第9回真室川スタディツアー「化石発掘への挑戦~マムロガワクジラに出会う旅~編」レポート

更新日:2024年03月29日

公開日:2024年03月29日

第9回真室川スタディツアー「化石発掘への挑戦~マムロガワクジラに出会う旅~編」レポート

 令和5年6月24日(土曜日)に開催した真室川スタディツアー第9弾「化石発掘への挑戦~マムロガワクジラに出会う旅~編」のレポートです。
今回のテーマは、町内大沢で約30年前に発掘されたマムロガワクジラ化石群にスポットをあて、発掘された場所を巡るほか、実際に化石の発掘を体験するツアーです。
(注意)ツアー参加者に配布した「学びのしおり」はこちらからダウンロードできます。

「真室川スタディツアー」と書かれた横断幕を前に、数十人の参加者の集合写真

メイン会場である山形県神室少年自然の家で集合写真を撮影しました。

今回のツアーの主な見学地の位置は次のとおりです。

見学地の上空写真と所在地やアクセス情報が載っている画像

1 開講式

 メイン会場である山形県神室少年自然の家3階プレイルームで開講式を行いました。門脇昭教育長のあいさつに続いて、山形県神室少年自然の家大町所長さんからごあいさつをいただいたのち、担当からこの事業の概要や当日のスケジュールについてご説明しました。
 オリエンテーション資料はここからダウンロードできます。

開講式で、参加者とスクリーンの前でスピーチをしている男性の写真
担当者が参加者の前でお話をされている写真

2 マムロガワクジラに関する講話

 講師である山形県立博物館職員の長澤一雄さんから、マムロガワクジラに関する講話をいただきました。
 学芸員として当時の発掘に携わった経験など、専門的な見地から新庄・最上地域の化石等も含めご解説いただきました。

マムロガワクジラ化石群の発掘の様子や博物館で展示されている様子、発掘体験している子供たちを写した写真。その下にマムロガワクジラの説明文の画像
スクリーンの前で男性が、参加者に向かって資料を片手に説明されている写真
プロジェクターでシャチの化石が映し出されたスクリーンを前に、説明をしている男性の写真
参加者を前に男性が説明をしていて、その後ろにマムロガワクジラのキャラクターがスクリーンに映されている写真
説明に聞き入っている参加者たちの写真

以下は令和4年度に山形県立博物館で開催された特別展のチラシです。
(注意)現在は終了しております

令和4年度山形県立博物館特別展「発掘30周年・マムロガワクジラ、新生代の海を泳ぐ」のチラシの表紙画像
令和4年度山形県立博物館特別展「発掘30周年・マムロガワクジラ、新生代の海を泳ぐ」のチラシの内容画像

3 割山(マムロガワクジラ化石群発掘場所)見学

 1992年から1994年にかけてマムロガワクジラ化石群が発掘された場所を実際に見学しました。
 講師である山形県立博物館職員の長澤さんからは、実際に発掘に携わった当時の状況などを含めて現地でご解説をいただきました。

化石の採掘現場に梯子を使って登っている人と順番待ちをしている参加者の写真
採掘場所で男性が参加者に向かって話をしている写真
緑で覆われた場所で、参加者と、手に資料を持って説明をしている男性の写真
緑で覆われたところで、参加者と講師が写っている写真

4 化石発掘体験

 町内の国有林内にて、化石の発掘体験を行いました。
 山形県神室少年自然の家職員の遠田由也さん、八鍬圭一さんを講師にお招きし、作業手順などについてご指導いただきました。
 また、山形県立博物館職員の長澤一雄さん、瀬戸大暉さんのお二人からは、参加者が発掘した化石について現地でご解説いただきました。
(注意)今回の会場は国有林内であり、入林には許可が必要です。

化石を手にもって説明をしている男性とそれに見入っている参加者の写真
化石を地面に並べて輪になっている講師と参加者の写真
化石を両手にもってこちらを見ている子供の写真
講師と参加者の子供が化石をもって眺めている写真
化石を持った少年に講師の男性が話している写真
ハンマーで岩を叩いている少年とその周辺で見守っている参加者の写真

恒例となった休憩(コーヒータイム)も好評でした

コーヒーをもって立っている少年とその隣にいる女性2人の写真
コーヒー片手にくつろいでいる参加者たちの写真

5 閉講式

 メイン会場の神室少年自然の家に戻り、閉講式を行いました。閉講式では、講師である山形県立博物館職員の瀬戸大暉さんからご講評をいただいたのち、参加者を代表し、3名の方から感想を発表していただきました。

閉講式で講師と子供が両手で受け渡しをしている写真
マイクをもって感想を述べている少年の写真
マイクをもってスピーチをしている男性の写真
マイクをもって話しをしているお年を召した男性と女性の写真

6 アンケート結果

自由記載欄より抜粋

  • とても楽しかったです。また参加して化石をいっぱい掘りたいです。
  • 様々準備して下さりありがとうございます。子どもがとても楽しんでいたので参加してよかったです。長澤さん、瀬戸さんと話せて勉強になりました!
  • 地球ドラマティック、まむろがわドラマティック、スタディツアーGoodProject!梅雨の晴れ間、割山の青空の向こうに日本海の青い海が広がっていました。スタッフの皆様のあたたかい対応にうれしい楽しいひと時でした。ありがとうございました!
  • スタッフの方々もそうですが、ツアーに参加されていた方々もとても親切にしてくださり驚きました。「大人の~」と書いてあったので、子ども連れで大丈夫かと少し不安でしたが、バスの中でも皆さんに良くしていただき、とても楽しめました。県立博物館の方のお話もとても面白く、山形の成り立ちなどを改めて考えられ、また化石発掘でも、子どもたちの疑問にすぐ答えてくれるという貴重な機会で、帰り道も子どもたちは「たのしかったねー!」と言っていました。本当に無料なの?と思うような内容ですごく勉強になり楽しかったです!本当にありがとうございました。
  • スタッフの方のおもてなし感も素晴らしく、気持ちよく学ぶことができました。真室川町の魅力を子どもも含めた町民全体で発信し続けてほしいです。
  • 初めての参加者にも十分興味の持てる内容でした。子どもも多く参加していて、子どもたちの関心の高さに大人も刺激を受けました。
  • ていねいな解説をじっくりと聞くことができて、とても勉強になりました。化石が見つけられてうれしいです。個人ではなかなかできない体験をさせていただきありがとうございました。
  • 年齢問わず楽しめる内容で期待以上でした。子どものためという思いで参加しましたが、私自身も化石発掘に夢中になれました。
  • 化石がいっぱい掘れて楽しかった。
  • コーヒーとおやつのサービスがありがたかった。山でコーヒータイムができて癒されました。講義もマニアックで楽しかったです。また発掘したいです。オオノガイは宝物にします。
  • 只々関係者の方々の意気込み、企画、立案、実践等へのみごとな内容が感じられ感謝するものです。また、割山に行く現地の道端の草刈り等本当にご苦労様でした。子どもたちと年配の方々の交流も良かったですね。
  • 日常では体験できない素晴らしいスタディツアーでした。真室川町に訪れるたび町内の盛り上がりがすごいなあと思っております。今回のツアーも老若男女の年齢層が厚いことに感心させられました。スタッフの方々が山の中で準備して下さったサプライズ的コーヒーとお菓子もとても美味しかった。本当に皆さんの心のこもった学びのツアー、最高でした。ツアー後の「さなぶり手仕事まつり」もとてもにぎやかで、高校生たちも手作りのおいしい料理をふるまっていて、皆さんの盛り上がりが感じられました。真室川町、ブラボー!!でした。
  • もっと化石を掘ったり、見たかった。とても疲れたけど、楽しかった。

参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。ご協力ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

教育課
〒999-5312 山形県最上郡真室川町大字新町124番4
電話番号:0233-62-2223
ファックス番号:0233-62-2731

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