五郎前遺跡出土「土偶」
国指定重要文化財
五郎前遺跡出土「土偶」

真室川町大字釜渕字五郎前出土(身長23.4センチメートル、大洞A’式)。
この土偶は大正4年、田んぼだった釜渕字五郎前遺跡から発見されました。
縄文時代晩期の完全な形をした貴重な完形土偶で、多くの専門誌や美術誌に掲載され、海外にまで紹介されています。
内部は空洞で、色は赤みがかった褐色をし、頭髪は大きく束ねて髷のような形をしています。肩から乳が張り出し、腰にパンツのようなものをつけ、太い両足を表現しています。焼成後に朱を塗ったらしく、一部にその跡が残されています。
昭和40年5月29日に、国の重要文化財に指定されました。
更新日:2024年03月29日
公開日:2024年03月29日