五郎前遺跡出土「土偶」

更新日:2024年03月29日

公開日:2024年03月29日

国指定重要文化財

五郎前遺跡出土「土偶」

紺色の背景に鼻とへそがでっぱている赤茶色の土偶の写真

真室川町大字釜渕字五郎前出土(身長23.4センチメートル、大洞A’式)。

 この土偶は大正4年、田んぼだった釜渕字五郎前遺跡から発見されました。
 縄文時代晩期の完全な形をした貴重な完形土偶で、多くの専門誌や美術誌に掲載され、海外にまで紹介されています。
 内部は空洞で、色は赤みがかった褐色をし、頭髪は大きく束ねて髷のような形をしています。肩から乳が張り出し、腰にパンツのようなものをつけ、太い両足を表現しています。焼成後に朱を塗ったらしく、一部にその跡が残されています。
 昭和40年5月29日に、国の重要文化財に指定されました。

この記事に関するお問い合わせ先

教育課
〒999-5312 山形県最上郡真室川町大字新町124番4
電話番号:0233-62-2223
ファックス番号:0233-62-2731

メールフォームからのお問い合わせ