木造薬師如来座像
木造薬師如来座像(もくぞうやくしにょらいざぞう)
町指定文化財(彫刻)

大沢地区砂子沢楯跡にある、砂子沢薬師堂の本尊として祀られている仏像 です。
檜材の寄木造りで像高 66.1センチメートルと小柄ですが、黒漆塗りに金箔がほどこされており、つくりの 優れた逸品です。
面相は優美淡麗で水晶で白毫と玉眼を入れ、その形状から鎌倉時代の作とみられていましたが、近年の修復調査の結果、平安時代中期の作と判明しました。
中央の仏師によってこの地に移されたもの と考えられ、中央文化の地方普及を物語る資料です。
昭和59年3月19日、 町の文化財に指定されました。
更新日:2024年03月29日
公開日:2024年03月29日