第12回真室川スタディツアー「真室川の宝箱編part2シン・パワースポットへのいざない」レポート

更新日:2024年11月27日

公開日:2024年11月27日

第12回真室川スタディツアー「真室川の宝箱編part2シン・パワースポットへのいざない」レポート

令和6年10月12日(土曜日)に開催した真室川スタディツアー第12弾「真室川の宝箱編part2シン・パワースポットへのいざない」のレポートです。

今回は寺社仏閣に焦点をあて、坐禅体験・文化財の見学など地域に伝わる信仰を学びました。

※ツアー参加者に配布した「学びのしおり」はこちらからダウンロードできます。

第12回真室川スタディツアーポスター

第12回真室川スタディツアー ポスター

「真室川スタディツアー」と書かれた横断幕を前に、参加者の集合写真

見学施設である八坂神社で集合写真を撮影しました。

1 三弘山正源寺 坐禅体験

正源寺本堂

三弘山正源寺 本堂

◆正源寺の紹介

最上北部の鮭延郷を領した近江源氏佐々木典膳貞綱の開基で、当初は北部野田村(真室川中央公民館付近)に総国寺として建立したが、その後当地に新たに三弘山正源寺として天正18年(1590年)、鮭延家累代の菩提寺として建立されたといわれています。本尊は釈迦如来。山形十三仏霊場四番札所(普賢菩薩)。山形百八地蔵霊場百二番霊場(水子子育地蔵)。国指定重要文化財「土偶」、町指定文化財「正源寺山門」をはじめ、多くの歴史を今に伝えています。

◆坐禅体験

曹洞宗に伝わる坐禅を体験させていただきました。ご住職から、坐禅の作法である合掌、叉手(しゃしゅ。手の握り方)、挨拶、着坐、法界定印(ほっかいじょういん。手の組み方)、口の閉じ方、視線の位置などを順を追って細やかに教えていただいたのち、実際に坐禅を体験。途中、経行(きんひん。歩き坐禅ともいう)をはさみ2回行いました。

着座の方法には結跏趺坐(けっかふざ)・半跏趺坐(はんかふざ)がありますが、難しい方は椅子を使った座り坐禅を体験いただくなど柔軟に対応していただきました。

 

坐禅の作法を教示するご住職

坐禅の作法をご住職から教わる

坐禅体験02

座り坐禅で心の内に集中

坐禅体験03

警策(きょうさく)を受けて合掌

坐禅体験04

自分に出来る座り方で着座

坐禅体験05

途中で経行(きんひん)をはさみ堂内を歩く

坐禅体験06

坐蒲(ざふ)の扱いを教わる

2 高坂山神社(町指定文化財「山神座像」)

高坂山神社

高坂山神社

高坂地区にある山神社です。創立は不明なものの、社殿再建から200年以上とも言われています。山の神の勧進(かんじん)の風習の名残りもあり、地域の方が奉納した御神像も祀られています。当日は町指定文化財の「山神座像」を見学しました。

歴史研究会による説明

町歴史研究会から山神座像を説明いただく

順番に山神座像を拝観する

順番に参拝

高坂山神座像

町指定文化財「山神座像」

奉納された山の神

奉納された御神像

「最上地方の山の神の勧進」とは

平成18年3月に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(風俗習慣・祭礼)」に選択される。

文化遺産オンライン」紹介ページ(外部リンク)

文化庁「国指定文化財等データベース」紹介ページ(外部リンク)

3 砂子沢薬師堂(町指定文化財「木造薬師如来座像」)

砂子沢薬師堂

砂子沢薬師堂(旧本覚院)

砂子沢地区古屋敷にあります。本覚院(本覚寺とも)は葉山派の修験寺院で、元来は小国地区にあったものが現在の場所に移転したといわれています。明治維新後に廃院となり、現存する建物は薬師堂となっています。砂子沢薬師堂がある古屋敷集落北方の丘陵部は、縄文~弥生期には古屋敷遺跡があったとされ、戦国期には砂子沢館が築城されています。周辺地域の重要な拠点だったことがうかがえます。

当日は、砂子沢区長から薬師堂の歴史を説明いただき、堂内に鎮座する町指定文化財「木造薬師如来座像」を見学しました。

薬師堂の石段

木々に囲まれた美しい石段

砂子沢地区小松区長から説明をうける

砂子沢区長から説明いただく

木造薬師如来座像の調査結果を学ぶ

木造薬師如来座像の調査結果を学ぶ

木造薬師如来座像を拝観

木造如来座像を拝観

木造薬師如来座像

町指定文化財「木造薬師如来座像」

4 八坂神社

八坂神社 拝殿

八坂神社 拝殿

 

新町地区にあります。創立は万治2年(1659年)とも、大永年間(1521~1528年)とも伝えらています。のちに三蔵院(修験院真室山三蔵院大峯当山脈)の敷地内に遷座され、大正15年に現在の場所に新築遷座されたました。祭神は素盞嗚尊命(スサノオノミコト)・倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)・菅原道真公を合祀しています。

当日は、宮司様から神社の成り立ち・歴史を教えていただきながら拝殿を見学し、お祓いもしていただきました。

また、近接する新町地区公民館をお借りして、恒例のコーヒーブレイクをとりました。

 

拝殿

拝殿を見学

神社の成り立ちについて説明をうける

神社の歴史を学ぶ

祇園信仰(素盞嗚尊)に、倉稲魂命・菅原道真公も合祀されている

拝殿入口には3つの神額が並ぶ

お祓いの様子

お祓いをうける参加者たち

新町公民館を開放していただき恒例のコーヒーブレイク

スタディツアー恒例のコーヒーブレイク

淹れたてのコーヒーで休憩

コーヒーの薫りとスイーツに舌鼓

5 閉講式

 全行程終了後、役場に戻り閉講式を行いました。閉講式では、主催者である町教育長が講評を行ったのち、参加者の皆さんに修了証をお渡ししました。また、町外から参加された方から感想をいただきました。

閉講式

役場正面で閉講式

修了証授与

修了証授与

参加者の方から感想をいただく

参加者から感想をいただく

7 アンケート結果

自由記載欄より抜粋

・真室川の歴史や伝統に触れ、たくさんの魅力があると改めて気付きました。これを継承し、受け継ぐことの大切さを感じました。

・コーヒーおいしかったです。ごちそう様でした

・薬師堂の山道はすばらしかった。京都の有名寺院にも負けてません。観光の目玉になる場所と思いました。

・スタッフの皆様の心つかい大変ありがとうございました。又の機会を楽しみにしております。

・初めて参加させて頂きありがとうございます。勉強になりました。

・真室川町に来て23年ですが知らない所が沢山あり色々と見学出来て感謝します。希望ですが正源寺でゆっくり見学出来たらよかったなあ。見るところあったのに残念です。

・真室川のすてきなところでパワーをたくさんもらいました。貴重な体験をすることができ真室川がさらに好きになりました。最後のコーヒーもとてもあたたまりました。

・前回に続いて2回目ですが、前回も良かったですが大変良かったです。次回もお願いします。

・他地区では神社等見ることが出来ないので良い機会でした

・普段見ることができないような地域の神社を見られて満足度が高かったです。

 

参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。ご協力ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

教育課
〒999-5312 山形県最上郡真室川町大字新町124番4
電話番号:0233-62-2223
ファックス番号:0233-62-2731

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