町出身である野村敬子氏の手により真室川町の昔話に関する書籍が刊行され、真室川町の昔話が広く認知されることとなりました。
平成に入ると、国のふるさと創生事業を活用し、昔語りの記録保存と書籍全6巻を刊行しました。この頃の活動により影響を受けて昔語りの活動を始めた方々が多く見られ、平成7年には真室川民話の会が発足(現在は休止)、発表会や町内の小学校での出前講座を行うなどの活動を行ってきました。
次世代への伝承活動で特に盛んだったのが、安楽城地区の小学校です。学校活動の一環として、それぞれの地域と学校が連携して継承活動に取り組んできました。平成24年度に安楽城地区の3つの小学校が統合したことにより、現在はあさひ小昔語りクラブとして活動し、学校行事やふるさと子ども伝承祭等で発表をしています。
演目紹介
真室川町内在住の語り部、高橋イチ子さんに昔語りを語っていただきました。
高橋さんは、幼少期に祖母から口承で聴いた昔話を語り継いでいる、数少ない語り部の一人です。
上の1話は、分かりやすいように、標準語字幕を入れております。
下の8話は、真室川訛りの字幕に対応しています。
保存継承活動
真室川あさひ小学校昔語りクラブの指導者である山田敏一氏に、保存継承活動についてお話しいただきました。
更新日:2024年03月29日
公開日:2024年03月29日